週刊柏﨑 第559回_ダイエットと健康

8月になりました。近所の田んぼの稲もすっかり育ちまして、ちらほら小さな実をつけ始めています。近くの公園では、うるさい位のセミの声が聞こえてきます。今年は泣き声が大きいクマゼミが多いようで、特に喧しいなと感じる訳であります。相変わらずとっても暑いのですが、今年は買い換えたエアコンのおかげで、室内では中々快適な日々を送っています。今のエアコンは静かなうえ、エコモードにしとくと、電気代も驚くくらい安いのです。半日つけっ放しにして数十円なんて凄いですね。海外に行くと、本当に日本の電化製品の凄さが分かります。私は、アメリカと香港、台湾に暮らしましたが、エアコンは今でも窓に取り付ける箱型のタイプで、スイッチをオンにするとブーンと凄い音がしますし、電気代もかかりますね。ご存知の通り、日本は原発が止まって久しいのですが、止まって直ぐは電力が絶対足りなくなると政府や電力会社から脅かされた訳でありますが、今はそんな話、誰も言いません。それはこんなエコ家電が主流になっているといのも大きな要因なのでしょう。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

例の中国の鶏肉問題で、政府が外食産業に対して、使用している食材の原産地表示を義務づけるのだそうです。今でもスーパーやデパート、から道の駅に至るまで販売している生鮮食品の産地は表示されていますし、以前に比べると沢山の人が原産地を確認して買っていますな。今は国産品でもなるべく関西や九州産の品物を選ぶ消費者が多いそうで、チョット気の利いたレストランでは、使っている野菜や、果物の産地まで表示していたりして、皆さん身を守ろうとする意識は相当高くなっています。それに引き換え、健康食品の成分に関してはまだまだそういう認識はないのですね。形態が薬みたいでありますので、皆さん絶対的に危険なものは入っていないという風に信じているのでしょう。

例えば国産グルコサミンという商品があれば、何も記載されていないグルコサミンはどうなんだと思いませんか。国産が大きなセールスポイントになるなら、書いてないグルコサミンは大体輸入物であります。実際聞いた話では、今流通しているノーブランドのグルコサミン塩酸塩はほぼ中国産であるそうであります。因みにエーエルのNアセチルグルコサミンは韓国と日本のカニの甲羅を日本で酵素処理しています。またコンドロイチンとヒアルロン酸は日本の原料を日本で酵素処理しています。

何故、中国製の食品を避けるべきかというと、面白い説を聞きました、要は中国という国は食品自給率が100%出来ていないのですね、タイやアメリカのように余っているから、じゃあよその国に売りましょうというのではない、金が欲しいから自分の食い扶持を輸出しているのです。ですからそんな自分たちが食べないような食物の安全なんて知ったことがないのです。そりゃ待遇が悪ければ毒を入れるようなヤツも出てきても可笑しくありません。健康食品の成分もそう、そんなもの見たこともない、何にいいかも知らない、安く創れば外国が買ってくれる、造り方は大体の方法を教わるだけ、安全基準もない、しかも本当の食品に比べ、見た目では判断出来ない、そりゃ日本基準を求める方が間違っています。

なんせ、国を支配する党のお偉方が、簡単に1兆円以上の汚職をする国ですよ。多分、やろうと思えば殆どの役人が出来ることでしょう。ただ、国産といっても福島産などの表示はどうするかというのが大きな問題をはらんでいます。多分、福島産の農産物を悲しいかな進んで求める人がいないというのも事実であります。今はなんとか一部外食や惣菜や弁当で福島産を消費しているのが現実であります。福島産とこれら外食などが表示を義務づけされたら福島の農業や畜産業は、極めて厳しい状況になるでしょう。日本という国はいつも、今回のような世間を騒がすようなことがあると、付け焼刃の決まり事で規制をするのですが、それが様々な問題を生じさせることがあるのです。福島の問題はその人たちは全く悪くない訳で、あくまで今まで無策で何も対策を講じてこなかった国に問題はあります。

さて、ここのところ気になっているCMがあります。

あの中年太りのおっさんやお姉さんが、痩せながらもムキムキになってポーズをとるCMであります。まあ、この歳になりますと、チョット見た目が細くなると言われるのが、「どっか悪いの?」とか酷い友人ともなると「柏崎、ガンだろ」なんていう言葉であります。実際、少し前に食生活を変え、アルコールの量を少しセーブしたら5キロ程痩せたのですが、その時エーエルに連絡を下さった皆さんからは「柏崎さん、大丈夫?」という声が殆どでありました。

今更、ダイエットしようとは思いませんが、それでも、ほんの少しではありますが、世の中の女性に「柏崎さん、素敵。」と言われたい訳でありまして、もしあんな体になれたら、それはいいなと考えるのですね。(チョットだけですよ)但し私も長い期間この業界に居りますので、このCMのジムに通っても簡単にムキムキになれないことは分かるのですね。基本、運動によって体重を極端に落とすことは難しいのです。ダイエットというのは理論的には、本当に簡単でありまして、私達が毎日、摂ったカロリーよりも、消費したカロリーが多ければ確実に痩せることが出来るのです。ですから、摂取したカロリーを少なくするため食事を抑えるか、消費カロリーを多くする運動が普通のダイエット方法であり、まあ、これしかないのですね。先ほども述べましたが、この運動によるダイエットが難しいのは、運動によって節減できるカロリーがしんどさの割に少ないからであります。一般に脂肪体重を1キロ減らすのには7000キロカロリーの消費が必要です。これは自転車を30時間以上漕がなくてはなりません。これだと、まあ食事を減らす方が楽ですので(あくまで比較ですよ)基本ダイエットは食9、運動1と言われています。しかしながら、食事を抑えてあんなムキムキの身体は絶対造れませんので。あのCMの身体は当然、運動によって造られるのですが、ジムに通った方なら分かると思いますが、毎日やっても多分一人ではあんな体を造ることはできません。

あの身体は相当きついトレーニングが必要です。ここでこのコラムをご覧の賢明な皆さんならお分かりだと思いますが、このジムの仕組みというかダイエット法であります。まず徹底した食事管理であります、カロリー制限だけではなく、糖分や炭水化物を殆ど摂らない食事を指示されます。話によると毎日食事内容を写メで送ることを義務づけられるそうです。これを怠るとこのジム売りの「失敗したら返金」が出来ないようです。そして運動でありますが、マンツーマンで追い込みのウェイトトレーニング(各自の限界に近いもの)と毎日の長時間の有酸素運動、これがこのジムのダイエット内容だそうです。料金はこれで2か月うん十万円、これを安いと思うか、高いと思うかは皆さんの判断ですな。はっきり言ってかなりというか凄くしんどいと思います。話によると当然脱落者もだいぶ多いようです。但し、成功すればあんな体が手に張りますよ。まあ、今まで様々なダイエット法を試して大金を費やしてきた方、こんな方法もありますよということで。ただこういう方は意志が余り強くない方が多いと思いますので、私は大丈夫と言う方か、私はMという方以外の方には、余りお薦めできません。毎度お馴染みの家の娘、「お金出してくれたら、ウチは行くし」とソファに横たわり、煎餅を食べながらほざいておりました。ハイ。

柏崎

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