【第949回】参院選が終わり考えること
祇園祭は天気が懸念されていましたが、案の定前祭りの一番のイベントである山鉾巡行の当日は朝から大雨で、正直あんなに雨降りの祇園祭は私初めてでありました。
まあ、その代わりですが前日の宵山は涼しく過ごしやすいのが救いでありました、通常であれば、祇園祭後に梅雨が明けるのでありますが、とっくのとうに梅雨は明けて、今は連日の猛暑です、日中にテニスをしますと、頭がボーっとする瞬間があり、こりゃヤバいと休憩を頻発に入れるようにしております。
皆さん、お変わり無くお過ごしでしょうか?
参議院選挙が終わりました、結果は大方の予想通り、自民、公明与党の大敗に終わり、国民民主、参政といった新興政党が大きく議席数を増やしました。
立民、共産といった既存野党は伸ばせず、やはり自民の失望票を拾った政党が躍進したようです、要は今の自民には入れたく無いけど、従来の野党にヤダという票の受け皿になったところですな。
いずれにせよ、これからの日本は混迷を極めると思います。
正直日本人ファーストを標榜した政党ですが、そもそもアメリカファーストを言ってる張本人が世界を翻弄し、メチャクチャなことをしている訳で、最早外国人旅行とインバウンドが国内景気を支えている中、どうなのかなと思いますね、これからは、過半数を割った与党がどこと組むかということが焦点になるでしょう。
日本は長くデフレでモノの値段が安くて、実際給料が安くてもそれなりに暮らしていけた、不満はあったけど不安はなかったのですな。
ところが、その間アメリカやヨーロッパなどはインフレでモノの値段が上がり同時に給料もドンドン上がったのです。
その間コロナが世界を襲い、各国が自分のことで精一杯の状態でお金で何とか自国の経済を回してきたのです。
コロナが終わり、世界経済は回復していきますが、デフレというぬるま湯にいる日本は当然取り残されれていきます。
アメリカやヨーロッパはモノの値段が上がりインフレになりますが、その分給料も上がり、株価や不動産なども上がりました。
そりゃ、国民全員が恩恵を得ている訳ではありませんが、国の景気としては活況を極めます、日本もそのおこぼれにあやかりますが、国としてはたかが知れています。
国の通信簿である為替は当たり前に円安になり、輸入価格は上がり、物価が高騰し不況になるのは当然のことです。
まあ、そんな何でも安価な日本に海外旅行者が押し寄せるのはこれも当たり前のことなんです。
今の世の中、身分相応な生き方が良いのこも知れませんね。