スポーツドリンク     週刊柏﨑 第157回

「 天高く 馬 肥ゆる秋 」まさにそんな表現がぴったりの季節となって参りました。
京都では、桜の時期とこの紅葉の時期が一番良い季節とされ、観光客で賑わいます。
京都の秋といえば、マツタケが思い起こされますが、今年は、北朝鮮の核実験の余波で、国産、中国産のマツタケが暴騰しており、京都にお越しの折、時価と書かれたマツタケ料理をオーダーすると、お支払いの際、びっくりすることがありますので、ご注意ください。
 
皆様、毎日寒暖の差が激しくなっていますが、お変わりございませんか?
 
我家は、嫁の腰痛を除いて元気です。
先日、私が、通っているスポーツジム(なんと月1回のペースになってしまっています)で、汗を流した後、清涼飲料水の販売機で飲み物を買おうとしたところ、そこには次のような注意書きがありました。
 
『スポーツドリンク、ジュース類は、多量の糖分を含んでいますので、運動後、大量に飲むのは控えて下さい。』
 
「なんだこりゃ、それじゃスポーツドリンクじゃないじゃん。」 と独り言。
ジュース類は解るとして、スポーツドリンクまで。一体これはどういうことなのでしょうか。
このスポーツドリンクとか、アミノ酸飲料などのなんか体にいいんじゃないかと思わせる清涼飲料水。
これはどうやって作っているのでしょうか。
 
まず、水です。
ここに当然、甘みを付けます。以前は、砂糖を入れていたのですが、甘みが重いので、今は液糖と呼ばれる「ブドウ糖果糖液糖」を入れます。それも、水の10%以上です。この時点の10%の甘みを加えた水を飲むと、甘くてとても飲めません。
しかし、さらに、レモン色の黄4号の着色剤を入れます。
次に味をつけます。よくレモンの何10個分のビタミンCといわれているものを聞くことがあるでしょう。合成ビタミンC、アルコビン酸、クエン酸を入れます。
そしてレモンフレーバーの香料、おがくずから作る食物繊維セルロースを投入すると、あら不思議。いつも飲んでいるスポーツドリンクの出来上がりです。
このブドウ糖の液糖は、ジャガイモの残りカスなどの安いデンプンから作りますので、安価で、さわやかな甘みがあり、なにより液体なので、水分に溶けやすいという作業性の利点があります。
 
しかし、スポーツジムの注意書きにもある様に、怖い問題点があります。
それは、血糖値を急激に上げてしまうことです。
普通の砂糖は、体内でブドウ糖と果糖の2つに分かれてから吸収するのですが、この液糖は、最初からブドウ糖と果糖に分かれている為に、あっという間に吸収し、血糖値をハネ上げます。
しくみとしては、点滴と同じで、よくブドウ糖注射をして、弱った体の回復の為のエネルギーを補給します。
ちなみにその濃度は0.5%未満です。
 
カロリー的にも糖分だけでポテトチップスの半袋分、スポーツの後の空腹時にこれらのドリンクを大量に飲んだら・・・そりゃ注意書に書くのも当然のことなのです。
 
だから、スポーツ後は、ノンカロリーでSODたっぷりのクロワールプラスを飲みましょう!
 
 
という宣伝でした。
 

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