四川省大地震 週刊柏﨑 第240回
引き続き過ごしやすい陽気です。ただし、気温は少し低くめで風邪を引く人が増えているようです。
昨日、銭湯のおばさんが、「今日、鳥取は雪だったんよ」と言っていました。私は今週に入り通勤を自転車にしました。今日で3日目なんですが、金はかからんわ、運動にはなるわ、気持ちいいわ、と良いことずくめであります。
皆様、メタボ対策してはりますか?(京都風です)
うちの家(借家であります)の庭には、梅の木が1本あります。一昨年の10月に下鴨から引っ越してきた時は、葉っぱなどは全くなく、木もほぼ枯れているような状態でありました。よくみると、木の幹から枝にいたるまで、貝殻のようなコケがびっしりついていて、無駄とは思いましたが、それを全て取り去ったのです。半年くらいは何の変化もなかったのですが、去年の夏場くらいから、木にハリが戻ってきたようになり、葉をつけだしたのです。それが、今年は、花を咲かせ、今は小さいながらの梅の実をいっぱいつけています。今週末は、梅酒でもつけてみようかなと思っています。
本当に植物の力というのは、凄いと思いませんか?私は人間の生命維持という観点で、食物の成分を取りいれるということは、本当に大切であると考えています。
さて、今週の初め、中国内陸部の四川省で、M7.8という大地震が発生しました。まあ、先週は、胡錦涛国家主席が日本に来ていて、帰った途端これだから、「やっぱり日本なんかに行ったから、こんな目にあうんだ」なんて、反目分子の叫び声が聞こえてくるようです。なにせ、阪神大震災がM7.2だったので、M7.8は相当なものです。しかも震源地が地下10kmと浅い。そこにきて、サイクロンで壊滅状態のミャンマーほどではないにしろ、老朽化した建物と、多分「耐震強度基準って何?」という業者が造ったビルやマンションですから、とんでもない被害になったのです。信じられないのは、「金や物資の援助は歓迎するが、人的支援は必要ない」と言いながら、生き埋めになった人を全然救助できないという、国のメンツだけを考えた愚行であります。
ある人気ブログに記されていたことですが、生き埋めになった人の生存する可能性は、72時間が限界点であるそうです。生存率として、最初の1日目(24時間後)が75%、2日目(48時間後)の生存率は35%、3日目(72時間後)の生存率は15%しかないそうです。つまり、中国が初めからメンツなどを考えずに自衛隊や米国軍などのレスキュー部隊の力を借りていれば、今、尚生き埋めになっている5万人とも6万人ともいわれている中国国民の落とさなくても良い命が5倍も違ってくるのです。
大体、地震や台風が来て被災した人達が、日本では学校に集まってきて、雨、風を凌ぐのですが、なにせ学校ごとつぶれてしまうのですから、外にいるのが一番安全なのでしょうが、雨が降ればつらいでしょう。
中国政府は温家宝首相がすぐさま、被災地に入り、さかんに中国は安全である、国民を大切にしていますというメッセージを出していますが、それが北京オリンピックを見据えたみえみえの対外向けの発言であるのが、何かムカつくのです。
日本政府はすぐさま中国に対し、5億円の緊急支援を決定しました。しかしながら5千万円を支援した米国には、中国は感謝の意を発表しても10倍の日本には無しです(多分)。何せ、今や外貨準備高は、日本を抜いて世界一の大金持ち中国なんですから、日本だって有難いと思われないんだったら、老人医療にでも使えよと言いたくなるのは、私だけではないはずです。
しかしながら、大地震の前に四川省でカエルが何十万匹も大移動したり、北京動物園のチンパンジーが暴れてガラスを割ったり、こういう自然からの警鐘を災害の予知に役立てられないものなのでしょうか?
大金を使っての10秒前の地震予報なんて、何の意味もないと思いますよ。