英会話        週刊柏﨑 第242回

今週も引き続き過ごしやすい日が続いています。今日は全国的に雨が降っていますが、電気代高騰の折、冷房も暖房もいらないというのは、うれしいと思います。昨日、銭湯でなじみのおじいさんが「今年も半分過ぎたんやで。」というのを聞いて、なんかとっても驚いてしまっている柏崎でございます。それにしても、6月からまたまたガソリンが上がるらしく、5月末にはガソリンスタンドが先月と同じように混雑することが予想されます。私は既に移動手段を車から自転車にしていますので、影響は少ないのですが、一体、日本はどうなってしまうのでしょうか。
仕事をしていて感じるのですが、5月の初め、ガソリンの暫定税率が復活した時から、何か潮目が変わったというか、日本の経済がとってもやばくなっている気がするのです。石油にしても穀物にしても大元は、アメリカ共和党のブッシュのパトロン。ブッシュが辞める前の荒稼ぎと思っていたのですが、どうやらそんな簡単な思惑ではなさそうです。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
クロワールシリーズの原料や取扱い商品の値上げのお知らせが、毎日のように届いて頭が痛いです。
 
さて、先日の新聞に小学校3年生から英語を必修化するとの記事が載っていました。私は以前から日本の英語教育というものに疑問を感じていました。それは、普通であれば中学校から大学まで、私たちは、実に約10年間も英語を勉強します。これは英語を第2外国語として学ぶ国としては相当に長い期間です。しかしながら、英語の勉強ができるという人でも、英語を話し、聞くとなると途端に二の足をふむ人が多いのです。
私は以前に香港で約4年間働いていて、つたない英会話で仕事をしていました。香港人は、たとえ高学歴でなくてもはるかに英会話能力が日本人よりも高いのです。また、夜な夜な飲み歩いた時に行っていたフィリピンパブのお姉さんもしかり、英語はペラペラです。ただ、よくよく聞いてみると文法がかなりいいかげんの人もいるのですが、理解はできるのです。日本人の場合は、私もそうだったのですが、心の中で日本語を英語に直し、文法も完璧に話そうとすると、話についていけず、わけが解らなくなってしまうという人がほとんどであるのです。よく日本の英語教育は試験の為の英語であると言います。会話の中でこの場合は、動詞にSをつけるとか、過去形にするとか、そんなのたいして重要なことではありません。必要なのは、自分の考えを相手に伝えようとする、そして相手の言っていることを理解することなのです。今までの英語教育を低年齢化するという動きでしたら、何の意味も持たないのです。私はそれよりも正しい日本語を話し、書くこと。物を数えたり、計算すること。年長者や親に対し、思いやりを持つ道徳心など、こういう基本的な教育をしっかりすべきだと考えています。
そして、今問題になっている年金制度とか、医療制度というものを子供の時から学んで欲しいと思っています。人間というのは、環境に順応する性質があります。電卓があれば、そろばんだって、筆算だってしないでしょう。ゲーム機や携帯電話などの便利な情報ツールが存在する分だけ人間はその機器に頼り、能力を落としているのです。何もそういう便利な機器を捨てて苦労しろとは、いいません。今の子供は昔よりも確実にアホになっていると思います。でも私は、多分英語などの外国語も近いうちに携帯用の会話機などが出来て(国際会議で使っているようなやつ)、外国人と普通に会話できる日がくると思います。それよりも日本人として、日本での基本的な知識とか経済や生活の仕組みなどをしっかり学習して欲しいと思います。確実にドラえもんのアイテムみたいなものは、開発されるのです。大事なのはそれを扱う人の考え方だと思いませんか?
大金を使っての10秒前の地震予報なんて、何の意味もないと思いますよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする