週刊柏﨑 第734回 日本の三権分立とは?

近畿地方も今週に梅雨入りしまして、それなりうっとうしい雨の日が多くなっています。

それでも、朝晩は涼しいものの、日中は30度を超えるような暑い日になったりして昔の梅雨でないことは確かですな。

ただ、気圧や前線の関係で、いきなり大雨が降るような天候に豹変するのもここのところの梅雨は例年通りでありまして、河川や山沿いにお住いの方は、本当に注意が必要です。

623日のQVCでの大感謝祭イベントは大盛況でありまして、当日は人気商品が特別セットで紹介され、更に送料が全品無料でしたので、ソールドアウトの商品が続出しました。

特に、私が常日頃親しくさせて頂いています鄭さんの毎日堅果や西田さんの千代の一番、稲田さんのパピリオは凄まじい人気でありました。

おかげ様で弊社のNアセチルグルコサミンロコモディも皆さんのご支援のお陰で御用にしたセットが30分持たずにソールドアウトしました。

厚く感謝します。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

オンエア翌日、大学の友人と久しぶりに飲みに行きました。

その際、先日亡くなった西城秀樹氏のヒット曲で私が、一番好きだと言っていた歌いだしが「太陽に向かい」という「ブルースカイブルー」という曲は間違いで、その歌は「獅子のたてがみ」という曲であることをその友人に指摘されまして、西城秀樹氏のファンの方や皆さんには、いい加減なことを言って申し訳ありませんでした。

その友人は毎週このコラムを愛読してくれている数少ない読者であります。

その日は、カラオケに行きまして、亡き西城秀樹氏を偲んで、「獅子のたてがみ」「ブルースカイブルー」などの曲を二人で熱唱しました。

いきなりですが、日本の政治システムは、三権分立という体制をとっています。

三権分立はフランスのモンテスキュウーによって確立した政治システムでありまして、その一番の目的は、国を統治するにあたって国家の最高権力を一人に集中させないことであります。

三権とは立法権、行政権、司法権であり、それぞれを別個の機関に委ねて監視、牽制しあうことにより政治の安定と健全化を図るものです。

この三権分立は近代民主主義の根幹であり、国民が安心して暮らしていけると言っても過言ではありません。

立法権を国会で、行政権が内閣(政府)、司法権が裁判所に委ねられています。

因みに、行政を遂行する為に財務省や経産省などの官庁があります。

何故、今更こんな分かり切ったことを書いたかというと、ここのところの森友加計問題の政府や国会の対応を見ていて、日本の政治の基本システムである三権分立が機能しているのかな?と疑問に感じるからです森友加計問題の渦中にある安倍首相や明恵夫人は行政のトップであります。

行政機関である財務省や国交省がトップである安倍首相を守るために隠ぺい、改竄するそれだけでも国民の為の公僕である官僚が裏切ることだけでも大問題でありますが、行政のトップである安倍首相のことを監視しなければならない国会は3分の2以上の議席を持つ与党によって全く機能不全です。

そして本来は一番の番人であるべき司法も改竄、隠ぺいを主導した官僚を裁くことを放棄しました。

何故かということですが、答えは一つです。

今の最高権力者である安倍首相に権力が集中しているからです。

現在本来だったら三すくみなるべき立法権、行政権、司法権が安倍首相の支配下にあります。

立法は自民党という一強与党に、行政、司法は動かしている官僚や検察は所詮公務員であるのですから人事権を持つ内閣人事院にコントロールされています。

自民党も内閣人事院もトップは安倍首相です。

でもこういう現実の元を作ったのは国民であるということを忘れてはいけません。

さて、またしても前置きが長くなりました。

森友加計問題、特に加計学園問題の根っこには、結構深い闇のようなものを感じます。

加計学園問題というのは、加計学園が規制によって守られた獣医学部の開校に何故成功したか?それは加計理事長が安倍首相とマブダチだったから便宜が図られたということです。

方向性はどうあれ、私のような病弱な犬を飼っている身としては、獣医の数が増えて診察代が安くなることは、有難いことであります。

ですから、獣医学部を増設することは大いに結構な話であります。

確かに、加計学園だけが選ばれたという開校までのプロセスには問題はありますが、個人的には、加計学園だけでは無く、京産大や新潟など一気に何校か作ることに異論は有りません。

しかしながら、新たに獣医学部を作って莫大な税金を補助金として投入するなら、少なくとも監督省庁や自治体は絶対に公平中立に対応しなくてはならないし、補助金の使いみちの精査はしなくてはなりません。

以前、今治に加計学園が系列の岡山理科大獣医学部を建設していた最中に、坪当たりの建設単価が設備の割に異常に高額であると問題になり、市民団体が加計学園に工事の見積書を提出するよう要求したことがありました。

その時はうやむやになり、その後見積書を再確認したという話は聞きません。

前にも、このコラムで触れましたが全国で新しい大学が開校しています。

少子化が叫ばれ、申し訳ありませんが、地方の聞いたことも無いような新設の大学に入学する学生が果たして多くいるのか?

そして、そのような大学が運営していけるのか?私は、甚だ疑問であります。

ただ、今回の岡山理科大獣医学部のスキームをみれば、そこには補助金を利用した大学開校ビジネスというものが存在するとしか考えようがないのです。

今回の加計の岡山理科大獣医学部で当てはめると、先ず大学開設予定地が今治市から無償で供与されます。

その土地は、2030億円位の土地だったと記憶していますが、加計学園はタダでその土地を手に入れた訳です。

大学の建設費は半分を今治市と愛媛県から貰えますから、土木建築の費用を倍で申請すれば、なんと大学が一銭もかけずに作れます。

スミマセン、次号に続きます。

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