週刊柏﨑 第558回_熱中症にはどうぞお気をつけください。

梅雨が明けて本格的な夏に突入です。

かといっていきなり暑くなったのではなく、ずっと物凄く暑い訳で、私には最早梅雨という括りが分からなくなっています。少し前から今年は異常気象などという言葉をこの時期良く耳にするのですが、現在、この異常気象というのが今や通常でありますな。

京都は、祇園祭のメーンイベントの山鉾巡行が終わり、やっと街中の道が空くと思っていたところ、一向に混雑が収まらず、どうもおかしいなと感じていたのですが、なんと今年からやっているのも知らなかった後祭りが復活することを、私は、今週知ったのです。なんでも、後祭りは49年ぶりということで、ちゃんと宵山も行い、山鉾巡行もするそうで、道理で街中が騒々しかった理由が理解できたのです。

後祭りの巡行では150年ぶりの大船鉾が出ましたので、私チョット覗きに行ったのですが、大渋滞に巻き込まれてとんでもない目に遭いました。それでも、前祭りに比べて2割程度の人出だったそうで、一か月近く続く祇園祭は、まあ京都の最大のイベントであることは間違いないところであります。私個人の皆さんにお薦めする京都のお祭りイベントは下鴨神社のみたらし祭りと鞍馬の火祭であります。

機会がありましたら是非どうぞ。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。報道では毎度この時期恒例の熱中症被害のニュースが出ていますが、皆さんも本当に気を付けてくださいね。熱中症の対策は水分を摂るとか、エアコンを利用するとか皆さん心がけていると思うのですが、今注目されているのが「前脱水」であります。熱中症の症状は、めまい大量の発汗、立ちくらみなどが最初に表れます。

要は脱水症状であり、その兆候が「前脱水」であります。
熱中症になる人は約半数が高齢者です。

高齢者の「前脱水」のチェックポイントは、

①トイレの回数が減ったり、便秘気味、
②食欲が低下する、
③昼間に寝てばかりいる、
④暑いのに汗をかかない、

などが挙げられます。高齢者の場合、基本体内の水分量が成人や子供に比べて少ないので、短時間に発汗するとあっという間に脱水症になる危険性が高く、熱中症になり易いのです。前脱水は、名前の通り脱水症の前段階のことでありますからこれらの症状を感じたら、脱水症にならないように意識して水分を補給したり、身体を冷やしたりして欲しいですね。あと注意しなければならないのは、脱水症になると水分だけを大量に摂りますと、体液が薄まり、それを元に戻そうとして摂った水分を排出してしまいかえって脱水症が酷くなったりしますので、こういう時は水に塩と砂糖を少量加えて摂ることが必要になります。

皆さんには、日ごろからクロワール茶で水分補給をすることをお薦めします。

体液が1〜2%減少することで脱水の症状は出ますからね。

さて、またというか、やっぱりというか、まあ余り驚くこともないのですが、中国上海の食品会社が、保存期間を過ぎた鶏肉を混入させた商品を日本に輸出していたという事件が発覚しました。前々から私は言っているのですが、食品は値段で決めてはいけないという事です。私もニュースで観たのですが、保存期間が過ぎたというか、あれはどう見ても腐っていたり、カビが生えている肉を平気で使っていて、それも従業員は当然のように仕事をしている訳で、まずいつもの通常業務であります。あれだけ何の罪の意識もなくやっているところを考慮しても相当前からやっていることは明白であります。

この頃ファーストフードとかコンビニの出来合いの総菜を食べてはいませんが、多分私も口にしていますな。ただ言えることは、今回の事件がたまたま発覚しただけで、中国の加工食品はかなりリスクがあると思います。しかしながら、それは中国であってもちゃんと衛生管理して、食材を加工している会社だってあるのですから、それをどうやって見分けるかといえば、もうそれは値段しかないのです。会社というのは、営利団体でありまして、頑張ってなるべく沢山の利益を得ようと努力しています。商売で多くの利益を得ようと思えば、これは安く作って高く売れば良いのです。また会社が支払うコストで一番高いのは人件費であり、なるべく安い労働力を使うことが、経費面で会社が利益を出す方法であります。ですから今回の中国鶏肉事件でも分かるように、会社が利益を出すために安く作る製品の原料をタダで手に入るゴミのような鶏肉を使い、人件費を削る為にモラルも何もない従業員を使うのですね。当然中国でもこういう事は犯罪でありますし、いくら中国でもちゃんとした材料を使い、衛生管理がしかっりとした工場で教育を受けた従業員が作ればそれなりの価格になるのです。

以前中国でメラミンという毒性の高い物質を混ぜて粉ミルクなどの乳製品を作って、それを飲用した乳児、幼児が多数死亡したり、腎障害になったりした事件がありました。メラミンは安価にタンパク質を多くすることが出来ます。ようは普通の乳を水で薄め、それにメラミンを添加することにより水増し乳をつくったのですね。しかも製造業者はそのリスクを認識していたことに中国の怖さはあります。

日本でも賞味期限切れの材料を使用したり、産地偽装したり、そういう食品に関する事件は無くなりませんが、あくまで日本は罪の意識があり、本当に危険なことはしないという日本人の矜持というかモラルがあります。しかしながら、中国の場合は全てとは言いませんが、まだまだ、一部の会社では、人の命よりも利益を優先することがあるということです。元々、中国の食品メーカーには、こういう悪い噂があり、実際様々な事件を巻き起こしていますが、安価な商品を望む私達消費者の考えが、こういう事件を常に引き起こすという事を忘れてはなりません。実は今回の、事件を起こした上海の食品会社はアメリカの大手食品卸子会社であり、この加工食品を使っていた日本の業者も「そりゃないでしょ。」ということでしょう。

健康食品の世界でも同様なことがあります。今やビタミンなどの健康食品の材料はかなりの量、中国から輸入されています。それは中国の工場で安価に科学合成されたものが多いのですが、個人的にはその製造方法に問題があると考えています。それよりも私が危機感を抱いているのが、その材料に含まれる不純物であります。特に科学的に造る成分には時としてかなりヤバイ不純物が出来てしまいます。報道はされていませんが、この健康に害を及ぼす不純物の悪影響を問題視した厚労省を不純物の数値に規制を設けたくらいであります。

今でも人の命より利益を優先する業者が存在するような中国でありますから、これは素性がしっかりとしたものを摂らないと、自分の健康の為と摂っているものが実は逆のこともあるのですよ。ですから体のことを考えたら、なるべく安価なものを選ぶということは否定はしませんが、しっかりいた素性の商品を摂ることを強くお薦めします。自然の素材で、ちゃんとしたエビデンスがあり、安全性が高いと材料を使うという事は口で言う程簡単ではありません。

私達エーエルジャパンのクロワールシリーズ、

頑張っていますよ。

柏崎

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