週刊柏﨑 第499回_見つめ直すこと

九州から関西にかけて梅雨入りとなり、京都でも今週はどんよりした、雨降りの日が続いています。
夜にカエルの声があちこちで聞こえてくるな、と感じていたら、近所の田んぼは田植えが既に終わっていました。まあ梅雨といっても、この頃の梅雨はドカーンとゲリラ豪雨が襲ってくるので、ここのところの地震で地盤が弱くなっている恐れがある所や普段あまり水位が高くない河川などでは、注意が必要であります。なにしろ、短時間で考えられないような雨が降りますので、そういう恐れの可能性がある場所では早めの避難をするのが無難でしょう。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。日本ダービーですが、なんとかクロワールは馬群に沈んだものの、キズナが優勝し娘と共にほんの少し儲けさせて頂きました。(数千円)

先日、関東地方の河川で取れたうなぎから高濃度の放射能が検出されました。
去年位からうなぎの稚魚の不良が原因でうなぎの蒲焼きの値段が高騰している訳であります。今年もうなぎの稚魚しらすうなぎは、驚きの1キロ当たり約270万円ということであります。日本で流通しているうなぎは主に国内の養殖物か中国産などの輸入物であります。
私もたまにうな丼を食べますが、せいぜい2~3千円という代物です。高級うなぎ店に行きますと(行ったこと無いですが)天然うなぎといって時価(もの凄い値段)で食すことが出来るようですが、これからは考えた方が無難ですな。
こういうことが報道されると、すぐ風評被害という話になるのですが、消費者側としては、前から言っているように、しっかりとした安全であるというエビデンス、数値を明確に提示して販売して欲しいと思うのです。

健康茶クロワールプラス、スーパークロワールアイネオと弊社では放射能検査をしていずれも検出せずという結果が出ています。この検査については、何人ものお客様より問い合わせがあって実施したものですが、検査結果をTV番組などで放映することは要らぬ混乱を招くとして出来ません。まあ気持ちは解りますので、仕方がないと思うのですが、それはあくまで販売者としての立場であって、一消費者としては納得出来ません。
つい先日も、ブランド米にそうではない米を混ぜて販売していた業者が捕まりましたが、消費者は何を信じて食べ物を選んでいいのか、分からないし、不安であるのです。放射能も添加物も直ちに健康に害が有るものでは無いそうです。それはすぐに病気になったり寝込んだりしないということであって確実に健康を損なっているのです。
少し前、新聞を見ていたら、人工肛門をつけた方の話が載っていました。その方の話によると、人工肛門にするとおへその下に腸が見えるそうで、添加物が多いカップ麺などを食べて15分程すると自然状態であればピンク色の腸が赤く変化して携帯のバイブのように震えだすのだそうです。この方はそれ以来、添加物入りの食品を食べなくなったということですが、私もその話を聞いて、今はカップ麺を摂れなくなってしまいました。このように、放射能や添加物は、確かに直ちに健康には害がないかもしれませんが、見えないところで体がSOSを出しているというのを忘れてはいけません。
この添加物や放射能が体内に入って起きる様々な悪影響を引き起こすのが、添加物や放射能によって体内に発生する活性酸素と言われています。国から私達の健康に対し摂っても大丈夫というお墨付きを貰っている添加物でさえこのように腸が赤くなったり、震えたりするというのですから、基準値以上の放射能の内部被ばくなんていったら、どれくらいの活性酸素が発生して体に悪影響を及ぼすか私達はもっと真剣に考えた方がいいでしょうな。
まあ、それだけ、食生活というのは大切であって、なるべく添加物を用いないそして、基準値内の放射線量である食材を使用したバランスの良い食事をすることが、活性酸素を分解してくれる酵素SODを摂ることと共に私達には必要であるのです。
ただし、多分添加物や放射性物質などを絶対に摂らないなんてことは不可能でありますから、せめて食品を購入する際、裏面の成分表位は見ましょう。そしてなるべく沢山の種類の添加物の入っていない物を選んでくださいね。放射線量に関して、これはもうどうしようもない訳でありますが、産地や生産者が分かるようなものを選ぶしかないかもしれませんな。
前にも書きましたが、「放射線量がゼロでなくちゃダメ」という消費者のスタンスが、現在の食品の放射線に関して何にも情報無しという状況を作っていることを忘れないでください。「疑わしい食品はなるべく避ける」「安全な食品を求める」ということは大切なことであり、皆さんには心がけて欲しことであります。しかしながら、時としてその行動が極端になり生産者や製造者を追い詰めてしまうことがあるということを、食品に携わる身として皆さんは忘れないで欲しいのです。
それに、消費者があまりに、安価なものであるとか、みためが綺麗で形が整ったものであるとか、賞味期限が長いものや硬くなったり、カビが生えたりしないものなど、普通の食品ではありえない特性を持った商品を有難がるという今の風潮も考えものであると思うのです。
自然な昔から私達の周りにある食品や食材は、放っておけばすぐ硬くなったり腐ったりするものなんですよ。だからそうならない食品を有難がるなんていうのはもってのほか、逆に「何故、かたくならないの。」とか「何故、腐らないの。」と疑問を感じて欲しいと思うのです。健康食品に関しては基本味は無いし、堅くなったり、普通の食品と違って見た目で善し悪しを半断することが出来ません。
ですから成分の由来というのは、皆さんの健康を考える時、とっても大切なことであるのですよ。添加物を控えた食生活をしていても、合成した有効成分を摂っていたらなんにもなりませんからね。

柏崎

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