紫根は月経前のニキビ治療に効果的!

最終更新日

Comments: 0

前回は月経前症候群について簡単に掲載しました。

第4回目となる今回は美を追求する多くの女性たちが天敵とする月経前症候群によって引き起こされるニキビについてです。

これをご覧の皆様は今、一つの疑問を抱えているかも知れません。

「なぜニキビを特集して掲載するのか?」

そう!その理由は月経前のニキビ悪化現象に、ムラサキ草の根から摂れる紫根エキスが優れているからに他ならないのです!

本記事ではそのあたりを医学的に解説していきます。

月経前にニキビが悪化するのはどうして?

一般的に生理前はニキビができやすい肌環境になっていると言います。

とくに顎やおでこなどの皮脂が分泌しやすい顔部分(Tゾーンと呼ばれる部位)にはニキビができやすいです。

これは、生理前は妊娠を維持する女性ホルモン「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の働きが活発になることが原因です。

皮脂が過剰に分泌し、角質が詰まりやすくなるわけです。

これを少し細胞レベルで解説してみましょう。

ニキビの原因菌は「アクネ菌」と呼ばれるものです。

アクネ菌は我々ヒトなら誰しもが肌にもっている常在菌で、病原体ではありません。

なので、基本的に害を与える存在ではないですが、免疫力の低下や環境の変化によって病原性を出すこともあります。

このアクネ菌から肌を守っているのは、hBD-3と呼ばれる「抗菌ペプチド」です。

ちょっと聞き慣れないかも知れませんが、簡単に言えば病原菌から肌を守ってくれている防御壁のような存在でしょうか。

この抗菌ペプチド「hBD-3」の防御壁が、月経前に活発になる「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の影響を受けて弱まった結果、アクネ菌が増殖し、ニキビが悪化しています。

抗菌ペプチド「hBD-3」の力を強めることができるのは…!

ここまで掲載すればもうお分かりの方も多くいらっしゃるかと思いますが、月経前のニキビ悪化を抑えるには抗菌ペプチド「hBD-3」の力を強める必要があります。

黄体ホルモンの影響で崩れかけた肌の防御壁を新しく強化するわけですね。

では、抗菌ペプチド「hBD-3」の力を強めることのできる成分とはなんなのか…?

それが、紫根の主成分であるシコニンなのです!

研究の結果、2つの知見が得られています。

①シコニンは月経前の黄体ホルモンの影響による抗菌ペプチド「hBD-3」の減少を防ぐ
②通常以上の抗菌ペプチド「hBD-3」の産生を促す

シコニンは肌バリアを強化できるので、多くの肌トラブル解決が期待できるということですね。

これは、「第 28 回国際化粧品技術者会連盟世界大会(IFSCC)」における基礎部門で最優秀賞を受賞した確かな知見です。

食・生活習慣の改善を頑張っていてもなかなかニキビがよくならない…!と、ヤキモキしている女性は紫根エキス配合のクリームを試されてはいかがでしょうか。

次回はさらにニキビに効く美肌ケア方法をご紹介していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする