週刊柏﨑 第250回_スーパーサイズ・ミー

今週に入っても暑い日が続いています。
ただし、いきなり雪を伴った大雨が局地的に襲っていて、神戸では、大雨でいきなり増水した川で幼い子供さんを含む数人が命を落としました。お悔やみ申し上げます。
今の陽気といい、今週に入っても一向に収まらない通り魔事件といい、日本は一体どうなってしまったのでしょうか。そういえば、中国は今冷夏だそうで、中国でのエアコン需要を当て込んでいた日本の家電会社が大誤算らしいのですけど、隣の日本がこんなに暑いのに、「ホントに?」という気がします。
なんだか思ったより人気が盛り上がらない北京オリンピックの、「いくらか涼しいから来て見たら?」というアピールなのかという勘ぐりをしてしまうのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は京都に住んでいて、QVCでのオンエアがある時は、当然東京(QVCさんは千葉です)に出張し、日帰りができない時とかオンエアが早朝の時は宿泊する訳です。その時よく利用するのが、東京のカプセルホテルか海浜幕張とか稲尾海岸のホテルです。まあ、宿泊の際、これらの宿泊施設はほとんどが前払いであり、私も普通に支払うのですけど、外務省官僚というのは凄いことをするものです。
なんでも40歳の外務省官僚が、1泊5万円以上の部屋(ホテルのスウィートを利用していたらしいです)に300日間滞在し、そこから毎日通勤していて、あろう事か、その代金を踏み倒そうとしたというのです。今述べたように、私ではお金を払わずホテルに300日も滞在することは不可能な訳で、これはただの無銭滞在事件ではないと思うのです。(経営者の経歴が解かるにつれ、なんだかドロドロした背景がありそうです。)きっと外務省は、このホテル(目黒プリンセスガーデン)にとって大得意先であり、その立場を利用した一種の横領であり、組織ぐるみの問題だとしたら・・・。
ちなみに1泊あたり5000円~8000円、いつもニコニコ前払いの柏崎でございます。

先日、夏休み中の息子が、ハンバーガーとポテトが食べたいというので、久しぶりに近所のハンバーガーチェーンに行きました。皆さんは4年前に上映された「スーパーサイズ・ミー」という映画をご存知ですか?
この映画はアメリカで当時、肥満になった2人の少女が「マクドナルドのせい」と起こした訴訟(裁判は因果関係は認められないとマクドナルドの勝利)を検証すべく、監督のモーガン・スパーロックが1ヶ月間、1日3食ともハンバーガーを食べ続け、その日常を描いたドキュメンタリーです。
スパーロック氏は当時33歳、身長187cm、体重84kg、体脂肪率11%と健康体であったが、5日後に体重は5kg増え、168だった総コレステロール値も18日目に225に、勃起も不可能になり、ウツ状態になるのですが、ハンバーガーを食べると気分爽快になり、医師からは中毒症状と診断され、「ハンバーガーを食べ続ければ死ぬかもしれない」との警告を受けるのです。最終的に体重は11kg、体脂肪率は7%増えるのです。
以前から、ハンバーガーや他のサイドメニューには、「脂質が高すぎる」「原材料に何が使われているか分からない」という批判があり、そうした潜在的不信感が、この映画のヒットになったというのです。一説によると、1個のハンバーガーには、調味料などを含めて、約70種類の添加物が使用されているといわれています。
夏休み中のハンバーガーチェーンは、子供連れの家族や学生で一杯でした。一体何人の人が「スーパーサイズ・ミー」という映画の内容を知っているか、そして現代の子供の食生活というものを真剣に考えているかという事を考えてしまうのです。ウナギとか野菜などの農薬や抗生物質にナーバスになるのと同じ位、気遣いはすべきと思うのですが。

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