週刊柏﨑 第561回_増税後の今、私の好きなゲストデー


先週末から日曜日にかけて、近畿地方を直撃した台風は、京都に久しぶりの大雨をもたらしました。昨年大きな被害を出した嵐山を流れる桂川や鴨川はもう少しで氾濫しそうでありましたが、なんとか持ちこたえ、大きな被害は出なかったようで、やれやれであります。台風一過で日本中はまたまた猛暑に逆戻りと思っていたのですが、今週はかなり過ごし易いというか、このままこんな気候が続くともしかしたら、この夏は冷夏の可能性が出てきました。長期予報では、これからも長雨、日照不足状態が続くようであります。
今週末は、京都ではお盆の風物詩、大文字焼きであります。ここのところ、線香花火の人気が復活しているとのことですが、この京都大文字焼きは、盆地の京都を囲む山に「大」「妙」などの文字や模様をかがり火で浮かび上がらせるイベントでありまして、そのユラユラ燃える火が、非常に幻想的であります。まあ、それが、私的には、スケールを大掛かりにした線香花火のように見えるのです。あっという間終わるのも似てますしね。結構、この大文字焼きが私は好きなイベントであるのですけれど、今年は、QVCさんのオンエアーの為に見物することが出来ません。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
夏休みを利用して、娘と息子が里帰りしていまして、久しぶりに我が家は全員が揃っています。娘も息子も一人暮らしをして何が良かったかというと、二人とも料理が上手になったことであります。特に息子は、勉強もろくすっぽせず、飲食のバイトばかりに精を出した賜物で、煮物や焼き物に至るまで、純和食を美味しく、手際よく創るのには驚きました。娘は、相変わらずダイエット、ダイエットと言いながら、食っちゃ、寝るという無限スパイラル状態な訳で、絶対痩せんでしょうね。

消費税を増税してお国が何をしたいかというと、これは、税収を増やしたい、ただそれだけであります。今週発表された、4月〜6月のGDP(国内総生産)は6、8%のマイナスでありました。要は、せっかく私達の生活など考えずに税収を増やしにいったのに、増税後の状況は、税収が減っちゃったということなのです。先週に、もしかして4月〜6月のGDPは9パーセント位のマイナスになるかもと書きましたが、そういう意味では、想定内であったのですが、私達のように最終消費者と関わっている身とすると、とてもその位の冷え込みではないのです。あの東日本大震災の時には、GDPが6,9%のマイナスであった訳ですが、まあ、消費税の増税は、日本経済にとって大地震並の影響を及ぼしたのです。しかも、内容を詳しく見ると今の状況の方がかなりヤバイ、とにかく民間レベルの指数、個人消費、民間住宅投資、民間企業設備投資が軒並み総崩れとなっています。なんとかこのマイナスを下支えしたのが、いつもの公共投資という政府支出でありました。また、貿易収支が改善していますが、これも今の円安によって輸出が増えた訳ではなく、輸出は0.4%減っているのですが、景気が悪くなっていることから、輸入が5.6パーセント減っているという全く歓迎出来ない寄与であります。
今の状況の一番の危惧は、日本の国家としての力が減退していることです。それは、半年ほど前にアベノミクスの公約として出した、GDI(国民総所得)の減少であります。GDIというのは、それこそ、トヨタとかホンダ、キャノンなど超優良企業が稼いだ利益や世界一と言われる外国への貸付から得られる何十兆円などを合計した日本が稼いだお金の総額です。このGDIは、どんなことがあっても一貫して増えてきたもので、アベノミクスの公約として10パーセントの増大を謳った時も、このコラムで、「何もしなくても達成できるでしょ」とコメントしたのです。実は今回このGDIが前期比1.3パーセント、年率5.2パーセントマイナスになったのです。この稼ぐ力が落ちているのは、本当にヤバイ、もしかして、日本はとんでもないことになっている可能性があります。今の目先、この日本の消費を盛り立てるのは、夏という季節要因で、猛書関連の消費を煽るしかないのですが、冒頭述べたように、ちょっと冷夏っぽくなったことで、難しくなっています。確かに、ここ数日はエアコンも必要ないほどで、電気店の商戦も盛りあがりません。大企業のボーナスが上がった事で、7月はまずまずの回復傾向をみせたようですが、はやくも息切れ状態であります。我々、通販業界も、一時のキツイ状態はなんとか抜け出せましたが、今なお低空飛行が続いているのです。アベノミクスについては、色々批判の意見もありますが、日本のムードがなんぼか良くなったことは事実であります。しかしながら、4月の消費税増税は、日本経済のことを考えたら、絶対やってはいけないことです。ましてや、来年の追加増税などやられては、本当に廃業を考えなくてはならないのです。少なくとも、最早、商品価格に転嫁することは避けられません。今現在、中東やウクライナでドンパチやっているにも関わらず、原油価格などの資源価格は下がっています。これもこれからの、日本だけではなく世界全体の景気の悪化を先取りしてのものであるのではないでしょうか。
当の安倍首相は、このGDPの大きな落ち込み対し、今年通年でみれば、まだプラスだと余り深刻に考えていませんし、大手マスメディアも一貫して、「日本経済は、穏やかに回復している」とか「消費税増税の影響軽微」など、楽観視していますな。それに、テレビでしたり顔で、消費税増税は必要とか、景気は底堅いとか語っている評論家の方々、こういう人たちに本当に物を売る大変さを分かってもらいたいです。
アメリカ大統領ロナルド、レーガンが不況を脱するために採った政策レーガノミクス、アベノミクスの語源であります。但しその政策はアベノミクスを正反対でありまして、徹底した減税策をとったのです。まあ、景況感を良くするには、減税というのは大きな力を発揮する訳ありまして、少なくとも増税は景気にとって悪影響しかないのです。日本という国で景気を良くすることに一番大切なことは、個人消費を増やすことであります。その個人消費を増やす為には、所得を上げる、即ち使えるお金を増やすことが必要なんですね。で、今回のアベノミクスで、殆どの人は給料が上がらなかった、そこに物価高と増税です、サイドブレーキを掛けっぱなしにしてアクセルふんでも進まないのはあたり前でしょう。
何回も言っていますが、国が税金で運営されるという常識を変えなくてはなりません。少なくとも、国としてお金を稼ぐということを、真剣に考えなくてはならないということです。何が何でも収益は税金でというスタンスはいけません。
景気が本当に悪くなれば、少なくとも安倍政権は終わります、だからといってメディアを使って楽観論をふりまき、時間稼ぎをする、そんな姑息な急場しのぎでは、今回の不況の予兆は脱せないと私は思います。私は商売柄常に危ない、危ないと慎重に景気をとらえているのですが、今はかなりヤバイと本当に考えています。
この日曜日はQVCさんで「私の好きなゲストデー」というイベントがあります。なんと、皆さんに選んで頂き私、柏崎が出演いたします。なんで私がと、驚いていますが、期待に応えるように頑張ります。

柏崎

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