通販番組Best10    週刊柏﨑 第164回

朝、寒いと思って厚着をすると昼間は少し汗ばむ、そんな気候が続いています。
今日の朝、ニュースを見ていたら、北海道は、既に雪が積もっていました。
今年も残すところあと1ヶ月。新聞の折込には、おせち料理のカタログが入っています。
 
皆様、お変わりございませんでしょうか。
 
西武松坂選手が60億。阪神井川選手が28億、と未だ見ぬ選手に途方もない価格を付けていますが、我が息子も勉強を捨てさせ、これからは野球しかないと決意を強くしている柏崎でございます。
 
先日、TVの通販番組(QVCではありません)を見ていたら、その番組で人気がある(売れている)商品Best10というコーナーがありました。
結果はなんと、ベスト10の内6~7品目がダイエット関係という結果でした。確かに“肥満”というのは、現代人にとって、見過ごすことの出来ない問題です。しかし、それは外見的な美容上の問題というよりも、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳卒中などの成人病発症に共通する原因であるからです。
肥満が医学的に成人病の原因であることが認識されたのは、ここ50年くらい前からで、以前は太っていることが良いと言われていた時代があったのです。江戸時代の浮世絵などに描かれている美人画は、皆ポッチャリしています。最近では、小中学生の肥満が、社会問題になっていて、学校近くに設置された自動販売機の数と肥満児の数に相関が見られることも明らかになっています。
この頃、よく耳にするメタボリックシンドローム(内臓に脂肪が溜まって生活習慣病にかかりやすい状態)などは、肥満に対する警鐘として私達は注意しなければなりません。
日本食の脂肪分は全カロリーの約25%くらいといわれています。日本食で育った60歳以上の人は、体脂肪もほぼこのくらいといわれています。しかし、30歳未満の人では、食事の脂肪分が30%に近づいてきているそうです。ちなみに欧米では、40%以上です。
野生動物には肥満はありません。これは、食べ物が豊富に食べられないことよりも、食欲が体内システムによって正確にコントロールされているからだそうです。
私達の周囲には、「食べる」という選択肢が溢れています。しかし、この通販番組Best10でも解る通り、「痩せる」ということにも選択肢が、溢れているのです。
そして、多くの人が、その選択肢の1つに飛びつき、衝動買いをするのです。そして、すぐにあきらめて、また違う商品を買う、そういった連鎖が続いているので、ダイエット関連の商品は、いつも売れ筋ランキング上位になるのです。
さらに、この売れ筋商品のうたい文句は、
「楽に、楽しんで、何もしなくても1ヶ月後に10キロ以上痩せる・・・」
ここまで、この文章を読んできた聡明な方なら、「そんなものあるわけないだろう」と解るはずです。
以前、中国やタイの健康食品で、健康被害が出たことを覚えている方も多いと思います。でも何でこんな被害が出るまで、日本中に蔓延したかというと、それは、何もしなくても飲むだけで痩せられたからなのです。
しかし、この健康食品は、薬品であって、副作用がこの様な被害を出したのです。薬以外に飲むだけで痩せられるものは無い、と思ってください。
適度な運動と、適度な食事量、これをしっかり守れば、肥満は防げます。そう考えると究極のダイエット商品というのは、強い精神力、これを身につけられる食品や器具なのかもしれません。
 
追伸.
これからの風邪の季節、クロワール茶を飲んだり、クロワール茶でのうがいをおすすめします。
特に今年は鳥インフルエンザが、再び日本に上陸しそうな勢いです。うちの子供は上も下も受験なので、徹底させています。

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