週刊柏﨑 第308回_少子化とタイガース

9月1週目で、とっても涼しくなりました。夜,窓をあけっぱなしにして寝ると朝方寒くなって起きてしまうほどです。犬の散歩時のユニフォームである短パン、Tシャツでは少し寒いのでこのところは上下ジャージにしています。そんな秋真っ盛りの陽気であるのですが、実は関西の一部では熱く燃え盛っていることがあります。それは何を隠そう阪神タイガースの3位争いであります。(興味がない人は全く関係ないですが)今シーズン前評判では優勝候補に推す評論家もいたほどの阪神タイガースは、ジャイアンツがぶっちぎりの戦績を残すのと対照的にシーズン当初より絶不調であって、7月頃にはもはや3位までが優勝を争うクライマックスシリーズ出場ももはや絶望的になって、トラきちだらけの銭湯でさえ阪神戦のテレビ放送あっても違う番組が映っていたりして、はっきりいって関西でのプロ野球は今シーズンすでに終了した感があったのです。それがどうでしょう4位のチームを10ゲーム以上離してぶっちぎり3位だったヤクルトが、2人の抑えピッチャーの故障で、あれよあれよという間に負けだして、いまや阪神が3位になるのも時間の問題という状況になったのです。今や関西では人に会うときは「阪神イケるんとちがいますか」という挨拶がでるくらいで、銭湯のサウナ室は阪神の話でもちきりであります。
まあ勝率が5割に満たない(要するに負け越しということです)阪神がもし日本一にでもなったら笑ってしまいますが。それでもあまり評判のよくないクライマックスシリーズ制、これはこれでアリなんじゃないかと思います。

皆様お元気でお過ごしでしょうか。

さて民主党鳩山新政権の誕生まで10日をきりました。国民の多数が期待する新政権のかじ取りでありますが。そのなかでほぼ確実に恩恵がないというかむしろ今よりしんどくなる人たちがいます。それが独身者と子供を持つ気がない夫婦であるといわれています。民主党のマニフェストの中には「少子化」に対する対策として子供を持っている家庭に対する優遇策が満載なのです。典型例として「子供手当」があります。この手当は出産直後から中学卒業までの15年間、子供1人につき毎月26000円「初年度は13000円」を現金で支給しようというものです。この新政権が衆院の任期をまっとうすれば、子どもが2人いる家庭であれば218万4000円を受け取ることができるのです。

そのほかにも民主党のマニフェストには公立高校の無償化や教育予算の引き上げ等、子供を持つ家庭の負担を軽減させようとする政策があります。また、子供を欲しいと考えている家庭にも不妊治療の保険適用(私は無料にすべきであると思っています)などの政策もあります。こういった少子化対策のマニフェストの実現に対し独身者や子供のいない夫婦に、ある程度の負担をしいることは止むを得ないと思います。今の日本にとって一番懸念することは何かといったら、それは間違いなく「少子化」であるといえるからです。以前は結婚すれば子供をもうけるということが普通であったし、たとえ子供がいなくても今のように子供はいらないというスタイルではなくて、あくまで結果として夫婦だけということだったと思うのです。それが今のようなライフスタイルの変化や子育ての大変さから子供が減っているのであれば、国として子育てに対する支援は当然であると考えるのです。であれば、財源というのは税金であるのだから、その分配は子供を持たない人達にはいかないし、ある程度の負担も当たり前なのです。ですから、分配を得たいのなら子供を持つよう努力をすればよいのです。

それでも子供にかかる費用は、この位の支援金では全然足りないのですから、それでも「少子化」に歯止めがかからなかったら?私は海外から移民を入れるべきであると考えています。今の日本は、海外からの移民がとても困難な状況であります。それでも東京や大阪の一部地域にいくと「これが日本か!」と思う程の海外都市化した場所があるのです。こういう地域にはビザを持たない、いわゆる不法滞在者が多く潜伏しているという話も聞いています。ですから、日本として、しっかりとしたルールを作って良質な海外移民を受けるべきであると思うのです。その為には母国での家柄や教育水準や財産などを目安にするのもいいでしょう。

 とにかく人は国の宝であるのです。人口減少が顕著になった国家は衰退するしかないのです。「少子化対策」に関しては、賛同する方が多いと思いますが、この「移民推奨策」には疑問を持つ人が多いでしょう。しかしながら、今の「少子化対策」だけで人口減が止まるとは考えられないのです。外需依存型の経済政策は限界なのです。内需による日本再生を計る為にも良質な移民による日本の人口増も検討する必要があると思います。

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