週刊柏崎 第836回 イソジンでなくリステリンをお薦めする理由
天気予報通り、8月に入って気温が凄まじい勢いで上昇しています。今週京都では、日本最高の36,4度を記録しまして、表に出るのも躊躇われます。実は36,4度を記録した日の13時から私は無謀にもテニスをしまして、プレイ中どこか遠くに連れて行かれそうになりました。まあ、こんな陽気の日にテニスするのは命懸けですな。日本各地ではこれから暫く、毎日がこの位の気温になりそうです。そうなると心配されるのが熱中症でして、室内でエアコンを使ったり、こまめな水分補給をすることは最早皆さんの命を守ることと言っても良いと思います。
熱中症で倒れて病院に搬送されますと、医師は新型コロナウィルスと熱中症の見分けがつかないそうで、ただでさえ疲弊している病院の医療関係者には大きな負担になります。新型コロナウィルスによる外出自粛で室内に留まることが多くなる訳で、各自充分注意を払って熱中症対策をしましょう。
8月4日のNアセチルグルコサミンロコモディのオンエアでありますが、約9か月振りのオンエアにも拘わらず多くの注文を頂きました。皆様には厚くお礼申し上げる次第です。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか
今週末から日本はお盆に突入します。新型コロナウィルスで里帰りをためらう方も多いと思います。国レベルでの緊急事態宣言は出されていませんが、愛知や沖縄など地区レベルでは首長によって緊急事態宣言が出されています。日本経済が大変であるのは充分に承知していますが、節度ある行動としっかりした予防をしたうえで外出しようと思っています。京都のお盆のフィナーレを飾る大文字焼きでありますが、今年は「五山の送り火」を大幅に縮小して1点だけの点火(左大の字のみ5点)で行う予定であります。かなりの人出が予想されますが、三密にならないよう遠くから眺めようと考えています。
大阪の吉村知事が公の場でイソジン液やネオヨジン液でうがいをすれば、新型コロナウィルスの予防が出来て、感染者が減ると発言しました。まあ、その発言後、市中のドラッグストアからイソジンが無くなり大事になっている訳です。イソジンに含まれるポビドンヨード液には元来多くの菌やウィルスを不活性化させる力が有り、口腔内や咽頭にコロナウィルスが有るであろうコロナ感染者が1日4回程うがいをすれば確かにエアロゾルで巻き散らかすウィルス量を少なくすると思います。ただ、ポピドンヨード液はウィルスなどの病原体だけでは無く、普通の生体細胞にも毒性を示しますから粘膜などが炎症を起こすでしょうね。また私達の口腔内や咽頭内には免疫機能として常在菌がありますが、ポピドンヨードはこれら常在菌も殺菌してしまします。またヨード液は甲状腺に問題が有る方には健康被害が出る可能性があるのです。所謂副作用というものです。ポピドンヨードは一般のインフルエンザには臨床研究も進んでいて、多くの論文が歯科関係者から発表されています。しかしながら新型コロナウィルスに関してポピドンヨードの臨床検査はまだまだ少なく、更なる検証が必要であると思います。気持ちは分かりますが、個人的には、影響力がある大阪の知事があのような公の場で「ポピドンヨードは新型コロナウィルスに効き目がある」と発表するのは余りに軽率であると思わざるを得ません。前述した通り、発言後イソジンなどのポピドンヨード液が市中から無くなり、メルカリなどのサイトでは高額転売する輩が大量に出て混乱を招きました。当然のように批判の声が多く寄せられ、翌日に発言を弁明することになりました。ただ、私達が日に何回かイソジンでうがいすることは新型コロナウィルスの飛沫感染を防ぐというには良い事であります。個人的に私が新型コロナウィルス対策として皆さんにお薦めしたいのは「リステリン」です。「リステリン」は135年間の歴史がある口腔洗浄液です。ヨード液同様、傷口からの細菌によるリスクを避けるための消毒薬として開発されたものです。「リステリン」には4つの有効成分チモール、1,8シネオール、Lメントール、サリチル酸メチルが含まれています。「リステリン」の効果効能として知られているのが、虫歯や歯周病に対する予防や口臭予防です。余り知られていませんが、「リステリン」にはインフルエンザや新型コロナウィルスの予防、感染防止の効果があると言われています。「リステリン」の4つの有効成分の殺菌効果は非常に高く、インフルエンザウィルスやHIVも30秒間で不活性化すると発表されています。新型コロナウィルスはHIVと近い構造を持っていると言われていますので、「リステリン」は新型コロナウィルスにも効果があると期待できます。
歯周病や虫歯など歯科感染症が有り、口腔内細菌が多い人はインフルエンザに罹り易く、重篤化し易いことが報告されています。日本歯科医師会では、歯科衛生士が口腔清掃を中心とするオーラルケアを実施するとインフルエンザの罹患率が低くなるとかねてから発表しています。「リステリン」は元々口腔内洗浄液でありますから、当然インフルエンザに罹患しにくくするので、その点からも新型コロナウィルス対策には適していると言えます。このコラムで前にクロワールコートとワハハ歯ブラシによる口腔内ケアが新型コロナウィルス予防と重篤化防止に繋がると使用を推奨しましたが、更に「リステリン」を使用することでより新型コロナウィルス対策に有効であると思います。副作用も「ポピドンヨード」に比べて少ないのも魅力的です。
8月15日の18時よりQVCでクロワールコートとワハハ歯ブラシのオンエアをします。歯に汚れの再付着をさせないようにするポリリン酸と歯周病菌を叩くグリチル酸含むジェルを歯科医師が作った歯ブラシでブラッシングするという、正に今必要な口腔内ケアアイテムです。宜しかったらご覧下さい。
皆さん、くれぐれもお盆休み、お身体ご自愛下さるようにして下さいませ。来週も頑張って「週刊柏崎」を更新する予定であります。