週刊柏﨑 第266回_清貧
今週は、前半は暖かかったものの水曜日頃からすごく冷え込んでいます。私の住んでいる京都国際会館周辺では紅葉が綺麗です。京都を訪れる観光客も、多分この3連休がピークになると思いますが、会社からの帰り道では大原(三千院あたり)に行く北白川通りが大混雑で、今の時期は違う道を通るようにしています。
今週はなにかほとんど東京に来ていまして、大学の同級生と少し早い忘年会などをしています。皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
「未曾有」「踏襲」「頻繁」「参画」「措置」皆様はこれらの漢字を読むことが出来ますか?正しく書けと言われれば少し心もとない字もありますが、大体の方は簡単に読まれるのではないかと思います。
始めから、○みぞう→×みぞうゆう、○とうしゅう→×ふしゅう、○ひんぱん→×はんざつ、○さんかく→×さんが、○そち→×しょち と読みます。ちなみに、×をつけたのが麻生総理が使った読み方であります。
なんかうちの息子といい勝負というか、一国の最高責任者とも言える総理大臣が、これではちょっと・・と思うのは私だけではないはずです。やっぱり、子供には漫画でなくて、ちゃんとした本を読ませなくてはならないと思う柏崎でございます。
さて先日、週刊誌をみていたら、あの漫談家の綾小路きみまろさんのデビューアルバム「爆笑スーパーライブ第一集!中高年に愛を込めて」の売り上げが、足掛け6年2ヶ月で累計売り上げ100万枚を突破したという記事が載っていました。これまでのライブアルバムの記録は(ベストアルバムなどではありません)’78年に発売されたアリスの「栄光への脱出」82万枚なのですから、いかにきみまろさん、売り上げがすごいかがわかります。特に現在ではCD氷河時代で売り上げがかなり落ち込んでいて、レコード会社はどこもが青息吐息なのにです。
実は、このきみまろさんの活動というのは、私達も本当に見習わなくてはならないと思うのです。週刊誌によると「6年前にブレイクしたきみまろさんは、初めは"一発屋"と言われましたが、今の若手芸人のようにテレビのレギュラーなどには見向きもせず、あくまでライブ活動を中心に続け、それも全国津々浦々、小さな会場まで回り、それも1日2回、3回と公演を精力的にこなしました。常にお客様とダイレクトに接することで「おもしろい」という口コミ効果が広がり、お客様からみたら、身近で親しみやすい芸人としてその地位を不動のものにしたのです。
この生き方は、私と当社スタッフが、お客様と接する時心掛けることと一致します。TVでコマーシャルを流しているような、健康食品や自然食品、化粧品などの会社は、やはり本体も大きく、自分達の商品力や会社のメッセージを発信した時、なにか無機質というか温かみを感じることが難しくなっていると思うのです。
うちの会社は小さいです。でも本当にお客様の健康や生活とかを親身になって考えたいし、このサイズの方が適していると思っています。
今日もお客様の質問やお問合せにお電話させていただきましたが、お客様の中には、本当に私が電話してくるとは思わなかったとおっしゃる方もいます。
今週のQVCのオンエアで髪型を少し変えたら多数のお客様から「アレは変」というお電話がありました。番組の終了間近に少し咳き込んだら、「大丈夫ですか?」というお電話もいただきました。(大丈夫です)本当にうれしく思います。そう思うと、きみまろさんのように、いつまでもお客様と直に結び付くような活動をしたいし、これからも多分ずっと続けていくと思います。
今期の決算予想で、あのトヨタ自動車が1兆6千億円の営業利益予想を、6千億に下方修正しました。日本の経済界にとっては激震だったとは思いますが、まだ6千億もあるんです。(売り上げではなく利益ですよ)今の暗い世の中、もっと明るく皆幸せに物事をとらえて欲しいし、なって欲しいのです。
私が体験した1990年のバブル崩壊時に流行った「清貧」という事、もう一度じっくり考える時代になったということです。