週刊柏﨑 第307回_ハイブリッド技術

夏っぽくない8月もあっという間に終わり、早9月に突入しました。
朝晩は本当にめっきり秋らしくなっていて、半袖では少し肌寒く感じるほどです。あのオレンジ色の薬をまいて、オタマジャクシが全くいなくなった田んぼもすっかり稲穂が黄色くたわわになっています。
本当にこの歳になると、一年が過ぎるのが早いです。
8月30日の衆院選挙は大方の予想通り、鳩山民主党の圧勝で終わりました。当日の選挙速報では、番組が始まった午後8時にいきなり民主320議席以上・自民100議席割れと発表したテレビ局もあったくらいで、まざまざと小選挙区制度の怖さを感じた次第です。(その後、民主308議席・自民119議席という結果になりました)
それにしても、あの比例復活当選という制度はどうなんでしょう?小選挙区で有権者に「NO」と言われたわけですから、少なくとも重複立候補というのは今後考えたほうがいいと思います。2006年の衆院選挙の時もそうだったのですが、今回も勝った政党の比例区候補が足りなくなってしまい、他の政党の候補が当選するなんてシステムは、投票した側から見ると納得いかないと思いませんか?まぁ、それでも結果として、55年から長きに渡って続いた自民党による統治が終わり、民主党による「政権交代」となったのです。
期日前投票では過去類を見ない程の投票数だったのですが、この選挙の投票率は約70%と思ったほど上がっていないわけで、それが民主が320議席を上回れなかった原因のようです。そして、ヤバいと言われていた自民党ベテラン議員がかろうじて小選挙区で当選できた理由です。
 
皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
圧勝した民主党の方々には、本当にこの国を良くして欲しいと望むだけです。
それにしても全く視聴率が取れなくなった読売ジャイアンツといい、満員御礼が珍しくなった大相撲と言い、今回の自民党も含め、驕れる者は久しからずであります。
 
さて、このところエコカー減税などの話題で目にすることが多い「ハイブリッド」という文字。
もともとは「異なる2つ以上のモノを組み合わせた雑種」という意味であります。
皆さんは「ハイブリッド」という言葉に、省エネやエコやすごい技術といったイメージを持っていませんでしたか?
1874年に木村屋が、東京・銀座本店で発売した「アンパン」は、餡子という和の素材とパンという洋の素材を合体させた完璧なハイブリッド商品だったのです。なんかハイブリッドという言葉が付くとアンパンがしゃべって空を飛んじゃうアンパンマンがイメージとして頭に浮かんでしまうのですが、そんな大層なものではないのです。
ですから、この今話題のハイブリッドカーなるものも、従来のガソリン燃料でエンジンを動かす内燃機関と、電気によって作動させる電動機という、異なる技術を組み合わせた車であるということなのです。
このハイブリッドカーは、この大不況の中の車メーカーにとって、救世主と言ってもいい存在であって、トヨタの「プリウス」やホンダの「インサイト」はエコカー特典の制度もあって、大きく売れ行きを伸ばしています。
これは、内燃機と電動機を併用することで、燃費を1リットル=20キロメートル以上まで高めることができるという点が、大きなメリットとなっているからです。この結果、省エネやエコロジーということを可能にしているのですから、ハイブリッドという技術が役立っているわけです。しかしながら、7月に発表されたハイブリッドのレクサス(約400万円)や、9月に発表されたメルセデスベンツのハイブリッドカー(約1400万円)は、なんかハイブリッドという良いイメージと、エコカー特典という優遇策を利用した車メーカーの戦略であるような気がしてなりません。
 
以前ドイツで開発された「ポタト」という品種を覚えていますか?
これはポテトのようなトマトではなく、地上にはトマトが出来て、地中にはポテトが出来るという、一種類で2度楽しめるという夢の野菜であったのです。出来た当時は画期的といわれた、いわゆる「ハイブリッド野菜」であったのですが、実際にはトマトと呼べないような、ミニトマトにも劣るトマトと、むかごのようなポテトが出来るだけで、実際はほとんど役に立たなかったのです。
先週ふれました新型インフルエンザのワクチンも、実は数種類株の遺伝子を操作して、それをハイブリッド化して作っているのです。ハイブリッド技術というのは、これからある意味、どんどん新しい技術が導入され、進歩していくものと思います。
これからこの「ハイブリッド」という言葉を使った商品が、どんどん出て来ることが予想されます。
消しゴムとか鉛筆とか、動力が付いた自転車とか、あれもみんなハイブリッドなんですね。
なんせ異なるものを組み合わせればいいのですから、アイデア次第ではとんでもない商品も登場するでしょう。
しかしながら、ハイブリッドカーに関しては、水素とか電力とかの純系の技術が進歩すれば、多分なくなるんだろうと思います。

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