週刊柏﨑 第263回_高橋尚子さん現役引退発表

寒くなってきました。毎年書いているような気がするのですが、私の住んでいる国際会議場のそばは京都市の北部になりますので、街中より確実に気温が低いのです。その割には今年の京都の紅葉は色づくのが遅いようで、多分11月下旬位にならないと見頃とはならないようです。
このところの株価の大暴落や異常な円高で、日本は大不況に突入してしまった感があり、観光都市である京都の観光も少々心配になります。
昨日、知り合いから11月23日ごろにホテルの宿泊をとって欲しいとの連絡があり、懸命に予約を取ろうとしましたが、どこも一杯で、やはり持っている人は持っているんだなと妙に納得しています。
皆様ちゃんと貯金してますか?
お金持ちと言えば、今は麻生太郎総理が話題になっています。なんでも先日の参院の防衛委員会において、野党からの「カップラーメンの値段は?」という質問に対し、「昔はとっても安かったが今は400円位ですか?」と答えた事が大金持ちの世間知らずということで色々マスコミからたたかれています。
まあ、防衛委員会で何でカップラーメンの値段を訊くのかとあまりの程度の低さに驚くのですが、私は別にお金持ちが首相や政治家になっても全く問題はないと思っていますし、今の日本の政治をみる限りは、お金が無い人が政治家になったり、ましてやその政治家が派閥を持つなんてことは絶対出来ないと思うのです。
ただ、今のように勝ち組、負け組だの、不況なのに物価が上がったりして、そういうことが国政にとって大きな問題となっている今、その位は勉強しておけよと言われても文句は言えないのです。
やはり、国民の目線で、効果的な政策や対策を講じる為にも、本当に国民の生活を調査するというか、今の状況を肌で感じとる事が肝要です。スーパーの食品の値段には、恐ろしく詳しい柏崎でございます。
ちなみに私は、近所nスーパーのポイントカードもラーメン屋のギョウザ半額券も持っています。

さて、今週、高橋尚子さん(Qちゃん)がマラソンからの現役引退を発表しました。
「どんな強い競走馬も自分では調教が出来ない」これが私の一番の感想です。彼女を初めて観たのが確か2000年位のアジア大会でした。タイのバンコクで開かれたアジア大会の女子マラソンで、彼女はまさにぶっちぎりで優勝したのですが、これはその当時のバンコクの環境を知っている人ならば、本当に驚愕に値する記録なのです。
私は香港でも証券会社時代、よくバンコクに出張していたのですが、あのマラソンコースは、バンコクからアユタヤに向かう国道で「排ガス規制って何?」というぐらいの真っ黒な排気ガスを撒き散らすトラックが大渋滞するような道で、気温も午前中に体感温度が40℃を超すようなところなんです。
その後、日本でもマラソンにも勝ち、シドニーに出た時は、私は十中八九彼女が優勝すると思っていました。シドニーオリンピック女子マラソンでは、やはりというか当然というか優勝し、高橋尚子さんは、誰にも好かれる性格もあって、国民的人気者になったわけです。しかし彼女の様にあの力と強さはあくまでも小出監督という名調教師のトレーニング方法に負う部分が大であったと私は思っています。
多分、小出監督と別れて独立した彼女はどうやってトレーニングをしていいか解らなかったと思うし、ましてや体の休め方や食事の摂りかたなど全くどうしていいか解らなかったと思います。
彼女と小出監督の間にはどういう事があったのかわかりませんが、私には彼女が「完全燃焼」したといいながらも、不完全燃焼のままの状態で引退していく事が惜しいと思うのです。

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