週刊柏﨑 第283回_トキのヤキトリ

暦通りというか、予定通り暖かくなってきました。このところずっと触れている花粉症なのですが、今年からいきなり花粉症になったという人が多いです。
今週、来月のQVCの放映(クロワール・アイ ネオ)について、打ち合わせのために東京に出張したのですが、富士山も含むほとんどの山々が黄砂と花粉でかすんでいて、「こりゃ花粉症の人はたまらんでしょ」という状態でした。昔の「あ●あ●大辞典」や「おも●っきりTV」などで「花粉症に体質改善クロワール茶!」なんてやってくれたら、とんでもないことになってるんじゃないかと、叶わぬ事を考えていますが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
騙されたと思って、今年一年間クロワール茶を飲んでみてください。必ずお役にたてると思います。(すみません。個人差があります)
侍ニッポンという「なんのこっちゃワケが解からん」というキャッチコピーがついているWBCですが、またまた韓国に負けてしまいました。元々、この時期に開催する世界大会に問題があり、米国や中南米のチームは、中心選手の辞退者が多くて、あまり盛り上がっていないのがミエミエです。
それだけに、これでもかと熱狂報道をしている日本が、冷静に見るととても浮いている様に思えてしまうのです。まあ前回のWBCの覇者といっても、誰も日本が野球で世界一とは思っていないでしょう。それでも同じアジアのチーム(特に韓国)には勝って欲しかった。というのが、私を含む、にわか野球ファンの意見ではないでしょうか。
さて、先日インターネットである人気ブログを見ていたら、興味深い現象について触れていました。
それは、スズメが凄い勢いで減っているという話でした。なんでも、今から約50年前の1960年頃には、全国に約2億羽いたスズメが、1990年頃から減り始めて、約20年後の現在は約1800万羽迄減ったというのです。スズメというのは、私が物心ついた頃から1番身近にいた鳥であって、日本中至るところに生息していて、どこでも外を眺めていれば必ず何羽かは見つけることが出来る鳥でありました。確かにこのブログをみて、注意深くスズメを探しているのですが、ほとんど見付けられないのです。
スズメというのは、害鳥でも益鳥でもないわけですから、多くの人間にとって「どうでもいい存在」なのですが、やはりそういった自然のものがいきなり私たちの周りから消えていくという事に対して、今の環境というものに不安感を持ってしまうのです。
このブログでも触れていますが、スズメというと私の住んでいる京都では「伏見稲荷」のスズメの焼き鳥が有名で、暫く行っていなかったのですが、この焼き鳥を扱う店がどんどんなくなっていって、わずかに残っている店も中国から輸入したスズメを使っているとのことです。
この記事を見て思い出したのが、数年前にアメリカの養蜂場から数十億匹のミツバチが忽然と消え去ったという出来事です。その後、ヨーロッパでもミツバチがほとんどいなくなるという事が起こり、日本でも有名な養蜂場でミツバチが絶滅したというのです。まあそれでもハチミツの値段は多分大きくは上がっていないので、中国や東南アジアではまたちゃんと養蜂は行われていると思いますが、もしかすると、ハチミツやローヤルゼリーなどは将来手に入らなくなる可能性もあるのです。
こういった生態系の異変というのは、当然、原因というのがあるのですが、スズメにしろ、ミツバチにしろ、その原因というのが分っていないのです。先日、皇居をジョギングすることがブームになっている事に対し、健康に良いどころか、現在の皇居のまわりの環境を考えると、自殺行為であるとの新聞報道がありましたが、そういった空気汚染がスズメやミツバチがいなくなった事の一因かも知れません。
また、全世界で整備されてもはやどこでも通じるようになった携帯電話の電磁波による影響が原因になっているのかも知れません。(個人的にはこれが本命ではないかと感じています)鳥インフルエンザなどのウイルスや、農薬問題、そして遺伝子組み換えの作物などの影響が出ている可能性も。
しかし考えてみてください。私たち人間は、このような原因をもたらすかも知れない環境で生活し、そういった人工的な食物を食べて生活しているのです。スズメやミツバチの話は、昨日、銭湯のサウナで知り合いのおっちゃん達に話したら、みんな「そういえば」と驚いていました。スズメやミツバチがいなくなっても今のところ私たちの生活はあまり変化はないのかも知れません。(養蜂家の方々は大変です)しかし、しっかり現実をみて対策を講じていかなくてはなりません。
このブログでも書いていますが、「いつかは人間にしっぺ返しが来る」と思わなくてはなりません。中央郵便局の建て替えに対し、「トキを焼き鳥にするようなもの」と形容した大臣がいましたが、トキどころか焼き鳥にする鳥がいなくなってしまうかも知れません。

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