週刊柏﨑 第383回_現代の大学生

はっきり言って寒いです。三寒四温のこの時期は、寒かったり、暖かかったりしてだんだん暖かくなるものなのですが、また、真冬に逆戻りのような陽気であります。少し前に、しまったパッチを出してはいています。週始め、テレビをつけたら関東ではかなり雪が降っているようであります。まあ、これだけ寒いと、あまり花粉症も飛んでいないようでありますが。
先日の人間ドックの結果が郵送されてきました。実は、人間ドックの検査日の朝にクロワール・アイネオを2粒飲んで言ったのですが、驚く事に去年まで両目共に0.3位だったのが、なんと両目0.8になっていました。QVCのナビさんが「柏崎さん、クロワール・アイネオは薬だよね。だって眼が見えるようになるんだもん」と言っていたのを思い出しました。それでも、クロワール・アイネオはちゃんとした健康食品であります。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
このところのニュースで驚いてしまったのが、やはり京大のカンニング事件であります。私のような超アナログ人間にとって、試験問題を携帯で撮ってそれを「ネット」を通してヤフー知恵袋というサイトに投稿するなんていう方法は、億にひとつも思いつかないものであります。しかも、私としては、こちらの方が驚きなのですが、こういった京大の試験問題のような難問に対し、即座に回答が返ってきたというネット社会の存在であります。エジプトやリビアなど中東では、インターネットによる革命があったと言われていますが、確かに、私なんかには到底理解できない位、この世界のネットワークは広がり、層も厚くなっているのだと思います。ネットの向こう側には、常に膨大な人がいて、いつもつながっているのです。しかも、そこには京大の入試などの難問を無報酬ですぐさま答えるような優秀な人間もいるのです。ネット社会は、私達が思うより巨大な力を持ち、世の中は様々な変化を強いられるのだと思います。アメリカの政治スキャンダルをばらしちゃったウィキリークスや、例の中国船の衝撃事故のビデオを流してしまったYOUTUBEなど、もはや真実を隠すことはできなくなっています。そういう環境下に既存のマスコミの報道は、かえって色々な意図を感じることがあります。
さて、毎日のように報道されているのでもう常識であるのですが、就職するのがものすごく大変なのだそうです。今は私が学生の時とは違って、子供の絶対数が減っているにも関わらずであります。何かの雑誌に出ていたのですが、私が大学を卒業した頃の1979年の大学への進学率は26.1%(男子39.3%、女子12.2%)だったのが、2010年は50.9%(男子56.4%、女子45.2%)と単純に大学に進む学生数は倍増しています。要するに、子供の数は減っていても、大学生の数は恐ろしい位増えているのです。それに、去年娘が大学に進んだので知っていたのですが、受験なしで大学に進んでしまう推薦入学者がとんでもなく多くなっているのです。大学の質さえ問わなければ、まあ大抵の高校生は大学に入学することは可能であります。もちろん、超難関の大学もある訳で、今回のカンニング事件のように、このような大学に入る難易度は並大抵ではありません。これら本当に苦労をして猛勉強をした学生と勉強もしないで何の苦労もなく、過ごしてきた学生がすべての大学生というくくりで存在するのです。しかも、今の日本の大学制度というものが(一部の特殊な資格を取得する学校を除いて)大学に入学することが目標であって、大学時代にろくすっぽ勉強もしないし、甘やかされて育ったことで人間としての常識さえも持たない大学生を生み出しているのです。その結果、企業が必要としている人間と、今の日本の大学が作りだしている人間が完全にミスマッチになっているという現実があります。企業側から見ると、採用人数を減らしているのは、景気が悪いのではないのです。
今のほとんどの企業は、グローバル化、即ち、日本だけではなく、世界中にマーケットを求めなくてはならない状況であります。その時、多分、今の日本の大学生、ひいては日本の大学制度下では、企業の変化には対応できなくなっていると思います。多くの大企業が、英語や中国語の研修を必修としているなら、少なくとも、一番時間がある大学時代にそれなりのレベルの力をつける必要があると思います。会社に入ったら、勉強する、そんな余裕は今の時代にはありません。それに運よく就職した学生であっても、3人に1人は3年以内に辞めてしまいます。私の学生時代も石油ショック後で、結構きついものがあったのですが、やはり3年位たったら半分近くの同期が辞めていきました。
現在、私は小さいながら、一つの企業を経営しています。社員さんもバイトを入れると10人近くいるのですが、本当に人を雇用するというのは、経営者にとって大変なことであります。雇用というのは、ボランティアでも慈善事業でもありません。当然、給与や様々な経費に対するリターンということが大切となります。企業側からみれば、経費以上のリターンを社員さんがもたらせてくれれば、そんな人だったら何人でも雇用したいのです。以前は日本企業は大学新卒者と採用し、給料を払いながら会社の戦力になるよう教育・育成してきたのです。しかし、時代は変わりました。日本だけのマーケットは少子高齢化によってこれ以上の発展はありません。当然、海外に出ていかなければなりません。しかしながら、海外で商売するのは円高で本当に簡単ではありません。企業として相当の努力が必要です。その時、今の大学制度で生まれた学生を使えるのでしょうか。そう考えた時、今の状況は仕方ないのかもしれません。大学生の就職率は60%程度だそうです。私は今の時代、この数字は決して低いとは思いません。4年間もある大学生活、企業に必要な人間になるよう努力しなくてはなりません。私は大学時代、ろくに勉強もしなかったし、アルバイトに明け暮れたりしたり、本当に怠惰な大学で生活を送りました。もう一度大学生に戻れるなら、もっと違った人生を送れるじゃないかと思っています。それだけに今の大学生活を有意義に過ごしてほしいのです。
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柏崎

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