週刊柏崎 第845回 皆さんはオードリー・タンという人を知っていますか

見たことが無い進路をたどった台風14号でありますが、関東の一部や伊豆七島に大雨をもたらしました。10月9日日曜の深夜1時からQVCでクロワールアイQのオンエアが有りましたので、予報では土曜に台風14号が関東に上陸する恐れがあったために、当初はその土曜に海浜幕張に移動する予定を急きょ変更して金曜に現地に入った次第です。結果的には進路が逸れまして心配には及ばなかった訳ですが、緊張するQVCのオンエアの前に、要らぬ心配をしたくなかったので「転ばぬ先の杖」でありますな。台風一過、日本中は急激に冷え込んできています。週末には北海道で早雪が積もったようで、地球温暖化といっても冬はすぐそこまで来ています。
オンエア当日ですが、早めにQVCのスタジオに入りまして、その日のイベントデイのTSVをする千代の一番の西田会長やそのスタッフに挨拶しました。千代一さんの好調なオンエアの後を引き継ぎエーエルのクロワールアイQも僅か14分で用意していた在庫はソールドアウトとなり、その他クロワール茶、歯磨きジェル、ワハハ歯ブラシと全ての商品をお買い上げして頂けました。皆さんには本当に厚く御礼申し上げる次第です。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

現在、問題になっています日本学術会議への任命拒否問題ですがこの6人の学者さんを菅内閣は「言う事聞かないし、考え方も違うから気に食わない、キライ」と正直に言えばいいだけだと私は思いますね。拒否した理由を「総合的、俯瞰的活動を確保する観点から判断」って一体何のことか全く分かりません。まあ、正直に「この6人は嫌だから任命しない」と言えないからこんなことになっているのでしょうけど。
大阪都構想の住民投票が告示されました。大阪都構想に賛成の大阪維新の会+公明党と反対の自民党+野党連合の戦いであります。政令指定都市である大阪市を無くすことでコストカットに繋がるとしますが、基本コストというのは大部分が人件費でありまして、手続きの簡素化位のコストカットなど知れたもので、大阪都になったら職員をリストラすることに言及しない維新と公明はチョットずるいかなと思います。仮にこのコロナ渦に大阪都になって仕事が無くなる職員の雇用を守るなら、この大阪都構想は費用だけが嵩む愚策であると判断せざるを得ません。まあ、それを選択するのも大阪の方々でありますので、私には分かりません。私は、現状を打破するには変化が必要とすることには同意しますが、大阪都構想の肝は人件費の削減であり、それはコロナ渦の今では無いと思います。
日本は欧米諸国と比べて、新型コロナウィルスの感染者も死者も少ないと言われていますが、実はアジア圏の中では新型コロナウィルスの感染をほぼ完ぺきに抑えている国が存在します。その国の一つが台湾であります。台湾の凄さは世界中が新型コロナウィルスの第一波で混乱している4月にほぼコロナを終息させてしまったことです。この台湾のコロナ対策を担当したのがオードリー・タン氏という30歳代後半のトランスジェンダーの青年です。幼少期から独学でプログラミングに触れて、天才的な能力を身に着けていきましたが、学校生活にはなじめず、14歳で学校を辞めています。その後はネット経由で多くの研究者と交流を深めて専門性を高めていきました。その後ハッカーとして台頭し、弱冠16歳でインターネット企業を仲間と立ち上げる訳です。アメリカのシリコンバレーでアップルなどの技術顧問を歴任し、当時のアップル側がオファーした時間給は約100万円だったと言います。33歳でビジネス界からリタイアしましたが、台湾総統の祭英文氏に請われてITデジタル担当大臣として政権に入閣しました。オードリー・タン氏はデジタルの強さは3つのF、「FAST(速さ)」「FAIR(公平さ)」
「FAN(楽しさ)」と言います。タン氏はこの3つFと実行して台湾と新型コロナウィルスの感染拡大から救ったのです。
まず「速さ」、台湾は世界に先駆けて中国武漢からの入国者に対する検疫体制を強化したのですが、これは台湾のインターネット掲示板に武漢の医師が「新型肺炎が流行している」との書き込みがあり、いち早くそれを調査し、信憑性が高いと判断したからです。そして検疫強化をすぐに実行することも日本にはない「速さ」です。この時日本は、インバウンド需要をあてにして中国旅行者ウェルカムだったのです。
「公平性」に関してはマスク供給で発揮されました。台湾でも日本同様深刻なマスク不足に見舞われました。この時タン氏が台湾政府として打ち出したのが実名購入制といって、市民が持つ健康保険カードと購入歴を紐づけて、大人1人につき週2枚を割り当てました。タン氏は政府が保有する在庫データを一般に公開し、民間のプログラマーによってスマホの地図上でマスクの在庫が確認できるようなシステムを作り上げました。その後、コンビニで予約購入が出来る方式など、利用者や薬局の声を受けて利便性を高めていったのです。かたや日本はマスクの高額転売やマスクを求めて長蛇の列が出来るなど滅茶苦茶になったことが記憶に新しいことです。
「FAN楽しさ」コロナ渦には根拠の無い噂やデマがSNSなどを通じて広がります。タン氏はユーモアの力でそのデマを簡単に抑えたのです。
オードリー・タン氏が目指すのは最新のデジタル技術を使って新たな社会基盤や様式を構築することです。「デジタルは自由の為に」と彼は話ますが、タン氏は子供の頃「日本人は未来に住んでいるようだった」と日本のデジタル技術が台湾より遥かに進んでいると思っていたと言います。まあ、私よりおじいちゃんのIT音痴の大臣が歴任する日本のIT大臣ですから、こんな若き天才大臣にかかれば瞬く間に追い抜かれていくのも仕方がない事です。このままだと日本はどんどんデジタル技術革命から置いてきぼりされるのでしょうね。
そして、昨日は渡辺公海ナビの力でNアセチルグルコサミンロコモディとクロワールプロバイオティクス12が完売となりました。重ねて皆さんにはお礼申し上げます。

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