週刊柏﨑 第676回_謹賀新年、本年もよろしくお願いします

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新年、明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

今年の正月は全国的に天候に恵まれて、穏やかな陽気でありました。

まあ、私にとってもこんな感じでこの1年間過ぎてくれればと思っております。

我が家も久方ぶりの全員が揃った正月であったのですが、こんな普通であることが幸せと感じてしまうような年齢になったことに少しばかり寂しくなります。

例年通り、3が日は毎日酒を飲みながら駅伝観戦という怠惰な生活を送っていまして、我が家から徒歩30秒という天明神社に初詣行った位で、あっという間に私の正月は終わりました。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

昨年の話になりますが、26日と29日QVCさんでのクロワールコートの増量セットとNアセチルグルコサミンプラスオンエアーでありますが、正に掉尾の一新ソールドアウトで終わることが出来ました。

皆さんには厚くお礼申し上げる次第であります。

26日の20時からのオンエアーでありますが、裏でスマップの解散番組をやっていた訳であります。

やはり裏番組でああいう突発的な話題の番組をやられると通販番組は大きな影響を受けます。

視聴率頼みのテレビ通販はキツイですね。

特にスマップのファン層とテレビ通販の顧客は被っていますので、その日のその時間帯の視聴率は良くなかったということです。

年末に家に帰って録画でスマップの最終回を観ました。

4半世紀以上第一線で活躍しているのだから、やはりデビュー当時から見れば老化しているのは矢も負えないことです。

ただ、放送を観て感じたのは、あれだけ歌が下手くそで、踊りも大したことが無く、ルックスだってなんせメンバーの殆どが40歳台なのですからいくら男前を揃えたと言ってもただのオッサンです。

それだけにそのスマップが今迄アイドルとして一線を張ってきたことに、ある意味驚かざるを得ません。

話は変わりますが、一流企業と言うのは、しっかりとしたビジネスモデルの基に成り立っています。

私は、芸能界で飛ぶ鳥を落とすといわれた程強力なジャニーズ事務所のビジネスモデルをスマップにみたような気がします。

アイドルというのは、カッコよさに価値がある訳で、老いることでカッコよく無くなるアイドルには以前は賞味期限が非常に短かったのです。

ですから、フォーリーブスや光源氏(古っ)は老いることで価値を失い、嫌お無しに解散に追い込まれていたのです。

それを覆したのがスマップであり、それをプロデュースしたマネージャーのI女史であったと思います。

オッサンでもアイドルをやってもOKということで、ジャニーズの様々なグループの賞味期限が一気に伸び、トキオやV6そして嵐などのグループが30を過ぎ40台になってもアイドルとして価値を持つことが出来る、それがスマップとI女史がジャニーズ事務所に一番貢献したことであり、ジャニーズ事務所が芸能界の実力者として存在できるビジネスモデルであると思います。

嵐をプロデュースしたのは、ジャニーズの娘だとか言ってジャニーズ事務所の女帝がI女史を更迭しましたが、そのI女史こそが、ジャニーズ事務所をここまで大きくしたビジネスモデルを構築した立役者といっても過言ではないですな。

とあの絶妙に音程を外した歌を歌いながら踊る中年のスマップをテレビで観ながらふと感じたことであります。

さて、今年の予想でありますが、まず日本の景気については、限りなく不透明であると考えています。

日本という国が、デフレであるというのは、皆認識していることであります。

日本という国は私が物心の付いたころから一貫してインフレでありました。

経済が伸びて行く過程では物が足りなくなることで物の値段が上がり、経済が拡大し所得も上がるという好循環のインフレになるのです。

ところが、現在のように、物が私達の周りに溢れると、物が売れなくなります。

そのことによって企業は儲からなくなるのですから、所得が上がらなくなってくることにより誰も進んで消費を控えるようになり、世の中はデフレになります。

国が老成し人口が増えなければ矢も負えないことです。

今迄、インフレしか知らなかった日本経済は、インフレに対する処方箋を持っていてもデフレに対応することは出来ません。

そんな経験は無かったからです。

インフレに対する処方箋というのは、行き過ぎた景気を冷やす為、金利を上げ市中に出回るお金を絞ることです。

そこで日本はデフレを止めるために恣意的にインフレを起こすことを考え、インフレを起こすことを目的としてインフレを止める政策と全く逆の方法を執ったのです。

要は、日本が未だかつて経験したことが無い、低金利にして市中に金をばら撒くということをしたのです。

これが、アベノミクスであります。

元々、景気が良くなるというのは、物が売れて需要が供給を上回ることが絶対に必要です。

しかしながら、日本は消費税増税を行い、景気回復に一番大切な個人消費を冷やしてしまいました。

そんな中で、いくら金利を下げ、お金をばら撒いても国民はお金を使わない、であるから誰も商売を拡大しようと考えないのです。

今、予想に反してトランプ氏への訳の分からない期待感で株式相場や不動産価格などが上がっていますが、多分その期待は直ぐにしぼんでしまうような気がします。

あと個人的に結構ヤバイと思っているのが、為替であります。

デフレ同様、日本は未だかつて本格的な円安に遭遇したことがありません。

インフレと同じで、日本の為替相場は一貫して円高であったからです。

今、日本政府は円安なることを喜んでいますが、もしこの円安が止まらなくなったら、その時は日本が世界から売られるときであり、そうなった時日本は円安を止めることは出来ないでしょう。

円の価格というのは、言わば国の通信簿みたいなものです。

円高になればドル換算である日本の所得は上がります。

円が下がって喜ぶのは、トヨタやソニーのような貿易で輸出比率が多い会社とマー君やダルビッシュのようなドルで給料を貰っている人だけです。

殆どの日本人は輸入物価の安定する、適度な円高の方がメリットが多きいのです。

まあ、杞憂に終わることを望みますけどね。

今年一年ご指導、ご鞭撻の程お願いします。

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