サプリメントの形状 週刊柏﨑 第163回
家の近くの道にデジタルの温度計があるのですが、昨日、通りかかったら5度でした。
今年一番の寒さです。京都は寒い日が続いています。
JR京都駅には紅葉ガイドという表示があるのですが、全ての地区で今が見ごろになり、2~3箇所でそろそろピークアウトという状況になってきました。昼間の紅葉見物もきれいですが、おすすめは夜です。ライトアップしている寺院などの紅葉に、赤いライトの光があたっているのは、とても幻想的で私は好きです。
なんだかんだいって、今年もあと1ヶ月で終わります。
皆様、お変わりございませんでしょうか?
弊社のサプリメントで、一つこだわっていることがあります。
それは、決して打錠形のサプリをエーエルジャパンとして、製造しないことです。別に打錠剤がダメとかという訳ではないのですが、変な私なりのこだわりがあるのです。
例えば、砂で打錠剤を作ろうと思ったら、どうですか?砂を固めて団子にするのは、難しいでしょう。
水を入れることで団子にはなりますが、時間が経てばそれは壊れてしまいます。固めるには、セメントを混ぜるかしかないでしょう。しかし、これは水に入れても溶けることはありません。それで、特別なノリのようなものを入れて、固めて、水には溶けるようにします。「だけど、本当に胃や腸で溶けるの?」と、疑問点が出てきます。これが、私は嫌なのです。
この固めたり、大きさを増やしているものを賦形剤(ブケイザイ)といいます。打錠を作るときには、この賦形剤を全体の20%~30%入れます。ビンを見ると、セルロースとか、ショ糖脂肪酸エステルなどの表示があるものです。
又、打錠は、当然むき出しなので、湿気を防ぎ、飲みやすくする為の光沢剤がより必要となります。リポ酸やカプサイシンなどを入れると、打錠の場合、のどにイガイガというか、しびれる様な辛さが残ります。又、グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンなどは、独特の臭いがありますので、シュラック加工といって、光沢剤でまわりを固めるのですが、人によっては、胃でも腸でも解けないのでそのまま出てしまうことがあるのです。(ちなみに、シュラックは、虫から作ります)
カプセル状のものに比べると打錠は値段が安いのですが、たとえ、少々高くなっても当社がカプセル状のサプリを作っている訳がここにあります。確かにカプセルであっても賦形を使いますし、すべりをよくする滑剤も使います。しかしそれは、最小限のものであって、成分的にも多くの有効成分を入れられますし、効率も良いのです。