第905回 節分の過ごし方
あっという間に1月が終了しまして、早くも2月に突入であります。今日は立春、暦の上では春ということですが、これから寒さは一層厳しくなるのでしょう。このところ京都は非常に天気が良く、昼間になると陽射しが差し込む会社の私の机は汗ばむ程です。その代り、まだ陽が昇る前や日没後の冷え込みは半端なく、白く雪化粧された比叡山から吹き降ろされる比叡おろしは京の冬の厳しさを物語っています。
京都で節分といえば吉田神社の節分祭なのですが、今年は屋台の数を少なくして執り行われました。去年はこの時期緊急事態宣言が発出されていましたので、屋台が出ていなくて寂しい節分祭でありましたが、今年のそれはそれなりに人出も有りました。嫁と石階段を上がり本堂で節分厄除けセットを購入して風のように帰りましたが、やはり密状態でオミクロンには気を付けなければなりません。その後、吉田神社からすぐの銀閣寺の傍のいつものすし屋で恵方巻を買い求めました。
我が家の場合、節分には吉田神社の他、自宅から徒歩圏内の壬生神社の節分祭に行くのが恒例であります。壬生神社はご存知の通り新選組の宿舎になっていた神社です。境内で買い求めた素皿に数えの年齢と性別を墨で書いて奉納します。私の場合今の歳に2歳足すのだそうで、まあ68歳と書いてその年齢に愕然としましたね。今年の恵方は「壬」(みずのえ)でありまして、壬生神社も地元民でそれなりの人出でありましたな。
帰宅後、娘がお吸い物をつくって買い求めた恵方巻を恵方の「北北西」を向いて頂きましたが、黙って巻きずし一本はシンドイです。娘作のお吸い物はとても美味しく、いつでも嫁入りOKでありますので皆さん何卒お願いいたします。南無~
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
あくまで個人的な見解なのですが、日本を含めて世界の先進国でこれだけワクチン接種が進む中、世界中で感染爆発が起こっているということは、ワクチンには感染防止効果は無いのではないかと思うようになっています。
少し前までは、いくらワクチン接種が進んでいても、欧米諸国のようにマスクをしない輩がいれば感染するのはしょうがないんだなと、ワクチンとマスクで感染を最小限に抑えている日本と比べてそう思っていました。だから日本の医療関係者や国が言うように、ワクチン接種すれば感染を抑えられて、もし罹っても重症化しないと考えていました。日本のマスク着用率はほぼ100%といっていい程ですし、ワクチンを2回接種した対人口比も世界的にトップクラスです。ところ様相が変わってきました。
日本でも急激に感染者が増大してきた訳ですが、検証してみると多くの感染者が2回ワクチン接種をしているのです。そうなると疑問になるのは、ワクチン接種しても感染は防げないけど、重症化は抑えられるという話ですが、「ホンマかいな」ということです。ワクチンをいうのは自分の体内にある免疫力でウイルスを叩くというものですから、ウイルスの体内への進行は簡単に許して、肺などの臓器には許さないなんてことが有る筈が無いと思いますね。
まあ、ワクチン接種に関しては個人的な判断で打つか打たないかは決めて欲しいですし、別にワクチン接種に関して反対とか言う訳では有りません。ただ、今議論すべきは「ワクチンを子供に接種させるべきか」ということです。
だって、子供は重症化しにくいし、ワクチン接種しても感染防止出来ないなら、単に子供にワクチン接種するというリスクしか無いような気がします。最早、ワクチンでコロナを抑えられないなら、検査をして、感染者に抗体カクテルや治療薬を投与するのが一番合理的かつ効果があると思いますね。私は多くの人が3回目に打つワクチンをファイザーがとかモデルナかと言う前に、果たしてワクチンが接種時のリスクに見合うものなのか冷静に考えるべきではないかと思います。少なくとも今の現状では闇雲に全ての日本人がワクチンを接種した方が良いと言うのはどうかなと思っています。まあ、あくまで私の見解でありますし、基本ワクチンパスポートのようなものが将来の活動に必要であれば、今の処ワクチンに及び腰の私も3回目のワクチンを接種すると思います。
このところ芸能人やスポーツ選手のコロナ感染が毎日のように発表されていますが、オミクロン株の感染力の凄さを物語っています。何故に芸能界でこんなにコロナ感染者が多くなっているかというと、それは芸能人がテレビ局に入る前に毎日のようにPCR検査を受けているからです。私が仲良くしている接骨医は日本有数の筋肉治療の大家です。彼は、現在超人気女性グループのボディー&美容のメンテナンスをしています。メンバーの激しいパフォーマンスを手技で支えている訳です。コンサートやテレビ出演の際は必ず帯同しメンテナンスをしますが、その際必ずPCR検査を受けなければならないそうです。毎日どころか多い時は一日2回の検査を受けるそうです。このように、テレビ出演には体調が良かろうが悪かろうが、必ずPCR検査を受けなければならないみたいですから、芸能人はその分コロナ感染が発覚し易いのです。コロナに感染した芸能人の中には、熱や咳など症状を訴える人がいますが、反面全く症状が無い方も多くいる訳です。もし、市中でこのような形でアトランダムにPCR検査を行ったら東京や大阪など大都市でのコロナ感染者はこんなものでは無いでしょう。
このところの色々な物の値上がりは、物を製造して販売している身として痛切に感じていることです。正直、今迄のコロナの流行期には消費者の動きは変化が少なかったと感じていました。ところが今の第6派は間違いなく消費が冷え込んでいるように思います。多分皆さんもこのインフレの流れ+コロナによる不透明感をヤバイと感じ取っているのでしょう。
確かに、クロワールアイQのTSVは皆さんのお陰で完売しました。それでも、現行の原材料や資材、運送費の値上がりを考えると、これからしんどくなるのは目に見えています。だからこそ、この感染爆発の今、緊急事態宣言を出すことなく無理くり経済を回しているのでしょう。今日本にとって人流を抑制するか、社会活動を止めないか、どちらが良いかなんて私がとやかく言う事では有りません。ただ、この先に待っているアフターコロナの時代には、今のビジネスが果たして通用するか、しないかは誰も分かりません。良い物を安くという考え方は変わりませんが、物が安いということに慣れてしまった消費者が果たして生産者がモノの値段を上げた時に財布を開いてくれるか不安があります。デフレが終わる以上、物の値段が上がるのはしょうがないことです。ホントどうなっちゃうんでしょうね。