週刊柏崎 第835回 今国会を休むってどうよ

最終更新日

Comments: 0

7月も最終週、暦的には、今は真夏と言っても良いのですが、思ったよりそんなに暑くない日が続いています。先日テレビの天気予報で視たのですが、やはり日照時間が観測史上最も短いみたいで、それも大きな原因ですね。それでも長引いていた梅雨も九州から明けてきまして、週末にかけて一気に天気が良くなってきて、気温が急激に上昇しています。来週は九州から西日本にかけて連日35℃アップの猛暑日になりそうです。今年の長期予報では今夏は猛暑になるとのことなので、8月は新型コロナウィルス対策だけではなく、熱中症対策もしっかり心掛ける必要が有ります。何でも、イラクのバクダットでは51.8度という、考えられない気温を記録したそうで、最早外出したら死にます。まあ、このところの日本の気候の変わりようを考えたら日本の気温が40度オーバーになっても不思議では有りません。地球の温暖化というのは誰も止められません。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

7月29日、QVCでのクロワールアイQのTPですが、皆さんの大きなご支援のお陰でソールドアウトとなりました。体内と同じ形のルテインとゼアキサンチンを摂ることにより日本で初めて眼と脳の健康を期待出来る機能性表示食品です。本当に原料が不足していて、商品を作るのが大変です。皆さんには厚く御礼申し上げます次第です。8月は、4日の12時にNアセチルグルコサミンロコモディを15日の18時からクロワールコート歯磨きジェルとワハハ歯ブラシのオンエアを予定しています。宜しかったらご覧下さい。
新型コロナウィルスのPCR検査数で有りますが、安倍首相や小池都知事は検査数を増やし、陽性者の早期発見を計ると掛け声は勇ましいのですが、一向に検査体制は拡大されていません。4月の緊急事態宣言の時は、恣意的にPCR検査を少なくして、感染者数を少なく見せることで、表向きは医療体制の崩壊を防ぐという言い訳をしていて、あわよくば東京オリンピック開催に望みを残していた訳です。その後、東京オリンピックの開催が来年に延期になり、同時に日本の感染者数が拡大しましたが、それでも欧米諸国に比べて日本は死者数が少なく、国民に余り新型コロナウィルスに対する危機感が無かった為、結果的には日本はPCR検査やコロナ対策を得意の放置プレイ状態にしたのです。まあ、確かに日本人はマスクを常用したり、外出自粛したりルールを遵守するので、一度は新型コロナウィルスの第一波は抑えられたと思われていました。当初は感染症の専門家が例え第一波が抑えられても、秋から冬にかけて必ず第二波が来ると警鐘を鳴らしていましたが、気温が上昇し夏になると「新型コロナウィルスは風邪みたいなもの」とか「第二波はもうこない」とか楽観的な感じになってきたのです。そりゃ、こんな外出自粛と飲み会するなとか続いていたら日本経済は壊滅的な状態なってしまいます。ただ、その間日本政府も関連機関も全くPCR検査を始めとする医療体制を拡充してこなかったのです。この新型コロナウィルスというのは全世界を崩壊させる位のリスクですので、世界各国が独自の対策をしてきた訳で、殆ど何もしなかった日本は、ドンドン取り残されてしまった感が有ります。世界各国のコロナ関連の統計を集計しているデーターがあるのですが、その中に世界各国の100万人当たりのPCR検査数という項目があります。それによりますと、世界215の国、地域の中で日本の検査数はG7で最下位、驚きの159位であります。因みに158位はアフリカのウガンダ、160位は南米のガイアナと恥ずかしながら私はそのガイアナという国を知りません。もうね、日本は先進国では有りませんね。1日に日本がマックスに検査しても3万2千件です。中国は380万件だし、アメリカは50万件です。それでも経済力のGDPはこの両国に次いで世界3位なんです。調べてみると、現行の感染症法では、民間の医療機関や検査会社は厚労省、国立感染症研究所、保健所の指示がなければ検査をすることが出来ません。要は濃厚接触者とか有名人以外は無症状であれば例え医療従事者でもPCR検査は簡単に受けることは出来ません。西村コロナ担当相や小池都知事は「検査は出来るだけ早めに、おかしいぞと思ったら受けて下さい」「体調の悪い人は出勤させないで、検査を薦める」と呼び掛けていますが、今はそういう法律では有りませんね。PCR検査を増やす為には法的な改正が必要ということです。
昨日、東京医師会の尾崎会長が、日本政府の無策に怒りの声を上げて会見を行いました。尾崎会長は新型コロナウィルスを終息させるために、「PCR検査を増やし、無症状感染者を含めて感染者を積極的に隔離する」「エピセンター(感染の震源地)の徹底的対処」「エピセンターからの地域一帯のPCR検査で拡大防止」の3点を主張しました。そして国会を閉めて夏休み状態の首相初め国会議員に早急に国会を開催して、コロナ対策の特別措置法を改正して、お願いでは無く、法的拘束力のある休業要請を可能にしなければならないとしました。そして、これが最後のチャンスだと強調したのです。

モーニングショーで岡田先生や玉川氏が新型コロナウィルスの危機感を煽っていると茶化す方がいましたが、いみじくも東京医師会のトップが岡田先生や玉川氏よりも現状にもっと大きな危機感を持っていたとは、驚くと同時に、私はまだまだ今のコロナを楽観的に考えているのだと反省しております。
このままだと再び緊急事態宣言となることも視野に入れて行動する必要が有るのかも知れません。ただ、外食や観光業などは大きな打撃を受けることになりそうです。生きていればまだ浮かぶ瀬も有る訳で、日本政府は国民を救うという心意気での救済策が必要となります。世田谷区長が独自のPCR検査体制確立を目指すというように、地域の首長が国をあてにしないコロナ対策を打ち出しています。まあ、少なくともこういう考え方の政治家や国民がいれば日本はまだまだ捨てたものでは有りませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする