週刊柏﨑 第243回_アメリカ産牛肉

関東より西では梅雨入りとなった模様です。
1ヵ月程前に庭の草を刈ったのですが、本当に雑草は伸びるのが早いです。もう庭中ひざ下位迄草がボウボウです。今週末は久々に休日となりそうですので(日曜は地域のオッサンソフトボール大会です)、頑張って草むしりに精を出そうと思っています。
先日ネットを眺めていたら、みのもんた氏の早朝番組の日当(ギャラ)が800万円との記事が!!みの氏は番組でよく「物価が上がったら、年金が出なかったら、我々庶民はたまったもんじゃない。」というセリフを吐きますが、ハイ、こんな大金持ちの庶民は居ませんから。ひがみかもしれませんが、こういう発言はちょっと腹が立ちます。(匿名で高額寄付とかしてるんだったらスミマセン)朝で800万円だったら、昼・夕・夜と、日当2000万円、どうやって遣うのだろうと、人の財布の心配をしてしまう柏崎でございます。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?
今週の始め(6月1日)に、韓国ソウルで大規模なデモがありました。これは韓国が6月3日よりアメリカ産牛肉の輸入制限解除をすることに反対する人が集まったデモであります。日本人から見れば、アメリカ産牛肉なんてとっくに輸入再開しちゃって、週に2~3回は吉野家に行ってるし、なんでって感じです。しかし日本人には不思議なこのデモも、実際には沢山の警官や放水車まで出て、大勢のケガ人が出て、100人以上の市民が逮捕されました。
逆に考えると、韓国人がこんな命まではって阻止しようとしているアメリカ産牛肉を、私達は喜んで食べていて大丈夫なの?と思ってしまうのです。実は私は大丈夫とは思っていないし、アメリカ産牛肉は食べません。しかし、カップラーメンとかレトルト製品などには、必ずといっていいほどアメリカ産牛肉は使われていて、知らずに口にしているのです。
私はこのコラムで、昔からずっと書いてきたテーマがあります。それは全ての物は自然が大切で、不自然の物は摂るべきではない、ということです。特に人間の手で自然なものをゆがめて作ったものは、絶対に摂るべきではないと思うのです。アメリカ産牛肉はその典型的な物です。元々草食動物である牛に対し、乳の出が良くなるとか早く育つというだけで、同じ牛を粉にして食べさせるという共食いをさせたり、遺伝子を組み換えて、クローン牛を作ったりする。それは化学的にOKであっても、倫理的には果たして許されることなのでしょうか。
私は別に宗教家でもないし、道徳者でもありません。しかし、それがBSEとなって我々に被害を及ぼせば、やはりそれは天罰かもしれないと思うのです。そう考えると、いくら牛の年齢が若いとか、全頭検査をし、危険部位を取ったと言っても、牛の育成方法や繁殖方法に対するアメリカの考え方が変わらない限り、私はアメリカ産牛肉は出来るだけ摂るべきではないと考えています。
多分、私と同じ意見を持っている人は沢山いるでしょうし、アメリカ牛肉を食さない人も多いでしょう。しかし、日本人は全く怒らないのです。そりゃ韓国のように逮捕者を出したり、ケガ人を多数出せとは言いません。しかし、韓国ではそのデモによって、アメリカ産牛肉輸入再開を止めてしまったのです。「後期高齢者医療制度」にしろ「消えた年金」にしろ、日本人は全く怒らない。何に使っているかサッパリ解らない道路特定財源を守る為に、ガソリンを最値上げしても日本人は少しでも安いガソリンを入れようと並ぶのが精一杯。これじゃ政治家や官僚は何をやってもOKと思わない方おかしいと思いませんか?
多分新聞で報道されているように、消費税も10%以上になりますよ。それも使い込んだ年金の穴埋めに。私は絶対に反対ですし、デモがあれば参加します。一回本当に今の国や政治家に向かって、怒ってみて欲しいのです。暴力などではなく、選挙の投票やデモンストレーションで。昔天安門事件のとき、600万人の人口の香港では、200万人以上のデモがありました。政治家や官僚をビビらせてやりましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする