週刊柏﨑　第615回_ファスティングダイエットとは

今週初めに短い夏休みを取って、九州の嫁の実家に車で帰郷したのですが、途中何回も前が見えなくなるような豪雨が、いきなり降ってきて運転不能状態になりました。

今回は義父の初盆のための里帰りでありまして、娘と息子も一緒に行ったのですが、流石に九州は遠いですな。嫁の実家は、黒田官兵衛やから揚げで有名な大分県の中津であります。ここに来るといつも思うのが、食べ物は美味しいは、人間は優しいは、物価は安いは、温泉は至る所にあるはと、本当に良いところということです。私的には、将来はここに住みたいと考えているのですが。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。今の処、かなり暑さも和らいで過ごし易くなっています、夕方も、暗くなるのが早くなってきましたね。まあ、それでも簡単に秋という風にはいかないのでしょう。皆さんも、体調など崩さないようにしてください。

2020年に開催予定の東京オリンピック、まだまだ先のことでありますが、この準備段階からケチがつきまくっているようです。先ず新国立競技場の建設費用で当初の案がやり直しになったと思ったら、今度はオリンピックエンブレムのパクリ疑惑でこれもやり直しです。

競技場にしてもエンブレムにしてもデザインというカテゴリーに対して私は全く疎い訳で、現在問題になっている様々な疑惑に対して、私はどうのこうの言う立場ではありませんが、納税者として、これだけ湯水のように無駄な費用を浪費する現状は看過することが出来ません。今回のパクリ疑惑で一番感じたのが、今のネット社会が社会に及ぼす影響力であります。このデザイナーの一連の作品を一瞬の内に丸裸に調べ上げ、瞬く間にネットによって拡散していくのですからね。オリンピックエンブレムの白紙撤回は、正にこのようなネット住民の力といっても過言ではありません。一人一人の力は確かに微力でありますが、こうやってネットによって結束すれば、国の決定だって覆すことも出来るのです、使い方を誤ると個人のプライベートなども無くなったり、攻撃も無制限に続くといった危険性もあり、正に諸刃の剣でありますが、最早ネットが無くなることはありませんので、上手に使いこなしていく事が必要であると思います。

それにしても、私達国民にとって東京オリンピックのこれらの問題は、オリンピックを食い物にした利権者の単なる金儲けにしか映らず、これだけ時間的にも費用的にも大きな損害を被ったのにも拘わらず、誰も責任を取ろうとしない、全く呆れるだけですな。これからの日本の再生の為の条件として、国のかじ取りを担う人々から、いかに責任を取らない、または取れない輩を排除するかを大きなポイントとしてあげたいです。東京オリンピック、それなりに楽しみにしていたのですが（生きていればですが）、招致反対を唱えていた方々が言っていた「そんな金があるなら福島の人達をなんとかしろ。」という意見の方が現状を見る限りは、正しいような気がします。

因みに、エーエルジャパンのロゴなんですが、ウチでバイトしていた女性の旦那さんがデザイナーで、パパッと造ってくれました。確かタダだったと思いますが、格好よくて気に入ってます。私が見る限り、この旦那さんはとっても才能があると思います。なんなら紹介します。

さて、このところダイエット器具についてあれこれ書いてきたのですが、今週は、今流行りのファスティングダイエットについて私の意見を書きたいと思います。まあ、色々ダイエット方法があるのですけれど、個人的には一番やらない方がいいと思うのが、このファスティングダイエットであります。どうしてか、そりゃ自分で痩せにくい身体を造っているのですから、お薦めは出来ないですな。

元々ファスティングというのは、断食的なものであるのですから、何日か断食すれば痩せない方が可笑しい訳であります。しかしながらファスティングをする目的というのは、そもそもダイエットの為ではなく、あくまで身体の中をリセットしてキレイにするという目的の為にするものなのです。

何日か食べなければ、身体は生活することに危機状態になります。危機状態を回避する為に、ファスティングが終わった後、人間の身体は。普通の状態よりもはるかに栄養を吸収するようになります。今のファスティングダイエットは数日ゼリーやジュースだけで過ごすというものが殆どです。

要は、3食の食事の一食をゼリーなどで済ませる、置き換えダイエットを3食ともゼリーなどにしてしまい、短期間で終わらせてしまおうという、まあ、単純なものですね。ハッキリ言って、2日で落とした体重は2日でもとに戻ります。そしてそれを繰り返すことによって痩せにくくなります。まだ、一食を置き換えて、長い時間をかけてやる置き換えダイエットの方がよっぽど理にかなっています。現代は老若男女、体型を意識する人が増えていて、ダイエット関連産業が成長してきている訳でありますが、それだけお金をかけ、努力もしているのですが、肥満者は逆に増えているのです。それは、ダイエットというのを全く単純に捉えていて、科学的に考えていないという現実があります。

正しいダイエットというのは、脂肪体重を減らさなければならないのですが、どれだけ体に脂肪がどのような状態であるかということを殆どの人が把握していないのです。私達は脳によって常にどの程度の脂肪が体に蓄積しているのか感知しています。脂肪と言うのは、私達の生きるためのエネルギーでありますから、エネルギーとして脂肪量は感知しますが、体型などは二の次であるのですな。ですから、簡単にダイエット言いますが、日常生活で付いてしまった脂肪体重を落とすという事はとんでもない努力が要ります。肥満というのもある意味生活習慣病であると思いますから、生活習慣を変えなければそうそう痩せることは出来ません。無理は禁物です。