「いじめ」 週刊柏﨑 第160回
11月に入りました。今年もあと2ヶ月で終わります。
なんだかものすごく月日の経つのが速く感じます。やはり齢のせいなのでしょうか・・・
昼間はよいのですが、朝晩とめっきり寒くなり、先週から布団と毛布を使い始めました。
ついこのあいだまで、クーラーを入れていたのに、なんということか。
今はストーブをつけています。
それなのに犬の散歩に行くと蝶々が飛んでいたりして、いったい日本の陽気はどうなってしまったのでしょう。
なんだかこの冬は、すごく寒くなりそうな感じです。
去年の12月には、大雪が降って、クルマ屋に高価なスタッドレスタイヤを買わされました。
今年は、灯油がすごく高くなっていますし、暖房費がかさみそうです。
今、関西圏の8月の平均気温が沖縄より暑いのです。そんな熱帯地域に住んでいるのに、なんで灯油代の心配をしなくてはならないのでしょうか。
クールビズ、ウォームビズなんてシャレた名前が生まれたはるか以前より、夏はTシャツに半パン、冬は上下ジャージにジャンバーという、カシワザキビズを実践しています。
暑がり、寒がりの堪え性のない柏崎でございますが、皆様、お変わりございませんでしょうか。
毎日のように「いじめ」による小中学生の自殺が、新聞、TV等で報道されています。「いじめ」という言葉は定義が曖昧で、言葉による仲間はずれ、金銭・物の恐喝、物理的な暴力などを全てひっくるめて「いじめ」と呼んでいます。
でも、はっきりしていることがあります。「いじめ」という行為は、犯罪です。
これは援助交際などにも当てはまると思います。しかし、「いじめ」に関しては、被害者も加害者も、まだ少年少女であって、教育上の問題からどちらにも配慮をした解決をはかろうとしているので、「いじめ問題」というものを根深く、難解にしてしまっているのです。
おそらく教師や親が何をしても、「いじめ問題」というものは、なくならないと思います。それは、加害者側が、「いじめ」は悪いことであると認識していないからであることと、被害者側が、やはり何かしら「いじめやすい」というタイプであることが多いからです。
このようなケースであれば、いくら先生とか親に相談して、解決をはかろうとしても、もっと陰湿な形で「いじめ」は繰り返されると思わざるを得ないのです。
わたしが、もし被害者のお子さんの親なら、加害者である少年少女を絶対に許しません。殺人を犯した人間が、何も咎められないことなど、あっていいはずがありません。
私も中学生と小学生の子供を持っていますから、今回の事件は、他人事とは思えないのです。
このようなことを繰り返さない為にも「いじめ」を犯罪であり、それを犯してしまった人間は罪を受ける、このようなシステムを早急に作って頂きたいと思います。
また、福岡の事件などでは、学校関係者が「いじめ」に加担していたという、正に言語道断のケースもあります。
私のいとこが中学校の教頭をしているのですが、とにかく、教師がサラリーマン化していると嘆いていました。クラブの顧問などは、なり手がいなくて、相当困っているそうです。全ての教師がそうとは言いませんが、「教職とは」ということをもう一度考え直す必要があると思います。
また、教師という仕事を責任を持ってやって頂くのであれば、親御さんも一発二発殴るくらいは、教育として認めてください。私が中学生の頃は、毎週のようにビンタをくらっていましたが、親に言いつけたことはありませんし、例え言いつけたとしても親に怒られてしまうような時代でした。
そういう時代でしたが、小中学生が「いじめ」で自殺なんて、なかったと記憶しています。
学校も受験対策とか必修授業とかいう前に「思いやり」とか「正義」などについて、しっかり教育して欲しいと考える今日この頃です。