週刊柏﨑 第757回 大腸の健康って物凄く大切なことです

今年もとうとう12月、師走に入りました。

週初めから、気温が上がって冬の陽気では有りません。

12月に日本各地で夏日になるなんて、チョット記憶に無いですな。

ただでさえ日本の景気が良くないのに、こんなに暖かくては冬服も暖房器具も売れませんね。

ただ、週末から来週にかけて、大寒波がやってくるということで、クロワールシリーズで体調管理して下さいね。

毎年同じことを書いていますが、本当に1年が過ぎるのは速いものです。

若い頃は、もっと1年間ってゆっくりだったような気がするのですが。

私の周りの同年代の友人が、一人また一人と現役から引退していく中、未だに全速力で走っているような現役生活を送っております。

先日、調べ物があって近所の図書館に行ったのですが、もうそこはリタイヤ組のたまり場のようになっていて、まあ何もやることが無くなるよりも、こうやってせわしなく動き回る方が幸せなのかも知れません。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

興味の無い方には全く分からない話なのですが、今週プロレスラーのダイナマイトキッドが亡くなりました。

享年60歳です。

プロレスという競技を純粋にスポーツと言うつもりは有りませんが、それでもショーとして立派に観客を魅了する迫力があります。

ただ、身体を大きくするためにステロイドを使用する選手が多く、そのステロイドの副作用で命を落とすことも多いと言うのが残念な点です。

つい最近もWWEという世界一の団体の世界チャンピオンにもなったエディ、ゲレロやジャック、ベノアが多分ステロイドの副作用の心臓疾患で亡くなりました。

ダイナマイトキッドも大分前から車いす生活を余儀なくされてステロイドの後遺症で苦しんでいたようです。

強い薬というのは、効き目も強いですが、副作用も強いのです。

薬を否定するつもりは毛頭ありませんが、薬に頼り切るというのはやっぱり怖いです。

これは、健康食品にも言えることで、どんなに体感があろうと体内に存在しない成分は、あくまで異物でありまして、安易に摂ることは考えた方がいいと思います。

この頃、思うのですが、私達の身体の健康を考えた時、大腸の状態を良好にすることが一番大切じゃないかということです。

何故なら、現代人の身体でどのパーツが一番悪くなっているかというと間違いなく大腸であるからです。

今、女性が罹患するガンで死亡数がトップなのは大腸ガンです。(因みに男性の大腸ガンの死亡数は3位です)

この大腸がんというのは、2000年になってからエライ勢いで増えていまして、確実に現代の生活習慣が原因であると思われます。

女性の大部分が気になっている便秘でありますが、実は結構怖いんです。

確かに便秘で命を落とすことは無いかも知れません。

しかし、大腸の中に便を長時間滞留させることで多くのリスクがあるのです。

小腸と大腸どちらも大切な消化器管でありますが、その役目は全く違います。

小腸は消化と吸収がメインとなる臓器です。

くねくねと曲がりくねっている小腸を伸ばしますと6メートル近くになり、約9メートルと言われている消化管の3分の2を小腸が占めています。

小腸の前半部で消化、後半部でその栄養の吸収を行います。

食べたものの栄養素は、消化分解され、ほぼこの小腸で内部に取り込まれます。

小腸を広げるとその面積はテニスコート1面相当であります。

大腸は長さが1,5メートルと短いですが、太さは直径5~8センチと小腸の倍ほどになります。

大腸は小腸から送られてきた栄養素を取り去られた液体を丁度よい硬さの個体に変える便の製造工場で、同時に作った便を排出することも行っています。

便の60%~80%は水分です。ですから、便秘にならない為には、まず十分の水分を摂ることが必要になります。

それと便の排出には食物繊維や胆汁酸の力が必要です。それと同時に今注目されているのが、大腸の中に生息している腸内細菌であります。

腸内細菌は100兆以上で種類は3万種、重さにして2キロ近くにおよびます。

実は小腸には腸内細菌は殆どいなくて、ほぼ大腸に生息しています。

私達の細胞が約60兆個でありますから、約15メートルの中に生息する100兆の腸内細菌はまさに一つの宇宙と言っても過言ではありません。

腸内細菌は、その種類ごとに群れをなして棲み、そのカラフルで整然と並んだ様は綺麗なお花畑のようです。

これを「腸内フローラ」と呼んでいます。腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌があります。

皆さんが良くご存知のビフィズス菌や乳酸菌は代表的な善玉菌で、腸の有益な動きを助けています

悪玉菌は、名前の通り腸内を腐敗させたり毒素を作ったりしています。

ブドウ球菌は代表的な悪玉菌です。

実は腸内で一番多いのは日和見菌と言う菌です。

日和見菌は悪玉菌の一種なのですが、普段は善玉菌に抑えられておとなしくしています。

善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7この状態が腸内バランスの良い状態と言えます。

ところが、善玉菌が悪玉菌にやられて勢いがなくなると、日和見菌は悪玉菌の本性を出します。

ですから、いつでも善玉菌が悪玉菌に対して優位な様にすることが大切です。

便秘になりますと、腸内細菌のバランスが崩れます。

また逆に腸内細菌バランスが崩れれば便秘になります。

また、近年言われているのが、腸内細菌のバランスが崩れることによって、私達の免疫機能が悪化するということです。

確かに、悪い物を退ける力、免疫機能は大腸で悪い物を排出することで可能になるのですから、大腸が正常な働きをすることが何より大切になるというのも頷けます。

エーエルジャパンではデンマークの特別な乳酸菌とビフィズス菌を調合した独自のサプリを取り寄せています。

当然、便通面や整腸面で驚くほどの体感があるものです。

まずは、内容を良く吟味して、商品化するか考えようと思っています。

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