週刊柏﨑 第802回 世界で一番悲観的な日本の若者
今年もいよいよ12月、師走に入りました。週初めに全国的にまとまった雨が降りまして、一気に寒さが厳しくなったようです。京都は相変わらず内外の観光客で賑わっていまして、市内を車で走ると他府県ナンバーの車をよく目にします。この週末で紅葉もほぼ見ごろが終わりそうです。実は12月は私、本当に忙しくて毎週のように東京に出張が入っています。QVCのオンエアは2回、14日がエアリーアクア、29日が緑のDHA,EPAのTSVです。オンエア以外に打ち合わせや商談が立て込んでいる他、業者さんやベンダーさんとの忘年会も大切なお付き合いの一つであります。先日、恒例の定期健診で血液検査しましたが、高めだった尿酸値も範囲内に収まり、昔から超高値安定であったγ=GTPも大幅な改善をしておりました。現在、飲んでいるサプリはアイプロ、緑のDHA,EPA、Nアセチルグルコサミンロコモディそしてプロバイオティクス12です。(コエンザイム、ゴールドは疲れた時に摂っています、あとクロワール茶は毎日)プロバイオティクス12のサンプルを摂っている人達には、便秘が治った、便臭が気にならなくなったという腸のことから、アレルギーが無くなったとか中性脂肪が下がった、肌荒れが良くなったとか実に様々な改善が出ています。やはり腸活は免疫や解毒、浄血などにも好影響が有りますから、思いもよらぬ効果が有るのかも知れません。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
日本財団が日本やアメリカ、イギリス、中国、韓国、インドなど9か国の17歳〜19歳、それぞれ1000人を対象に自分の国の将来についてアンケートを実施しました。「自分の国の将来についてどう思うか」と質問したのですが、「良くなる」と答えた日本の若者は9,6%で9か国中最低となったそうです。この数字はトップの中国に比べてなんと10分の1だったのです。また「自分で国や社会を変えることが出来る」と思う日本の若者は約18%でありこちらも断トツの最下位であり、ブービーの8位の韓国の半分以下と今の日本の若者の将来に対する意欲や国や社会に対する意識の無さは、目を覆いたくなるほどです。実は、1989年のバブルの頃に取った同じアンケートでは断トツの最下位はアメリカであったのです。日本は、そのアメリカの格差社会をもたらす新自由主義を一貫して執ってきたのですから、当然の結果なのかも知れません。まあ、将来を担う若者の大半がこれだけ悲観的であることに、現状を見る限り妙に納得してしまうのと同時にかなりの危機感を抱きますな。昔から、日本は「政治は二流、経済は一流」と言われてきた訳です。その超優良児の経済を政治がぶっ壊したのだからお先真っ暗です。香港では中国の統治に反対して今尚大規模なデモが続いています。世界の多くの人が中国という国は自由が無い、基本的人権を大切にしない国家だと思っています。しかしながら、中国では、96%もの若者が国の将来に期待しているし、希望にも燃えています。全世界が一斉に走ったグローバリズムというのは完全に曲がり角にきているのだと思います。世界各国が支え合うという考え方は素晴らしいですが、今や資本主義は完全に限界がきていて、最早、経済大国でさえ財政はしんどいが現状です。さすれば、ない袖は振れないということで、殆どの国は内向きになりだし、トランプ大統領みたいな自国第一主義の指導者が現れたのです。アメリカべったりの日本は体の良いお財布代わりにアメリカに扱われ、日本の若者は将来に夢を持てなくなったと思いす。その点、中国は無制限のグローバリズムに陥らず、中国としてのプライドとシビアな金銭感覚を持っている訳で、いつぶっ壊れても可笑しくない経済が案外このままいくんじゃないかと考えています。
さて、先週のプロバイオティクスの話の続きをしましょう。乳酸菌が入ったサプリメントなど製品に「殺菌してある乳酸菌含有」という表示が有ります。これが俗に言う死菌と呼ばれている乳酸菌です。乳酸菌やビフィズス菌は生きたままですと、その生態が安定しません。生きた菌を生菌と呼んでいますが、生菌は空気に触れたり、湿気がある環境では死んでしまいます。先週述べましたが、少し前まで乳酸菌は生菌でも死菌でも腸に入った時に、機能としてどちらも有用であり、効果の大差が無いと考えられていました。それに乳酸菌やビフィズス菌は胃液(酸)や胆汁(アルカリ)に弱く、生菌で摂ったとしても腸に届くまでに死んでしまう可能性が高く、それだったら安定しない生菌でなく死菌で十分と、生菌をわざわざ殺菌して死菌にとして製品に入れていたのです。まあ、殺菌することにより数を決めて沢山(何兆個とか)入れることが可能になったのです。
ただ乳酸菌やビフィズス菌には人によっては合う、合わないというのがあって自分の腸内フローラに適合しなければ、幾らとっても無意味というか、体感が全く無い訳です。私達は加齢と共に、様々な身体の大切なものを失っていきます。腸内の善玉菌もその一つであります。今迄、腸内の善玉菌は加齢によって数が少なくなっていくと考えられていました。それが新たな研究で、数と共に善玉菌の種類が減少していくことが判明したのです。ですから、乳酸菌やビフィズス菌を補う時、数も大切ですが数以上に多種多様の善玉菌を補う事が重要であったのです。現在、日本では多くの種類の生きた善玉菌のサプリやヨーグルト、飲料が販売されていまして、様々な用途、機能が歌われています。ただ、今の日本では生きた乳酸菌やビフィズス菌を安定した状態で製品に入れることが困難であります。生菌を配合した製品に生菌の数を記載したものは殆ど無いと思います。要は、生きた乳酸菌やビフィズス菌を決められた数だけ配合しても、その後、日にちが経過した時に、どれくらいの生菌が生きているか分からないのです。また、多種多様の生きた善玉菌を一つのカプセルに安定して充填する工場が日本には有りません。私が、注目したのが多種多様の生きた善玉菌を生きた状態で眠らせるクライオテクノロジーというデンマークの技術であります。そして12種類もの多種多様の善玉菌を植物性の小さなカプセルに充填するイタリアの専用工場です。この技術と専用工場があるから、12種類の善玉菌を250億個配合し100億個以上生菌であることを保証しています。特に驚くのがビフィズス菌を生菌で4種類配合していることです。実はビフィズス菌は大腸内で善玉菌の99%を占める菌です。ビフィズス菌は酸やアルカリに弱いのですが、それ以上に空気に弱く、生きたビフィズス菌を4種類、しかも多くの数を入れることは今の日本の製品には出来ないことです。12種類の善玉菌は私達が日本で効果があると言われて多くのサプリやヨーグルトに使われている菌をセレクトしました。12種類の善玉菌の一つでも皆さんの腸内フローラと合えば、体感があると考えています。
アフガニスタンで長く、現地の人々に対し医療やインフラ建設など復興に携わってきた「ペシャワール会」の代表医師の中村哲氏が何者かに銃撃され亡くなりました。関係者の方々にはお悔やみ申し上げると共に、心からご冥福をお祈りします。