週刊柏﨑 第249回_八王子の事件について

とうとう夏本番に突入です。2週間位前におとなしく鳴いていたニイニイゼミは最早姿を消し、今はクマゼミとアブラゼミがこれでもかと声を張り上げ、空を見上げれば、入道雲が湧き上がっています。
京都は連日30℃超えで、私の体感としては、東京よりも確実に暑い気がします。銭湯の水風呂が本当に気持ちいい季節です。皆様お変わりございませんか。
やはりというか、当然というか、今週に入り、石油を始めとする商品相場が暴落して参りました。話によると、米会議が原油相場の目標を1バレル80ドルに定めたらしいとのことで、ガソリンもそうなれば130~140円/リットルになるので、本当に有り難いことです。石油が下がれば全てが下がるということで、トウモロコシ、小麦、大豆なども急落しています。
アメリカが火をつけて始まったこの商品の狂乱相場も、このままじゃアメリカ自身がヤバイと、アメリカ自身が消しに行くといった感じです。やはり前にも書いたように、ブッシュ政権の終わりにブッシュ大統領の石油メジャーや穀物メジャーが一稼ぎをしたというのが、今回の狂乱相場のホントであった気がします。アメリカと一番の仲良しと思っている日本は、やはりサミットも含めてアメリカにいいようにされてしまいました。
そういえば、インド洋でアメリカの軍艦に給油しているテロ給油法の期限が来年の1月になってきましたが、まさか再延長なんて事はないでしょうね。日本の漁船に入れる燃料はどんなに高くなっても知りませんで、戦争に行く船は日本をあげていくら石油が高くなっても応援しますといいうのは、いくら何でも納得は出来ません。
毎日明け方に暑くて必ず目覚めてしまい、少々寝不足気味の柏崎でございます。
またまた八王子で無差別殺人事件が起こりました。前の秋葉原での事件のときは、あえて無差別テロともいえるその事件に対して感想は述べませんでした。しかし、「むしゃくしゃしていたから人を刺した。」「誰でもかまわなかった。」などという、到底許されない動機で人を刺すような事件が頻繁に起きるという状況の中、私達はどのようにして身を守ったらいいのでしょうか。はっきり言って、流石にこの国は壊れてしまったと感じざるを得ません。
秋葉原事件の後、ネットには同様の殺人事件をほのめかす書き込みが続出して、警察関係者はピリピリしていました。私にしても、会社の朝礼で「街中では周りに注意を払い、不審な人を見たら逃げなさい。」と指示をしていました。(そんなの絶対無理といわれました)多分悲しいかな、今後も同様の事件が後をたたないと思います。私達は国をあげて、真剣に早急な対策を考えなければならないと思うのですが、一体どうしていいのか分からないと思うのです。
例えば政治が悪いとか言っても、今の政治は、自民党・公明党の与党から、民主党・社会党etc.の野党へ政権支持しても、大きなシステムは変わらないと思うし(しかし、政権は変えた方がいいのではないかと思っています)、教育にしても、教師や教育委員会にあれだけの問題があれば、期待するのが無理というものでしょう。そうした時、本当に必要なのは、子供の幼年期に対する親や周りの人々の教育であり、愛情であると私は考えます。
ただそんな中で、『モンスターペアレンツ』などというものが存在したり、『ホームレス中学生』などという本が流行ったりすると、何かどうしようもない気持ちになるのです。

追伸)八王子事件でお亡くなりになった女性には、心からお悔やみ申し上げます。また、本日未明の東北地震で、被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

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