週刊柏﨑 第809回 うがい、手洗い、プレミアムクロワール茶&プロバイオティクス12

1月も今週で終わりまして来週は早2月になります。本来であれば今ぐらいが1年で一番寒い訳でありますが、相変わらず暖冬の流れは続いています。今日の天気予報では北日本は雪がかなり降るとのことですが、関東の気温は何と沖縄より暖かいという、信じられないような陽気です。今朝の新聞に12月の京都の景況感が載っていましたが、案の定20%近く悪化しているようです。そりゃ、消費税が上がって元々消費者心理が良くないのに、これだけ暖冬であれば、冬物衣料や暖房器具は売れませんな。それに加えて、このところの新型コロナウィルスによる肺炎問題は、日本経済にとどめを刺したような気がします。今週初めに、人と会う為に街中に出かけたのですが、いつもなら海外旅行者で賑わう京都大丸や錦市場が驚く位閑散としています。ご存知の通り、中国で拡散している新型肺炎の為、春節の休暇で日本を訪れる中国人旅行者が激減しているのです。当然、京都だけでなく、日本全国で中国人旅行者のインバウンド消費をあてにしている訳で、日本景気には大きな影響を及ぼすと思います。それに加えて米中貿易戦争の影響が日本大手企業に出ていて、キャノンや日本電産など収益が50%近く減っていたりしています。まあ、1月、2月の景況感は12月より更に酷くなるのは間違いないですね。今年の新成人に将来どんな職業に就きたいかアンケートを取ったところ、ブッチギリの1位が男女共に公務員でありました。正に今の日本の景況感と将来に対する不安感を反映したものだと思います。今の処、終身雇用制度を確実に踏襲しているのは、公務員だけなのかも知れません。まあ、こういう環境では、日本にGAFA(アメリカの発展を象徴するような新興企業のグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンことを指します)のような企業は中々生まれないでしょうね。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

まあ、今回の新型肺炎ですが、感染するスピードが物凄く早いですね。ニュースによると、症状が出ていない潜伏期にガンガン人に罹っています。何せ、日本人は、こういった病気に対する危機感が希薄ですから、感染者を隔離することもしないので、もしかしたら来週辺りには中国の次に感染者が出ている可能性があります。武漢からチャーター機で帰国した駐在員やその家族の数人が検査を拒否して勝手に帰宅したというのですから開いた口が塞がらないですな。そういう人たちが、満員電車に乗って移動しているとしたら、もう人ごみには行けません。実は私は気管支が子供の頃から弱くて、寒い場所から暖かい場所とか温度差があると、咳き込んでしまうのです。2月に数回東京に出張しますので、満員電車で咳き込んでしまったら、多分凄く嫌な顔をされるのだろうなと。今日薬局にマスクを買いに行ったらどこも売り切れで、チョット困っています。ただマスクの着用に関しては、感染防止の役には立たないと言います。正式な医療用マスクと違って、市販の一般的なマスクの場合、着用によって殆どウィルスの感染を防げなかったそうです。しかしながら、マスクによって自分の口からの唾液を飛ばさないことにより、周囲に移さないようにする効果はありますので、マスクの着用は他人へのエチケットと考えた方が良いでしょう。この新型肺炎の患者は70%が男性ということで、おじいちゃんの私は充分注意をしなくてはなりません。ただ、この新型肺炎はエボラ出血熱などと違って、リスクとしてインフルエンザ位ではなかろうかと個人的には推測しております。インフルエンザと違うのは、ちゃんとした薬が無いことです。まあ、私達に出来ることは兎に角罹らないようにすることで、人ごみには出ないようにすること、栄養を摂って、暖かくして早く寝ることです。

薬剤師の娘が言っていましたが、風邪やインフルエンザ対策にはプロバイオティクスが良いのは、医療関係者では常識ということです。特に、エーエルジャパンで出しているクロワールプロバイオティクス12には、プロバイオティクス(生きた健康に役立つ微生物のこと)が12種類も入っていて、免疫機能を高める乳酸菌が8種類摂れるのだから、「こんな新型肺炎が流行っている今、マスクなんかで予防するより絶対こっちの方がいいのに」とのことです。うがい、手洗い、プレミアムクロワール茶&プロバイオティクス12ですね。

最新のガンの放射線治療においてBNCTという方法は部位的や年齢的に外科手術を受けられないガン患者には非常に期待を寄せているものです。BNCTは専門的には中性子とホウ素の核反応を利用して、正常細胞に殆ど損害を与えず、ガン細胞だけを選択的に破壊する治療方法です。それにより、初期ガンは勿論、個別臓器に広がったガンや転移性のガン、難治性ガンも治せる可能性があるのです。また、通常の放射線治療を行った後でも治療可能であり、再発ガンの治療にも効果が期待されるほか、他の治療方法とBNCTを併用することによってガン治療の効果が更に高まるのです。実は私の友人にガンの再発が有りまして、主治医にこのBNCTを用いたいと要望したことが有りました。関西では、京大や大阪医大にBNCTが導入されていまして、保険適用は受けられないものの実費でBNCTによる放射線治療が受けることが出来たのです。3~4年前と記憶していますが、当時で2~3百万円と高額な治療費にも拘わらず、半年以上待ちという状況でした。その時の主治医の話では、どうしてもいうなら止めないが、お薦め出来ないというものでした。BNCTはホウ素を含む薬剤を注射でガン細胞に取り込ませ、そのホウ素入りの薬剤めがけて外から中性子を照射してガン細胞を破壊するのです。ホウ素を含まない細胞には全く攻撃しないところから、正常細胞は無傷であり、その為副作用が殆ど無く、しかも短時間で済む、というのがBNCTが次世代の治療方法として期待される理由であります。主治医の話では、ホウ素がガン細胞正確に正しく取り込まれる訳では無いこと、そしてホウ素がガン細胞内で安定しないという事でした。そんな訳で、せっかくのBNCTもそれ以来、あまり話題になることも無くなっていました。ところが、先日東京工業大学の研究チームがガン細胞内に取り込んだホウ素を含む薬剤を細胞内に安定的にとどめることに成功したのです。ホウ素を含む薬剤にある薬剤を混ぜることによりガン細胞からホウ素を漏れなくしたのですが、その薬剤というのが何と「液体のり」であります。この「のり」の成分がガン細胞内で薬剤をスライムのようにして細胞内に留まるようにしたといいます。このことにより、確実にガン細胞だけを中性子線で叩くことが可能になりました。BNCTというのは、私も期待しているガンの治療方法であります。光免疫治療と共に、こういった新しい治療方法によって早くガンが簡単に治る時代が来ることを望んでいます。

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