週刊柏﨑 第362回_さんまと3D

いや~寒くなりました。暑がり寒がり、要は我慢することができないだけの私は、たまらず厚手の毛布を出しました。この冬はなんか寒くなるような予感がするのですが、話によると、来年の花粉は今年の5倍以上になるとのことです。「クロワールプラス」による体質改善は、早ければ早い方が良いと思います。京都は今から一番の観光シーズンとなります。しかしながら、観光の目玉である紅葉は多分悲惨な状態になるのではと心配しています。家から見る比叡山は茶色く変色している部分が目立っています。それだけ今年の夏の異常な暑さは、様々な傷跡を残しているのです。皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
少し前にニュースを観ていたら、この異常気象により野菜や果物といった農作物の発育が悪く価格が高騰しているという話題を特集していました。お隣の韓国では白菜が大不作であり、例年の10倍以上という価格となっているそうであります。これから韓国では、国民のソウルフードと言っても過言ではない「キムチ」を漬けるシーズンになります。ほとんどの家庭で「キムチ」を漬ける韓国では一家庭で何株もの白菜を消費するのですから、この影響はかなりのものでしょう。
昨日、スーパーに夕飯の買い物に行かされたのですが、白菜が一株550円でたまげてしまいました。少ししなびた細い長ネギが3本298円とか、今年の鍋物は少し値がはるようであります。
そして、去年はほんとによく食べた「さんま」であります。「さんま」というのは、大衆魚の代表みたいなことになっています。皆様は多分ご存知だと思いますが、その大衆魚である「さんま」の値段が今年は高騰しているのです。「さんま」というのは、例年同じ時期に同じ場所で獲れるものなのですが、今年はまったく「さんま」が見当たらないのです。例年なら一匹100円以内で買える「さんま」が今年の秋、京都の大丸の魚売り場で800円で売られていて、さすがに手が出なかったのです。
その後、意を決して買い求めた時は一匹580円、それでも去年の「さんま」より油の乗り具合は良くなかったと思います。世界中の「さんま」が回遊するコースがかなり日本近海より離れたところになってしまったのが原因で、「さんま」自体の個体数は減っていない模様です。
やっとこの頃、「さんま」の値段は安くなっていますが、それでも日本近海からかなり遠くの漁場となっているので、漁船の燃料代とか氷代などがかさんで安価というまではいっていません。私が愛読している週刊誌の東海林さだお氏のコラムでは、「さんま」が同じ大衆魚から今や最終魚となってしまった「にしん」や「鯨」の二の舞になってしまうのではないかと案じていましたが、そのようなことはないということです。まあ、いずれにしても例年通りという観念はこれからは通用しなくなるということです。それはさながら私達の仕事といっしょで毎年出たとこ勝負ということで、ますますハウス栽培や養殖などという、自然界の影響を受けない食べ物が私達の食卓に乗りそうです。
さて、先日京都駅で人と待ち合わせした際、少し早く着いてしまったので、駅の側にある家電量販店に行ってみたのです。店内は平日の昼間にも関わらず、結構にぎわっていました。店先に大型の3Dテレビが置いてあって興味があったので、店員さんに説明をしてもらったのです。その際ごっついメガネを付けると、画像がなんとなくですけれど立体的に見える訳です。私は、TVはニュース以外あまり観ないし、大体いちいちメガネをつけてTVを観るということは面倒であると、店員さんに素直に感想を言うと、なんでも年末にはメガネなしで3Dを観られるTVが発売されるというのです。価格もたまげる程の価格ではないと言うし、「じゃあ、このメガネで観る3Dテレビを買う物好きなんて、いないんとちゃう?」と店員さんに言うと、それでも新しい物好きのお客さんが買うそうであります。今年初めにこの3Dというシステムは、映画などの映像産業や家電メーカーにとっての切り札であるとこのコラムで書いたのですが、この半年内で実際その通りの展開となっている模様です。最初の3D映画である「アバター」が上映され大ヒットしたのですけれど、その後どんどん同じ3D映画が上映されています。私はまだ観たことはないのですが、私も含めて私のまわりではあまり3Dという映画に興味を持つ人はいない気がします。とりとめない話題ばかりですみません。
QVCをご覧の皆様よりお電話を頂いて「柏﨑さん痩せたでしょう?」と言われることが多いです。前にも書きましたが、週1回ジムに行ってトレーナーをつけて約1時間みっちり筋トレをしているのです。もう1年以上になります。体重は約6kgくらい落ちましたが、実は脱ぐとすごくなっているんです(?)ボディービルダーの身体には程遠いですが、それでも胸筋や背筋や腕筋が結構ついてきて、ウエスト5cmはくらい細くなってきています。筋肉隆々の人が鏡の前で自分の体を見てウットリしているのをナルシストと思っていたのですが、今では毎日通っている銭湯で脱衣所に誰もいないと、力道山ポーズで鏡の前に立っている自分がいます。そんな時、番台の人と鏡を通して目があったりするとものすごくはずかしいですが、今週で私も55才ですけれど気持ちだけではなく、身体的にも若々しくありたいと思っています。
体というのは歳を重ねることによって、確実に若い頃から比べると老化していきます。それは何もしないで受け入れるか、何かを気をつけたり、行動することによって抗っていくということなら、私は後者でありたいと思います。アンチエイジングを決して難しいと思ってはいけません。基本は健康であるということです。健康は1日2日で手に入れるものではありません。生活の中で習慣づけること、これが大切であるのです。
 

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