週刊柏﨑 第264回_アメリカ大統領選と日本の選挙
宝ヶ池のまわりの木々の色が変わってきていますが、去年の紅葉と違って今年は茶色っぽい気がします。
11月入っての連休で京都にはどっと観光客が訪れましたが、知り合いの旅行業者が言うには、このところの急な円高によって外国客のキャンセルが出ていて、紅葉シーズンを前にして前途多難との事でした。
円高といえば、会社に出入りする銀行マンの話では、このところ銀行の店頭ではドルとかユーロを買う人が増えていて、銀行に手持ちの外貨が無くなり、両替中止になっているとのことですが、以前このコラムで書いた通り、円高は絶対こんな水準では終わらないと思います。(あくまで個人的相場観ですが、この頃結構当たります。)
皆様元気でお過ごしでしょうか。
後2ヶ月で今年も終わってしまいます。50才を過ぎると本当に月日が過ぎるのが早いです。
今週アメリカの大統領選挙が行われ、民主党のバラク・オバマ氏がアメリカ大統領に選ばれました。党の公認選などを合わせると約2年間の大統領選挙は、アメリカにとって全国民が参加するひとつのお祭りみたいなもので、私達日本国民の意向を全く無視して、勝手に決まってしまう日本の総理大臣とは本当に違うと思います。
自分達で選ぶという責任感があるからこそ、期日前投票をするのに何時間も並んで待ったり、新大統領の演説を聞くのに、寒空の中70000人もの聴衆が押しかけたりするのです。
片や日本では、次期衆院選が先送りされることによって、与野党の議員から「年を越せない」との悲鳴が相次いでいるそうです。まあ簡単な話、金が足りないということなのでしょうか。この年の瀬を資金繰りに困窮している中小企業はいくらでもあるのですから、本当にこの不況に陥ってしまった日本の経済を立て直す気があるのだったら、自分も身をもって一度経験してみた方がいいのでは・・・と、全く同情出来ないのです。
オバマ大統領は何でも、選挙資金を600億円だか650億円だか使ったとのことですが、この資金の殆どをアメリカ国民からの募金で賄ったそうです。だからこそ、アメリカ国民のオバマ大統領に対する期待感も高いのでしょうし、日本のように、選挙前の1ヶ月間だけ党からもらった金を使って選挙区の人々に頭を下げるという、まるでウチの息子の試験前の一夜漬けのような選挙運動とは違うのです。
本来であれば、常に国民の目線で国民の為の政治を行ったり、党としてのメッセージを出したり、マニフェストの達成などを国民に発表していれば、こんな見苦しいドタバタ劇はしなくてもいい訳です。安倍さんや福田さんの時は、すぐ辞めたら辞めたで非難し、今日の麻生さんはなんで辞めないのかとまた騒ぐ。それも身内も敵もあったもんじゃない。
アメリカの劇場型大統領選が素晴らしいとは毛頭言うつもりはありませんが、日本の中は、そのアメリカよりも、政治にしろ民意にしろ、低いと言わざるを得ないのです。
ただ私としては、消費税を上げることを宣言している政権が勝つことは絶対にあり得ないと思っています。今の官僚制度とか天下りシステムをそのままにして消費税を上げるなんて、こんなことをされたら私達のような中小企業は無くなってしまいます。「チャレンジ」とか「Yes,we can.」とか具体的な政策は何もないですが、こういった短く何かやってくれそうな言葉が今の現状を打破してくれそうな感じがするのです。
追伸)今月、来月とQVCさんでの放映がものすごく入っています。厳しい環境ではありますが、皆様の生活にとってとても大切な健康というものをお届けする品物です。どうぞ宜しくお願いいたします。
《QVC放映スケジュール》
★クロワール・アイ ネオ:11月8日AM5:00~、9:30~、11月10日AM11:00~
★クロワールプラス:11月13日PM6:00~
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