アンチエイジング 週刊柏﨑 第161回
今週は、立冬。本当に寒いです。
実は先月、長年住み慣れた下鴨から京都国際会館にほど近い上高野に引越したのですが、少し北に移動しただけで、寒さが増している様な気がします。
ご存知の通り、京都市は南北に長い形になっていて、この南と北では温度が違うのです。
一般的に言われているのが、京都市南部と京都御所北側(今出川通り)では、約2度の温度差があり、またそこから北山通りでさらに-2度、そして京都国際会館から北の岩倉でまた-2度という感じです。
実際、朝に岩倉で大雪が降っていて、シモに下がると(南に来ることを京都では、このように言います。北の場合は、「カミに上がる」です。)、雪は影も形も無かったりして、車の屋根に雪を積んで走っている車を見ると「北の車や」とすぐ解るという具合です。
なので、朝、犬の散歩に行くと、車のフロントガラスが、凍っていたりして、寒さが骨身にしみるのです。
先週までは、夏物の服を着ていたのですが、今週からは、冬物に切り替えました。
皆様、お風邪などひいていませんでしょうか?
TVショッピングやカタログ通販などを見ると、必ず登場する化粧品を筆頭とする美容商材。
こういった商品を購入する方は、どのような効果を求めているのでしょうか?
当然、キレイになるとか、アンチエイジングということと思うのですが、やはり、私は、歳を重ねてきたら、自分の年齢をどうとらえるのか、歳と上手く折り合えるのか、ということが重要だと思うのです。
どんな方でもいつまでもキレイでいたいし、若々しくありたいという願望がありますが、必ずといっていいほど、昔の自分と今の自分は違う訳ですし、同年代のキレイな人に憧れて真似しても、むなしいだけじゃないかな、と思います(スイマセン)。
ここ数年、女性のキレイを考える時には、肌の美しさが注目され、様々な情報が氾濫しています。
そんな中、商品のいいことだらけの説明に振り回されて、肌のトラブルを起こし、それが大きな悩みになっている人も少なくありません。私の知り合いに肌トラブルの駆け込み寺になっているサロンがあるのですが、最も多い原因が、化粧品の使いすぎや洗顔のしすぎなどだそうです(ピーリングなどの美容行為も多い)。
確かに加齢に伴って表れる変化を受け入れることは難しいことですが、その年齢にふさわしい自然な姿が美しいと私は思います。
前にも述べましたが、化粧品を外から塗りたくっても、成分はほとんど肌の中に入るようなことはありません。肌を正しい洗顔で清潔に保ち水分補給と適度な保湿、そして顔面の筋肉マッサージ(正しいやり方が一番ですが、重要なのは、顔全体の筋肉をよく動かすこと)で、高価な化粧品や美容機器は要りません。
十分な睡眠、バランスの良い食事、ストレスを溜め込まない、これが肝要です。
その上でクロワールの様な、上質の水分補給をしてください(宣伝です)。
そして一番重要なのは、イキイキした毎日を送り、素敵な自分になることです。内面からにじみ出る美しさは、決して外見的な美しさではないのです。
追伸.
先週、いじめにあう被害者は、それなりのタイプがあるということを書きましたが、現代では、正義感がある優等生タイプがターゲットになることが多いそうです。それなら尚更、自分の死が、いかに理不尽であり、どれだけ周りの人を悲しませるか判断できるはずです。
そもそも、今の学校制度、大学を卒業したばかりの教師が、学校中で先輩の教師達に先生と呼ばれることに問題があるのではないでしょうか。
私は、大学を卒業して、会社に入社した時は、まるで小僧扱いで、新聞綴じから掃除まで、あらゆる雑用を命じられましたが、社会人として、当然といえば当然だった訳で、教師同士が「先生」と呼び合うことを非常に不自然に感じるのです。