週刊柏崎 第869回 競泳池江選手の復活とMLB大谷選手の常識外のプレイ
例年よりも1週間以上早く開花しました京都の桜がほぼ終了しました。まだ辛うじて花は残っていますが、花弁が目立つようになっていますので、来週は私が好きな葉桜となり、新緑の季節となりそうです。今週初めには早くもツツジの花がちらほら咲きだしまして、桜同様ツツジの開花も早いようです。これからは仁和寺の八重桜と蹴上の浄水場のツツジが見どころでありますので、京都においでの折にはどうぞ。
昨年はコロナの影響で出来なかった入学式が、殆どの大学で行われたようです。中には去年出来なかった分まで実施された大学もあったようです。まあ、殆ど大学に通っていなかった私でも入学式と卒業式は出席したように、入学式は大学生にとって極めて重要なイベントであると思います。付属校から持ち上がった学生は別にして、周りにはまだ誰も友達は居ない訳で、ここで知り合う友人は一生の友となる可能性が高いと思います。しっかりと目的意識を持って勉強して、大切な友人と語り合う、一生に一度の自由を謳歌できる貴重な時間を過ごして欲しいです。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
俳優の田中邦衛氏が亡くなりました。享年88歳、老衰だそうですから一生を精一杯生き抜いたと言えるでしょう。若い世代には「北の国から」の主役黒板五郎が印象にあるかも知れませんが、私には断然「若大将シリーズ」の青大将です。大学生ながらオープンのスポーツカーに乗り、ホワイトジーンズにボタンダウン、スリッポンと加山雄三氏演じる若大将より私には眩しく映りました。今の時代だったら間違いなく若大将より女性の人気は青大将が上でしょうね。まあ、田中邦衛氏が出演した作品としては「北の国から」が一番感動的ですけどね。
心からご冥福をお祈りいたします。合掌
このところコロナ感染が急激に増えているのですが、大阪の一日の感染者数が東京の感染者数を上回ったと話題になっています。4月1日のコロナ感染者数は東京が475人で大坂は599人です。確かに大阪の方が80人程多いのですが、問題はPCR検査数で大坂が14640人に対して東京は10760人です。陽性率で比べてみると大阪が4.09%で東京は4.17%で実は東京の方が悪化しているのです。去年、当時の安倍首相がPCR検査を大幅に増やすことを明言しましたが、日本の検査体制は驚くことにあの頃から一向に変わっていないように思えます。変異株の検査にしても然り、日本の政治家や役人は眼をつぶって見ないふりをしていたら、コロナが収束するとでも考えているのかと。こんな調子では、国民が期待しているワクチン接種も果たして完全に行われるのか怪しいところです。テレビのニュースでやっていましたがすが、高齢者にワクチン接種の用紙が届いて、後は自分で連絡して早いもん順って、私には訳が分かりませんね。案の定、ワクチン接種の電話は全く繋がらず、ネットも接続できずあっという間に締め切りになりました。
コロナに関しては、感染増になったら緊急事態宣言になり、皆さんの自粛によって感染減になったら緊急事態宣言を解除という玉川さんがカスタネット(打って、休んで、打って休む)と言った流れは、もう矢も負えないと私は思っています。だってコロナ感染は怖いですが、国民が食べることも大切ですから。だから、コロナ感染者の増減で狼狽える政治家や、役人を責めるつもりは有りません。ただ、PCR検査や感染者を受け入れる医療体制、ワクチン接種等外国で普通に出来ているコロナ対策がまだまだ進んでいない点については本当にお粗末でありますな。このままでは、世界各国がコロナのリスクから抜け出す中、日本だけが取り残される可能性もゼロでは無いと思います。まあ、菅首相に強いリーダーシップを望むのは酷なのでしょうか。
コロナの感染が日本だけでは無く、世界中に拡大いる今、本当に東京オリンピック、パラリンピックが予定通り開催出来るのか、今の処無観客でも強引にやりそうですけどね。
競泳の池江璃花子選手が東京オリンピックへの出場を決めました。皆さん、ご存知の通り、池江さんは日本女子競泳界のエースで向かう処敵なしという状況あったのですが、2年目に急性白血病を患い、治療の為に長期療養を余儀なくされていたのです。今回100Mバタフライで奇跡の復活で優勝しまして、「努力は必ず報われる」と涙ながらに喜びを語りました。身体が資本であるスポーツ選手が血液のガンである白血病になるということは、ある意味死刑宣告のようなことであり、全く運動できないことで筋肉は落ちて、2年ほどで復活は不可能であると思っていました。まだまだ、本調子には程遠く、今の力で世界に通用するとは考えづらいですが、これから、どんどんレベルアップして欲しいですな。こうやって努力しているアスリートを見るたびにオリンピックをなんとか開催してあげたいなと思います。私もガン治療の経験がありますが、本当に不安で池江さんも大変であったでしょう。ただ、池江さんの復活には心から拍手を送りたいです。
日本のプロ野球を殆ど観なくなって久しいのですが、反面アメリカメジャーリーグ(MLB)を良く観るようになりました。理由は簡単、あの大谷翔平選手のファンであるからです。特に今シーズンはオープン戦から好調でバッティングは絶好調、投げる方も肘の手術の影響も無くなってきているようで160キロ越えのストレートを投げ込んでいます。今週初め開幕後の試合にDH(指名代打)&先発で出場しまして、いきなりバッティングではホームラン、ピッチングも4回迄完璧にホワイトソックスの強打線を抑えました。
味方のエラーがあり勝ち投手にはなれませんでしたが、全米の注目を一身に集めました。近代ベースボールは完全に分業制を取っていまして、打つことと、投げることを同じ選手が担うことは無い訳です。ただ、そんなMLBでもかつてベーブ、ルースが打って投げたスターだったように、そんなヒーローを待ち望んでいたと思います。大谷翔平選手はそんな中、超一流のピッチャーでありバッターであります。そして今回試合で全米のベースボールファンにそれを証明したのです。まるで野球漫画のようなヒーローが大谷翔平選手です。こんなにワクワクした気持ちで野球を観るのは初めてでして、まあそれ位凄い選手ということですな。個人的に大谷翔平選手は、過去から遡っても日本球界で史上最高の選手と思っていましたが、もしかしたらMLBを含めてもそうであるかもしれません。怪我に気を付けて一年を通して頑張って欲しいですね。