日本の医療制度 週刊柏﨑 第239回
ゴールデンウィークが終わりました。今年は5月4日にQVCジャパンで、クロワール・アイ ネオのTSVがあった為に、休みどころではなかった柏崎でございます。ゴールデンウィーク真っ只中という環境でありながら、沢山のご注文を頂きました。本当に有難うございました。
ほとんど全ての物が値上がりする中、30%も原価を上げたクロワール・アイ ネオ、すばらしい商品だと思っていますので、宜しくお願いします。
桜と紅葉は京都観光の大きな目玉でありますが、実はゴールデンウィーク中のつつじも決してひけをとらないくらい素晴らしいものです。南禅寺近く、蹴上の浄水場はつつじの名所で、是非訪れて欲しいスポットです。旅行会社に勤める友人が今年のゴールデンウィーク中の海外旅行、国内旅行は多分20~30%位、前年より落ちていると言っていました。今年は休みの日程が余り良くない事もありますが、やはり年金とかサブプライム、高齢者医療など、将来に対する不安が、お金を使うことに二の足を踏ませたという感じがします。皆さまこの連休はいかがお過ごしだったでしょうか。
先週このコラムで、「硫化水素など危険なガスを発生させる商品よりも、微生物などを利用した安全な商品を」と書きましたが、京都生協の今週のカタログは、例の納豆菌を利用した商品の特集が載っていました。当然といえば当然ですが、はっきり言ってげんきんですなァ。前はこの手の商品は取り扱わないと言ってたんじゃないですか?
まあ、商品というのは消費者が選ぶものです。
さて、後期高齢者医療制度について、様々なメディアで問題点が指摘されています。しかし、色々言っても根っこにある問題はたったひとつ。日本人の健康を支えていたと言っていい、国民健康保険制度がもはや崩壊していることです。国民健康保険にしろ社会保険にしろ、安価な掛金で高価な医療費を賄う(自己負担はあります)という制度は、日本を世界一の長寿国にしたといっても過言ではありません。しかしそれは、年金同様、昔と同じ様な出生率や終身雇用といったものがあってこそのシステムであった訳です。それがいまのような状況下になれば、破綻するのは当然で、そうなれば一番医療費を使うお年寄りの負担を増やす、もしくは医療費を使わせないという制度に移行させるのは仕方ないことです。これは2年程前に施行された、障害者自立支援法と同じで極端に言えば、国は生産性のない人達は助けるつもりはありませんよ、という制度であります。
国民健康保険は日本のすばらしい制度であるけれど、財政上これ以上は今のままでは続けられない、だから一番使う人達には我慢してもらう、聞く側には「なるほど」と思えるのですが、果たしてそれしか道はないのでしょうか。答えはNOです。
日本の健康保険制度は、患者が病院に行くとまず保険証を出して、診療を受けます。そして会計を自己負担で払います。その後医者は、残りの料金を保険から受け取るという方法をとります。実はこの過程で大きな問題があるのです。
医院や病院、接骨院などからの請求に対し、各健康保険組合が払うのが建前なのですが、実は社会保険診療報酬支払基金という機関を通じて、請求・支払うことになっているのです。要するに一つの機関で、それこそ日本中の医療機関から回ってくる、請求明細書をチェックし、支払いをしているのです。ここで全ての病院とはいいませんが、偽請求がされているのです。この偽請求は、支払い保険料に対し、相当金額を占めているのです。こういった医療機関まかせの保険請求や、道路と同じような無駄使い、こういったことを改めての負担増や補助金カットであると思います。
それを、「後期高齢者医療制度」になれば、相当多数の人が保険料が安くなるなんて、そんなウソっぱちはもうたくさんです。
ほとんど全ての物が値上がりする中、30%も原価を上げたクロワール・アイ ネオ、すばらしい商品だと思っていますので、宜しくお願いします。
桜と紅葉は京都観光の大きな目玉でありますが、実はゴールデンウィーク中のつつじも決してひけをとらないくらい素晴らしいものです。南禅寺近く、蹴上の浄水場はつつじの名所で、是非訪れて欲しいスポットです。旅行会社に勤める友人が今年のゴールデンウィーク中の海外旅行、国内旅行は多分20~30%位、前年より落ちていると言っていました。今年は休みの日程が余り良くない事もありますが、やはり年金とかサブプライム、高齢者医療など、将来に対する不安が、お金を使うことに二の足を踏ませたという感じがします。皆さまこの連休はいかがお過ごしだったでしょうか。
先週このコラムで、「硫化水素など危険なガスを発生させる商品よりも、微生物などを利用した安全な商品を」と書きましたが、京都生協の今週のカタログは、例の納豆菌を利用した商品の特集が載っていました。当然といえば当然ですが、はっきり言ってげんきんですなァ。前はこの手の商品は取り扱わないと言ってたんじゃないですか?
まあ、商品というのは消費者が選ぶものです。
さて、後期高齢者医療制度について、様々なメディアで問題点が指摘されています。しかし、色々言っても根っこにある問題はたったひとつ。日本人の健康を支えていたと言っていい、国民健康保険制度がもはや崩壊していることです。国民健康保険にしろ社会保険にしろ、安価な掛金で高価な医療費を賄う(自己負担はあります)という制度は、日本を世界一の長寿国にしたといっても過言ではありません。しかしそれは、年金同様、昔と同じ様な出生率や終身雇用といったものがあってこそのシステムであった訳です。それがいまのような状況下になれば、破綻するのは当然で、そうなれば一番医療費を使うお年寄りの負担を増やす、もしくは医療費を使わせないという制度に移行させるのは仕方ないことです。これは2年程前に施行された、障害者自立支援法と同じで極端に言えば、国は生産性のない人達は助けるつもりはありませんよ、という制度であります。
国民健康保険は日本のすばらしい制度であるけれど、財政上これ以上は今のままでは続けられない、だから一番使う人達には我慢してもらう、聞く側には「なるほど」と思えるのですが、果たしてそれしか道はないのでしょうか。答えはNOです。
日本の健康保険制度は、患者が病院に行くとまず保険証を出して、診療を受けます。そして会計を自己負担で払います。その後医者は、残りの料金を保険から受け取るという方法をとります。実はこの過程で大きな問題があるのです。
医院や病院、接骨院などからの請求に対し、各健康保険組合が払うのが建前なのですが、実は社会保険診療報酬支払基金という機関を通じて、請求・支払うことになっているのです。要するに一つの機関で、それこそ日本中の医療機関から回ってくる、請求明細書をチェックし、支払いをしているのです。ここで全ての病院とはいいませんが、偽請求がされているのです。この偽請求は、支払い保険料に対し、相当金額を占めているのです。こういった医療機関まかせの保険請求や、道路と同じような無駄使い、こういったことを改めての負担増や補助金カットであると思います。
それを、「後期高齢者医療制度」になれば、相当多数の人が保険料が安くなるなんて、そんなウソっぱちはもうたくさんです。