週刊柏﨑 第284回_過ぎたるは・・・

今週に入って、京都でも桜の花がちらほら咲き始めました。当然暖かくなるものと思っているのですが、何かとっても寒いんですけど・・。しかしながら、京都はこれから秋の紅葉シーズンと並ぶ観光客による需要をあてにしているわけですが、今年は未曾有の大不況であります。例年だったら、大渋滞になるこの季節は、私の様に観光シーズンと全く関係のない人間にとっては、余りうれしくはないのですが、なんとか沢山の方に京都を訪れて頂いて、少しでも京都の景況感が明るくなることを期待しています。
なんでも4月初めに北朝鮮がテポドンを発射するらしいということなのですが、日本のミサイル防衛システムで果たして撃ち墜とすことなんて出来るのでしょうか。さる政府高官が「鉄砲の弾を鉄砲で撃つことが出来るわけないじゃん」的な発言をしたらしいですが、確かにゴルゴ13でも無理っぽいことをいきなり撃たれて出来るわけないと私も思いますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。テポドンがまかり間違って日本周辺に墜ちたら、それこそ桜どころではなくなってしまいます。
WBCはまさかという感じの日本の2連覇で幕を閉じました。それにしても韓国と5回も戦うなんて、なんだかなぁーとは思いますが、決勝戦は久しぶりに野球を観てドキドキしてしまいました。イチロー選手の不調が色々なところで聞かれましたが、最後は流石に最高給取り、しっかりしめてくれました。とにかくおめでとうございました。
さて先日行われた東京マラソンで、タレントの松村邦洋さんが15kmの地点で意識を失い、病院に搬送されました。その時点では急性心筋梗塞によす心室細動でなんと心配停止状態で、要するに仮死状態になってしまっていたのです。
その場で自動体外式除細動器(日本語で表記するとなんだかよくわかりませんね)AEDによって、呼吸を回復させ、病院に搬送されたのですが、この事からわかるのは、急激な運動は体に悪いということです。急激な運動は体内に多量の活性酸素を発生させます。私達にとって運動が大切というのは、筋力を衰えさせない為と、リラックス効果を生む為です。
若いスポーツ選手なら体を極限状態まで追い込んだり、一回、毛細血管を切って、その再生力を利用して筋組織を大きくすることは大切かも知れません。
例えば、以前流行した酸素吸入も、その時は血液中の酸素量が増え、赤血球が増えることにより疲労回復には繋がりますが、反面、その酸素が活性酸素に変化するリスクも多くなります。
現実に、空気には酸素が21%含まれていますが、これを100%にすると平均寿命が2~3年のマウスは1週間位で死んでしまいます。なんせ、カメは万年といわれる位、ほとんど運動しませんが、長生きなのは動かない分、酸素の消費量が少ない。即ち、活性酸素による害が少ないということなんです。ですから、マラソンとかを苦しそうに走るお年寄りを見ると、私は止めたくなってしまうのです。とにかくゆっくり力を抜いて歩いてください。少しでもしんどいと思ったらしっかり水分補給して休んで欲しいのです。そして、一番大切なのはストレッチ運動です。
お年寄りによっては筋力をつけることよりも、筋肉を柔らかくすることが大切です。皆さんが感じている体の痛みの70%は筋肉に原因があります。不自然な体勢やオーバーワークは筋肉の中に筋硬ケツというカタマリを作ります。(グリグリとした部分)これが原因でぎっくり腰とかの腰痛や五十肩などの肩痛になります。
注意して欲しいのは、この症状は整形外科では治りません。なぜならレントゲンでは写らないからです。多分この状態なら、整形外科では「原因不明の痛み、安静にしてください。湿布薬をだします。我慢できなければブロック注射です」と言われます。私の知り合いは、大学病院の整形外科で、私が行ったこの言葉と全く同じことを言われ、笑ってしまったそうです。この筋肉が原因の症状は接骨院などでの筋治療以外ありません。
まあ、とにかく自分の限界をよく認識してもらって、自分にあった運動をしてください。皆様はもうお分かりだと思いますが、こういった運動でひっくり返ったりするのは活性酸素が大きな原因の一つなんです。
体にいいと思って無理したことで、体を崩すのはバカらしいです。
といっても私の場合は少し運動をしなくてはならないのかも知れませんが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする