中国の農薬問題つづき 週刊柏﨑 第229回

もうすぐ3月です。2ヶ月前が正月だったなんてウソみたいです。よく年寄りになると1年が過ぎるのが速いといいますが、まさしくその状態。多分、ウチの子供などと比べると、1日の時間が過ぎるのが倍位の速さと感じてしまいます。今年の京都は、朝方は毎日雪が積もっていて本当に寒いです。2年前に買ったブリジストンの長靴が今年は大活躍で、外出のたびにいつも履いているのですが、嫁からみっともないから家以外の時には履くなと言われています。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?
アメリカ大統領の民主党候補レースは、ヒラリーさんとオバマさんの接戦が続いていますが、あの眉間にシワを寄せてギャオギャオ叫んでいるヒラリーさんを観ると、どうしてもウチの嫁とダブってしまって、どうしてもヒラリーさんはあまり好きになれません。私の友達と話していてもやはりそういう方達が多く、あまりにも強すぎる女性というのは、いくら優秀でも(ウチの嫁はともかく)男してはちょっと辛いな・・・と感じてしまいます。
さて先週の農薬についての話の続きです。以前ある夕刊紙のコラムで、田中康夫さんが農薬について書いておられました。(田中康夫さんは、あの全身から放つ異様なオーラがなかったら、多分日本一の政治家であると思っています。)「日本は中国に負けない位農薬を使っている。ただし日本の場合は、農協からその散布回数や量の指導を受けていて、たとえばミニトマトの場合、収穫まで 50回位農薬を撒きますが、その農薬は当然農協から買わなくてはならない。もし農家が無農薬とか低農薬の野菜を作ろうとすると、農協はその農家からの買い入れを一切しなくなり、農家の中でも村八分にされる」と。
要するに日本と中国の農薬事情というのが、日本は国家的にシステムが出来上がっているのに対し、中国は個人レベルであるという事なのです。それだけに、一概に「中国産は怖いけど国産は安全」ということにはならないのです。
以前、お茶農家の農薬散布について触れたことがありますが、蒸すだけの日本茶にこんなに農薬を撒いたら残留しないほうが不思議ということを書きました。ですから、私達が普段何気なく口にしているものは、ほぼ農薬や添加物が入っている、それだったら私は、農薬検査はしっかりしようと思ったのです。
当社でも扱っている「元気!おやさい」の原料の焼成カルシウムは、近い将来食品添加物として認められて、公的機関から天然の食品洗浄剤として認可される方向だという話を聞きました。となると、この焼成カルシウムは食品加工会社でしか製造できなくなります。(私どもの「元気!おやさい」は、食品加工会社で作っていますので、どうかご安心を。)
それだけ、農薬を洗い流すという事は、国も必要だと考えているのです。また農薬だけではなく、化学添加物に対しても注意を払わなければなりません。
たとえばニンニク。ニンニクはネギ類で、タマネギなどと同じです。タマネギはちょっと置いておくと発芽しますが、ニンニクは芽がでません。どうしてかというと、芽止め処理剤(国が許可しています)を収穫前に散布するからです。カイワレは太陽の光によって緑色の葉になるのですが、天候不順の時は、緑化促進剤を与えたりして緑の葉を作るのです。ある意味、ある程度洗浄できる農薬よりも、食品をつくる過程で入れる添加物については、私達は知ること以外で防ぐ方法を持っていません。
添加物は農薬と違って、食品に混入していても違法ではありません。
しかしそれをいいことに、食品添加物メーカーも疑問を感じるような使い方を、食品メーカーはしているそうです。私自身も、安部司氏が書いた「食品の裏側」という本を読んで、ガク然としたものです。その本を読んだ後、あのウチの嫁も、息子の野球に持たせていたコンビにのおにぎりは一切やめ、手作りのおにぎりを持たせる様になりました。
よく考えてください。食品添加物というのは、あくまで生産者の都合、消費者が求めて使っていることは何ひとつないのです。農薬にしても添加物にしても、私達が出来る事は知ること。その為に、私は皆さんにお知らせしたいし、自分自身も知りたいと思っています。

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