週刊柏﨑 第306回_インフルエンザとビジネス

すっかり秋めいてきました。早朝の犬との散歩時の気温は肌寒く感じています。まあ、朝セミが鳴いているかいないかで、大体暑いか涼しいかは解かるのですが、過ごし易い陽気であることは確かであります。
来たる8/30日曜日は、衆院選挙であります。なんでも期日前投票は、過去に例を見ない程、多くの方が投票を行ったということです。それだけ有権者の方々の関心が高い今回の選挙です。私も日曜はしっかり投票に行こうと考えています。皆様も国政に参加する権利でありますので、是非投票に行って欲しいと思います。皆様お変わりございませんか?
実は今週、我がエーエルジャパンには、昨日迄、税務署による調査が入っていまして、過去の帳面とか在庫表などを揃えたりして、結構大変だったわけです。
税理士さんによると、最近の不況下、弊社のような零細企業や中小企業の約80%近くが赤字状態であるということで、弊社のようにかろうじて黒字決算を出している企業は、どうしても税務署の調査対象になってしまうとの事でした。クロワールシリーズを初めとする弊社の商品が、沢山のお客様に支持されていて、小額ではございますが、会社を黒字にする事が出来ています。皆様には深く感謝する次第であります。QVCさんで暫くの間、売り切れになっておりましたクロワール・アイネオも今週やっと納入することが出来ました。さて、夏場というのに、滞るところを知らない新型インフルエンザであります。先日、中京大付属中の40数年ぶりの優勝で幕を閉じた甲子園大会でも多数の方がこのインフルエンザに感染してしまいました。全国では、何人かの方がインフルエンザによって亡くなられました。
この新型インフルエンザは沖縄で突出した患者数を出しています。今のところ、全国感染率2位の奈良県の約10倍と、すごい数字であるのです。この新型インフルエンザは、今年の初めは豚インフルエンザという名で豚が感染源ではないかという事だったのです。
実は沖縄県は養豚に関しては全国で有数の場所であって、今更ながら、やっぱり豚でしょ!という感じなのです。しかしながら、豚肉を食べて感染するわけではないので、とにかく従来型のマスクや手洗い、うがいなどで予防するしかないのです。ゴールデンウィーク頃の新型インフルエンザ問題で社会問題にまでなったマスク不足でありますが、現在は若干品薄状態ではありますが、それでも大体の薬局にはそれなりにマスクの在庫があって、日本人らしい、熱しやすく冷めやすい性格を物語っています。ですが、楽天などのインターネット通販ではマスクはぶっちぎりの売れ筋商品になっていますので、いくつかは買い置きすることをお薦めします。現在、薬品問屋のレベルではマスクは現金決済という状況で、必ずインフルエンザでマスクがなくなるという事を想定して動いている業者さんが多いのです。問屋さんの話では、先日、中国産のマスクの結合部分にホッチキスを使っていた製品があったという事で、少々高くなりますが、日本製の機能がしっかり証明されているマスクを使用する事が良いと思います。まあ、マスクに関しては、どんなマスクを使用してもそれ程健康被害が出るとは思いませんが、新型インフルエンザのワクチンに関しては注意が必要です。
なぜなら、通常に使われるワクチンというものは、ウイルスを発見してから半年から1年かけてウイルス自体を研究して、それで何種類かのワクチンを作り、それから何回も治験を行い、安全性と効力を確認してから初めて、患者に投与されるのです。一般的には約5年かかるといわれています。しかしながら、今回のワクチンは急ごしらえという感は否めず、とりあえず作って、100例ぐらいの治験で数千万人に投与されるのです。
新聞によると、現在わかっているだけで、国内で必要とされるワクチンは約5300万人分といわれ、国内メーカーが年末まで製造可能なワクチンは、約1700万人分です。厚生労働省は、不足分を欧米などの薬品メーカーから輸入する方針であるそうですが、海外製ワクチンにはワクチンの効果を増強するために、国内製にはない添加物が含まれており、予期できない重い副作用が起こる可能性が懸念されているそうなんです。実は、従来型のインフルエンザのワクチンでも毎年100~200例くらいの副作用が報告されているのです。それも、それは厚生省に正式に報告されたものなので、実際の数字はこの数十倍位といわれているそうです。
ネットのある情報サイトによると、平成19年度はインフルエンザワクチンを2257万本を投与して、副作用報告が122例、うち死亡が4、後遺症が5、未回復が11、不明が10、回復が92という事です。それにそもそもいつも思うのですが、ワクチンって「本当に効いてるの?」ということです。私の周りでもワクチンを打ったけどインフルエンザになったという人が結構いるし、何年か前の子供の受験の際、嫁に強制的にワクチンを打たれた際、先生に「これ打ったからってインフルエンザにならない訳じゃないよ」と言われ、それだったら高い料金払って「意味ないじゃん!」と思った事があるのです。このサイトによると、インフルエンザのワクチンが義務化から任意に戻ってもインフルエンザの患者数は減ったわけではないそうです。新型インフルエンザを大きいビジネスチャンスを考える事は自由ですが、少なくとも安全であり効力のある製品を出すことは絶対守って欲しいと思います。

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