週刊柏﨑　第361回_約束を守るという事

2～3週間前が嘘のような陽気であります。朝晩の犬の散歩はもはや短パン、Ｔシャツではしんどくなって、涼しいというより、はっきり寒いという状態であります。今頃は公園にいけば、大量のドングリが落ちているものなのですが、今年はほとんど見かけません。野性の動物が山から集落に出没するニュースをよくＴＶでやっているのですが、納得してしまいます。
先日、宝ヶ池の通りで私の車の前をいきなり大きな牡鹿が横切ったのですが、今の世の中、人間だけでなくこんな野性の動物にも住みづらいのでしょう。それにしても、今年も3ヶ月で終わります。早くも年賀ハガキの予約とか、おせち料理のチラシとかちらほら見かけます。さすがにこの歳にもなって、これだけ月日の経つのが速く感じると、悲しくなってしまいます。私も今年で55歳、四捨五入すると60歳、俗にいうアラカンであります。（アラウンド還暦の意味です）

皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
なんとなく景気が悪いなというのは、誰しも感じることができる今日この頃でありますが、私が扱っている通販に関しては、幸いにも余り不況の波の影響は受けていなかったのです。「巣ごもり」や「うちメシ」などが話題になるように、外食やデパートなどに厳しい環境であるのですけど、家に居る方が多いとＴＶの視聴率が上がり、ＴＶ通販には良い環境であったり、購買を控えていたことに対する反動などが原因で、不況の波の影響を余り受けなかったのだと思います。
しかしながら、8月位から潮目が変わったような気がします。不況の波はもはや待ったなし、様々な業種に及んでいるようです。私達にできることは、今まで通りお客様の健康や、地球環境に優しい商品をしっかり提供していくことであります。そして、皆様の良き話し相手として、どんな相談にも真摯に対応していきたいと思っています。

タバコの値段が大幅に上がりました。一箱が400円以上になったようです。私を含めて私の周りは、ほとんどの人が禁煙してしまったので影響はありません。事実、男女共にピークからみると、喫煙率は大幅に低下しています。アルコールは、ほどほどであればむしろ健康の為に良いですし、先日、赤ワインがボケ防止に効果があると実証されました。それに引き換え、タバコは「百害あって一利なし」、なんせタバコの箱には、健康に害があるとか、ガンのリスクがあるとうたっているのです。喫煙者はよっぽど変わり者とタバコを吸わない人からは映っているのでしょう。タバコと言えば、肺ガンのリスクを考えてしまうのですが、実は喫煙者は大幅に減っているにも関わらず、肺ガンにかかっている人は大幅に増えているのです。まあ、ご自分のリスクと財布と相談してタバコと付き合ってください。
今年の数少ないヒット商品の無煙タバコ「ゼロスタイル・ミント」、東京限定で私はまだお目にかかったことはないのですが、煙が出ないからといっても体に害が無い訳ではないのだそうですが、少なくとも副流煙はないですから、他人に迷惑はかかりません。

さて、「約束を守る」というのは簡易であるのですが、これを実行することは結構難しいのです。まあ、誰でも時間が経過することによって、状況が変わってしまうことはよくある訳で「あの時はＯＫでも、今はダメ」なんてことが起きるのです。それと、できもしないことを勢いで約束してしまうこともあります。特に後者の場合は、はっきり言って約束した相手からみれば、嘘をつかれたといってもいいと思います。今の政治状況というのは、まさにこんな感じであります。私達からみれば今や自民だろうが、民主だろうが名前が変わっただけで何も変わっていないのです。「マニフェスト」だろうが「アジェンダ」だろうが、はっきり言って「勢いで言ってしまった出来もしない約束」としか思えません。政治主導というのは、決して政治家がすべての仕事をすることではなく、あくまで官僚が国民に約束したことを実行させ、その成り行きの責任を負うということであります。今の尖閣諸島での中国との問題もまさしくこれに当てはまり、中国人船長の逮捕と釈放について、地検の判断であったと説明するのをみて、政治家が責任を取っているとは到底思えません。その中で、名古屋市長の河村たかし氏が、法に若干の問題はあるものの、市民との約束を守るということは果たしていると思います。多分、今の政治家で彼を批判することができる人はいないと思います。彼が集めた市議会解散のための住民署名は43万件を超えたといいます。多分、この流れはより大きいうねりとなると思います。

話は変わりますが、私は妻と自分の部屋を毎日片づけるという約束をさせられています。あまりに前の話と違ったちっちゃな約束ではあるのですが、はっきり言ってそれができないのです。妻に掃除してもらって放っておくと、毎日だんだん汚くなっていきます。それに私の部屋にパソコンがあるので、娘と息子が毎日、私の部屋に入ってきて汚していくのです。まあ、確かに私はキレイ好きではないのでなく別になんとも思わないのですが、妻から毎日怒られるのがしんどいです。それに、自分が約束を守れないと、人に約束を守れと強く言えないこともあります。事実、家での信用度は怖いくらいに低く、今や犬と同等かそれ以下の扱いであります。約束というのは、やはり他人様と付き合う上で、絶対に守るべきことであります。その為には、できることだけを約束するべきで、言葉だけで相手に大きい期待を持たせることは慎まなければなりません。だけど、酔っぱらうと大きい事言っちゃうんだよなぁ。