週刊柏崎 第859回 今年の恵方は南南東、皆でコロナの収束を祈りましょう

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2021年と年が変わったと思ったら、早一か月が過ぎようとしています。先週末からこの冬初めてといっていい纏まった雨が降りました。年初から日本を襲った強い寒波も今週は緩んでいますが、週末にかけて再び気温が下がるようです。

来週は2月に入る訳ですが、今年の節分は124年ぶりに2月2日ということです。節分と言うのは名前の通り、季節の分かれ目となる日のことでして、節分の翌日が立春の日で要するに冬と春の間の日ということです。ですから当然2月4日の立春も今年は1日ずれて2月3日ということになります。一般的に日本は1年を四季で季節を分けていますが、もう一つ24節気という1年の季節を24気に分ける暦のようなものがあります。冬至や夏至、大寒など皆さんが良くご存知の名も、実は24気の内の季節を表すものです。なんでもこの24気は毎年少し誤差みたいなものがあって、何年かにその誤差を調整しなくてはならないそうで、今年がその調整する年なのですね。まあ、私達にお馴染みな、4年に一度の閏年みたいなものだと思えばいいかと思います。37年前の1984年は逆に立春が2月5日で節分も4日であったそうですが、全く記憶に御座いません。当時私は証券マンでありまして、毎日忙しくしておりました。ただ、昔は節分に恵方巻を食べる風習は無く、節分自体が大騒ぎするようなイベントでは有りませんでした。今年は、このコロナ渦、恵方巻の売り上げが過去最高ということであります。やはり皆さん巣ごもりでこういった物にお金を掛けるのですね。今年の方角は南南東やや南を向いて、黙って巻き寿司をまるかぶるのです。近年、この恵方巻が段々高級になってきて、具材をふんだんに用いることで太巻き化しています。折角のイベントで食べるのだから様々な高級具材入りの巻き寿司を食べることには異存が有りませんが、恵方巻の意図する主旨からはかなり逸脱した形状になっていますな。飲食関係で暗い話が多い昨今、食関係の消費が盛り上がっているということは良い事です。

因みに、来年は通常通り立春は2月4日で節分も3日になりますが、それ以降は閏年の翌年は今年同様立春が2月3日で節分は2日となるそうです。まあ、いつまでかは分かりませんが。
コロナの第3波によって世界中がフラフラであります。日本も現在緊急事態宣言が出されていまして、京都の街中も夜8時を過ぎますと飲食店は閉まる店が目立ちます。殆ど、外食をしなくなってしまいましたが、日本中にあれだけの多くの飲食店が、この先どうなってしまうのか心配です。リサーチ会社の知り合いによると、年が明けてから飲食や宿泊施設の倒産が増えているということですが、今の国のコロナ対策では、はっきり言って心もとないですね。だいたい、日本の最高責任者である菅首相の人相が暗いです。国会でも野党の議員に暗いとか、答弁が原稿丸読みだとか散々で、少し気の毒なのですが、こういう大変な時には確かに明るく、機敏に立ち振る舞った方がベターです。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

2012年、オバマ大統領が一般教書演説で画期的なガン治療法として取り上げた「光免疫療法」でありますが昨年9月25日に条件付き早期承認制度が適用となり、世界に先駆けて日本で保険治療が受けられるようになりました。多くの固形ガンというのは、ガン細胞から「抗原」という特異的なタンパク質が出ています。光免疫療法というのは、この「抗原」をターゲットにガン細胞だけをレーザーで叩き、破壊する治療法です。「IR700」という特別な薬剤を使うことにより、光感受性物質を乗せた「抗体」を「ガン抗原」にくっつけることで、ガン細胞だけを識別するのです。「IR700」を体内に投与することで、24時間程で「ガン抗原」に抗体を付けることが出来ます。これをターゲットとして近赤外線を発するレーザー装置を使い、ガン細胞だけをピンポイントで照射し、破壊することが可能です。今の処は首から上の頭頸部ガン、それも喉頭ガンや舌ガンなど患部が表面で浅く、目視出来るようなガンには効果が高いです。この光免疫療法が画期的なのは、近赤外線と薬剤が人体に無害であることです。

従来のガンの3大治療法である「外科手術」「抗がん剤治療」「放射線治療」はガン以外の組織にも、かなりのダメージが及び、副作用や後遺症がつきまといます。また、治療による免疫力の低下という矛盾を残してしまいます。その人体的ダメージがほぼ無いというのが「光免疫療法」の最大のメリットであり、その上効果が高いのですから、近い将来にはガンの標準的な治療方法となると思います。今の時点では頭頸部ガンだけが保険適用でありますが、将来的には他の臓器の「ガン抗原」に付く抗体の薬剤を開発して、様々なガンの治療法になることが期待されます。私が半分以上の舌の切除を回避できた「小線源治療」という放射線治療も画期的であると思いましたが、やはり痛みは相当に有りましたし、3年半経過して患部が萎縮したり、壊死したりして現在もそれなりの後遺症に苦しんでいます。実際、舌ガンで舌の3分の2を手術で切除した歌手の堀ちえみさんはその後の生活に苦しんでいます。もし、この「光免疫療法」を私や堀さんの治療時に使えれば、今の生活はかなり違ったものになっていたと思います。咽頭、口頭、舌部のガン治療にはこの「光免疫療法」はかなり有効であると思います。どういう経緯があったが分かりませんが、安全性にうるさい日本の厚生労働省が保険適用にしたのですから。初期の頭頸部ガンには、まだ手術が施されると思いますが、術後のダメージが大きい可能性のガン治療には有効な選択肢が増えたと理解しています。
私が生きている間に、殆どのガンが治る時代になって欲しいと思いますね。

来週2月5日、QVCのモーニングQで朝9時から30分ですが「クロワールプロバイオティクス12」をご紹介する予定です。このコロナ渦、免疫力を下げないよう腸内環境は良好にしたいです。生きた乳酸菌8種類、生きたビフィズス菌、4種類を生きたまま小腸、大腸に届けることが出来る商品です。宜しかったらご覧下さい。

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