週刊柏﨑 第679回_身体の中で酵母によって糖質が分解出来たら素晴らしい
二週間程前から日本を覆っている寒波の影響か、京都は正に冷凍庫状態です。
街中では無くなりましたが、会社のある北山より北では、雪がかなり残っていて尚更寒々しく感じます。
朝晩の犬の散歩も億劫になっていて、犬が用をたせばすぐさま帰宅してしまいます。(後始末はしています)
散歩の際、殆ど毎日顔を会せる近所のおばさん達にも、めっきり出会わなくなってしまいました。
まあ、私が散歩に出かける時間が遅くなっているのが原因ですな。
毎月、筋肉治療の権威中辻先生の治療院がある岐阜に嫁を車で連れていくのですが、今週いった時、名神高速の竜王から米原位までが雪の為大渋滞でして、しかも雪はバンバン降ってくるし、タイヤはノーマルだし、本当にびびったのですが、4時間かけ何とかたどり着くことが出来ました。
帰ってすぐスタッドレスに替えました。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
ちょっと前に、地球温暖化の話を書いたのですが、この陽気を考えるとどこの国の話と思います。やはり冬は寒いものですな。
興味がない方にはしょうがない話題でありますが、テニスの全豪オープン、錦織選手は残念ながらベスト16で敗退しました。
対戦相手はあの元世界ナンバーワン、ロジャー、フェデラーであります。
フェデラー選手は約1年怪我の治療の為、試合から遠ざかっていて世界ランクも17位です。
まあ、正直病み上がりだったのですが、強かったです。
しょうがないですな。
ただ、世界ランク1位のマレー選手、2位のジョコビッチ選手負けているだけにフェデラー選手を倒せば優勝まであったと思います。
今年で36歳になるフェデラー選手が凄いとしかいいようがない復活劇でありました。
やはりこの大会が復活になる31歳ナダル選手と決勝戦になればと思っています。
私も週一回のテニスは頑張って続けています。
かなりガタがきていますが、走り回って汗をかいています。
結構上手になったと思っているのですが。
トランプ大統領が就任して、真っ先にTPPからの離脱を決めました。
まあ、TPPの参加を強行採決までして決めた安倍首相はいきなり梯子を外された形でありますが、いまだにトランプ大統領と話せば分かるという事を言っているようです。
要は安倍首相は、世界が自由貿易をする上で公平で平等な取り決めをするために、TPPは絶対に必要と言いたいらしいのですが、トランプ大統領はそもそも自由で公正な貿易どころか、アメリカに有利になるなら不公平で不平等なことをすると公言している訳で、全く論点が違うのです。
トランプ大統領はアイビーリーグ(日本の東京六大学みたいなエリート校)の一つであるペンシルバニア大学のビジネススクール(MBA)ウォートン出身のエリートです。
実は証券マン時代の1980年頃、半年ほど会社からこのウォートンに派遣されたことがありまして、私の周りは超一流企業に勤める東大や一橋大出身のエリートばかりでアメリカ旅行気分の私はかなり浮いた存在であったのです。
当時の一年間の学費が確か800万円位と聞かされていましたし、卒業生は超エリートとして大手企業に就職していくのが通例でありました。
ですから、トランプ大統領はかなり優秀なビジネスエリートであると推測されます。
しかしながら、大統領としての発言は余りにも無知と言わざるを得ず、特に日米の自動車事情や日本の米軍基地に対する認識は全く的外れであります。
これがもし意図的でやっているとしたら日米の関係は経済から安保まで相当大変なことになると思います。
何故なら安倍首相がトランプ大統領に言っていることは「言う事はしっかり主張し、お互いに理解を深める」ということで、あくまでアメリカファーストを求めるトランプ大統領とは理解し合うことは不可能であるでしょう。
さて、糖質を或る程度制限することは、皆さんの健康、特にダイエットと血糖値を安定させることで確実に効果があると思います。
前にも書きましたが、私達がお米や麺類などの糖質を摂ると、それは全て体内でブドウ糖に分解されて、腸から吸収され血中に流れていきます。
血中にブドウ糖が出て行きますと血糖値が上がります。
そうすると血糖値が上がり過ぎないように膵臓からインスリンというホルモンが分泌され余ったブドウ糖をグリコーゲンという物質に変えて筋肉や肝臓の細胞に取り込みます。
それでも余る余剰のブドウ糖は脂肪に変えられ脂肪細胞に取り込まれます。
糖尿病というのは、このブドウ糖を処理することに無理がきた膵臓がインスリンを出せなくなった状態をいい、放置すれば命までも無くすような怖い病気であります。
ですから、糖分を制限すれば、血中のブドウ糖も上がらなくても済みますし、余ったブドウ糖が脂肪に変わることも無くなります。
但し、食事で糖質を摂るのは、いわば本能でありまして、食事から糖質を制限することは難しいのです。
理想的には食べた糖質が全てブドウ糖に分解されないようにして、血中のブドウ糖値が上がらないようにしてくれればいいのです。
注目されているのが、酵母です。酵母には色々な種類のものがありまして、良性の微生物のようなものと考えるといいと思います。
私達はこの酵母を利用して、お酒やみそ、しょうゆ、パンやチーズなどを作るのに利用しています。
酵母は有機物である食品に含まれている糖分をエサにして、アルコールと炭酸ガス、水に分解し分裂します。これが発酵であります。
もし、私達が体内に摂った糖質をブドウ糖になる前に分解してくれるのなら、血糖値も大きく上がることも、体脂肪も増えることがありません。
それに、発酵によって出来た物質によって整腸作用も望めるし、整腸作用によって善玉菌も増え、免疫力がつきます。
また、酵母には多様なミネラルやビタミン群を含んでいますから、酵母を体内で効果的に使えれば正に、一石二鳥なのです。
問題となるのは、試験管の中では間違いなく糖質をアルコールや炭酸ガスに分解する酵母が実際に体内で同じ働きをするかということです。
もし、そんなエビデンスがある酵母があれば、糖質と一緒にとれば、必要以上に血糖値が上がらないという、ことが可能になるかも知れません。
現在、ある大学の教授が長年研究してきた米麹から抽出した酵母に注目しています。
巷で、酵母含有の健康食品が人気になりつつありますが、もう少ししっかりした検証して皆さんにお届け出来たらと考えています。