週刊柏﨑 第583回_長生きする生活
1月も後半に入りました。
毎日晴れていると思ったら、小雨がぱらつくと言う京都の冬特有の天気が続いています。気温は相変わらず冷え込んでいて、市内北部では、まだまだ正月に降った大雪が残っています。今週はQVCさんのオンエアーが何回か入っているので、東京と京都を行き来しているのですが、やはり関東の方がかなり暖かく感じますな。先週に今年初めてのテニスをしましたが、こうも寒いと体が温まるまで体のアチコチが痛いので敵いません。
今、夏真っ盛りのオーストラリアでは、注目の全豪オープンが始まりました。錦織選手は初戦を突破しました。この頃の日本のメディアは、錦織選手がこのまま勝ち進んで優勝争いするのが当たり前ように騒ぎ立てていますが、この大会に出場するクラスの選手の力は紙一重であり、ちょっとしたことで勝敗は分からなくなるのですよ。まあ、去年のサッカーワールドカップといい日本の報道は本当に極端です。ただ、サッカーと違って錦織選手の場合は優勝しても全く驚きませんけど。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
センター試験が終わりいよいよ受験シーズンに突入しました。今年のセンターは難しかったようですな。これから、英語の試験がかなり変わるんだそうです。今の筆記中心からヒアリング、ディクテーションを織り交ぜて試されるということで、TOEICやTOEFLのような実践的な英語のコミュニケーション能力を問われることになりそうです。それでも多分日本人の英会話力は上がらないのでしょうね。
また、今の入学してしまえば後はなんとかなる日本の大学制度が、アメリカのように卒業するのが難しくなるという制度変更は賛成です。娘が通っている薬大なんかは進級するのさえ大変ですよ。やはり学生の本分は勉強であります。
東京出張に出かける新幹線の中で週刊誌を眺めていたのですが、ある有名作家が行くような高額な料亭やレストランは予約を取るのも大変という程盛況であるらしいです。行ったことないですけど。
なんでもある寿司屋は1年先の予約さえ取れなくて2年待ちなんだそうです。確かに京都でもミシュランの星を取るような店はやはり予約が入らないと聞きました。行ったこと無いですけど。
私の周りでは、景気回復どころか、全く寒々しているのですけど、有るところには有るという事です。私は、会社の帰りに和食のファミレスにたまに寄るのですけども、この頃本当に閑散としているのですね。ここでは、鍋物が1000円位で頼めて、具材が豆腐やネギなど少量で50円〜100円程度で頼める一人頭1000円ちょいで飲食できるという超お得なレストランです。焼酎は一杯100円であります。
やはりアメリカと同じような新自由主義をとれば貧富差は大きくならざるを得ないのです。一人何万円もする店が混み、千円程度で飲み食い出来るようなお店に閑古鳥が鳴く、これがアベノミクスならそりゃおかしいと思います。去年からエーエルは消費税増税の関係で11月決算にしましたので今月が納税であります。1年間本当に懸命に働いて最終的にほんの少しの黒字でありました。消費税は驚くくらいの額を納めなければなりません。増税分を全て商品代金に上乗せ出来れば文句は言えませんが、大部分はエーエルで被らざるを得なかった訳で辛いです。
実は、我々通販の世界は、現在本当に厳しい状況であるんです。QVCやショップチャンネルなどの24時間通販はまだましなのですが、深夜BSや地上波でやっている通販は聞くところによるとほぼ壊滅状態であるということであります。売れなくなると値段を下げざるを得なくなっていて。この業界ははっきり言ってデフレ状態です。
基本、通販で売っているような品物は生活必需品ではありませんから、テレビやカタログを通して皆さんに衝動買いをして頂く、まあ、無駄遣いを推奨しているのであります。ですからこういう風に景気が良くないと真っ先に切りつめられる消費なんです。ここ何年間かずっと右肩上がりで伸びてきたので、今の環境では落ち込むのはしょうが有りません。それでも潜在需要はまだまだ大きいので、良い品物を適正価格でご紹介するために、頑張らなくてはなりません。
先日NHKで「平均寿命が100歳になる」「60歳で出産出来る」という触れ込みの夢の長寿薬が紹介されました。その長寿薬というのは、オリエンタル酵母工業という会社が生産した「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」という試薬であります。
あくまでマウスでありますが、人間でいえば60歳に相当する生後22か月のマウスに1週間このNMNを与えたところ、マウスの筋肉細胞の働きが生後6か月(人間の20歳相当)まで蘇ったというのです。私、今年で60歳でありますので、20歳に戻るなんて夢のような話であります。仕組としては、サーチュイン遺伝子という長寿遺伝子を活性化させるというものなのですが、どうなのでしょうかね。このサーチュイン遺伝子というのは私達の身体の中では平時は休眠状態で動いていません。
少し前にこのサーチュイン遺伝子を活性化して若返りの効果があるとしてブームになったのがあの「レスベラトロール」です。まあ、その時もNHKの特集が発端だったのですが、NHKは若返りが好きなんですかね。ただ、あの後レスベラトロールの人気が高まらなかったのは効果が無かったのかも。
よくよくこの「NMN」を調べてみるとビタミンBの一つであるナイアシンとコエンザイムが関係しているのですな。コエンザイムは7〜8年前に大ブームになったことがありましたが、コエンザイムはよい物を一日30ミリ以上摂れば体感は確実にあります。特にクロワールのSODと一緒に摂ると疲れや倦怠感にはかなり効果を発揮します。多分「NMN」が実用化されるのはかなり先の話でありますので、若返りに興味がある方はコエンザイムにナイアシン、SODを摂ることをお薦めしたいですね。
ただ、細胞が若返っても病気が治る訳ではないので、あくまで健康の身体であるというのが長生きの条件になるでしょう。やはり人間の死因の大部分が病気か事故でありまして中々老衰という方は多くない訳で、こんな長寿の薬が出来ても今の生活を続けていたら宝の持ち腐れであります。
先日、インドで長生きしている人はどういう暮らしをしているのか調べたのですが、その結果の10の習慣は次のものです。
1、ストレスを避ける(何処も一緒です)。2、社会生活を維持する(家族や友人との交流は必要です)。
3、食生活に一定のスパイスを取り入れる(流石インドです) 4、スピリチュアルな生活をする(宗教や趣味など心の拠り所は大切です)
5、ペットを飼う(ストレスを避けることに起因しますね) 6、楽天主義でいる(私、自信あります)
7、よく働く(私、自信ありません) 8、食べ物に拘る(自然食品や生食を取り入れる)
9、肉体的活動をする(運動や歩くことです、インドはヨガと水風呂だそうです)10、学び続ける(いつまでも知識を身につけたり、様々なことに興味を持つというのは大切です)。
まあ、インドでなくてもこういう習慣を持って生活している人だったら長生きしそうですね。ただ、これらの習慣を実行することは決して難しいことではありませんから、出来るなら心がけて欲しいです。こういう生活をしながら長寿薬を摂ったら本当に100歳まで生きることが当たり前になる時代がくるのでしょう。まあ、それまで私は絶対生きていないと思いますけどね。