週刊柏崎 第857回 ノーベル賞受賞の4人の先生のコロナ対策に対する提言
年末から新年にかけて日本列島を覆った非常に強い寒波ですが、やっと今週半ば位から緩んできています。それでも早朝の寒さは厳しく、京都の街中では、早朝時に滅多に見られないフロントガラスが凍ってしまった車が数多く駐車場で見受けられます。北陸自動車道に大雪の為に立ち往生した多くのトラックなどの車両をTVのニュースで視ましたが、ありゃ気の毒ですな。あれだけ雪が短時間で道路上に積もると最早スタッドレスとかチェーンとか言う問題では有りませんね。以前は娘が能登の穴水という処に住んでいましたので、北陸自動車道を使って北陸を訪れたものですが、やっぱり冬は雪が気になりました。鉄道も京都と金沢を結ぶ特急サンダーバードが本当に雪の為に度々運休になりまして、この時期娘も降雪で帰郷出来なかったものです。日本の新幹線の技術は本当に優れたもので、事実東京―金沢を結ぶ北陸新幹線はどんな雪が降ろうと運休することは有りません。基本、こんな狭い日本に整備新幹線やリニア新幹線を莫大な予算を付けて作ることに私は反対でありますが、雪で簡単に止まってしまう金沢〜京都間に新幹線を敷くことには同意したいと考えています。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
1月も早2週目が終わろうとしています。この歳になると年がら年中気分は正月気分でありますので、正月明けといっても生活に余り変化が感じられない訳です。ただ、今年の場合は、いつもゴールデンウイーク位に皆さんにQVCでご紹介しています「クロワールアイ」のTSVが1月20日にオンエアされますので、それなりに緊張しています。QVCジャパンは今年2021年で創立20周年を迎えます。それを記念して2021年QVCジャパンは2021年、毎月20日を20周年記念日としてイベントを行うことになりました。実はエーエルジャパンは2001年の創立年にQVCジャパンにデビューしていまして、エーエルとしても20周年となる訳です。そこで2021年初めの20日アニバーサリーイベントのTSVとしてクロワールアイQをご紹介することになったということです。値段は勿論のこと、プレゼントとして復刻版クロワール茶をお付けしたTSV特別セットをご紹介しますので宜しくお願いします。(1月10日のQVCでの稲田先生のTSVと勝平社長のビックディスカバリーは大盛況でありました。私もあやかる様に頑張ります)
今週のテレビ朝日モーニングショーにノーベル生理学医学賞を取った京大の本庶先生と東工大の大隈先生2人の先生が出演して日本のコロナ対策に対し意見を述べました。少し前に、このお二人の先生と同じくノーベル賞受賞したIPS細胞の山中先生とイベルメクチンの大村先生の4人が日本のコロナ対策に提言を行ったのですが、その説明も兼ねて本庶先生と大隈先生が出演したのです。私も出勤前でゆっくりは観ていないのですが、提言の内容としてはこの番組に出ているコメンテーターのテレ朝社員玉川さんが、さんざん訴えていたことに近いのではないかと感じました。要は、PCR検査を増やして無症状感染者を始めとするコロナ陽性者を発見して隔離することが、第一に優先されるということです。医療崩壊を防ぐためには、一般病院に何床かのコロナ陽性者を、受け入れさせるのでは無く、国が主導して、コロナ専用病院を設立するということです。当然専用病院やそこで働く医療スタッフには十分の補償を付けることになります。本庶先生によるとその方が、コストも効率も良いということです。
実際に、中国武漢では感染者が増えだしてきた時点で、東京都と人口規模では同じくらいの武漢市を2か月間完全にロックダウンしました。そして、1000万人の全市民にPCR検査を受けさせました。そして陽性者は全員強制隔離です。その結果、武漢市は去年の9月以降、完全に以前の市民生活に戻った訳です。中国が取った方策いうのは、経済を犠牲にしても短期間にコロナウイルスを抑え込む道を徹底的に突き進んだということです。まあ、それでも日本が取った経済を回しながら、コロナ予防をするという方策ですが、分からないでも有りませんが、今の日本の状況を見る限り、日本が取った方策は確かに中途半端でありまして、結果「あぶはち取らず」感が否めませんな。でも日本が怠ったのは、政府も自治体も役所も全く協調体制をとることです。その為に各部署が責任の転嫁をし、対策が後手後手になったことです。今のままでは、余程ラッキーパンチが無ければ、日本は更にヤバクなりそうな気がします。この即効性がある中国方式でありますが、まあ人権とか個人情報がとか言う日本では、実行自体が無理であり、しかも今となってはやれたとしても遅いですね。ただ、本庶先生、大隈先生がおっしゃっていたのですが、感染症対策の常識として、検査をして陽性者を隔離するのは、医学の世界では基礎であり当たり前のことであり、そのことは厚労省や国に対し相当前から訴えてきたというのです。このモーニングショーという番組の中でゲストの医学博士の岡田先生やコメンテーターの玉川氏が盛んにPCR検査を増やして無症状の感染者を見つけ出して隔離することを主張してきた訳です。その一方、政府関係者や厚労省には、無症状感染者を見つけて、全て隔離したりしたら医療が崩壊してしまうから、あくまでクラスターを潰すことを主張し、実際そうしてきた訳です。その過程で、コロナは、「感染力は強いがタダの風邪」みたいな、コロナにたいする楽観論が出てきて、重症化リスクが低い若者は完全にコロナを舐めてかかったような気がします。
私としては、以前から中国までとはいかないものの。台湾やニュージーランドのようなコロナを抑え込んだ対策法があるのなら、それを参考にして、日本なりの方策を造れないかとずっと思っていました。昨日のモーニングショーで本庶先生や大隈先生のような専門家の先生が、かなり前から日本のコロナ対策に口を酸っぱくして意見をしてきたのに、それを無視し現在の状況を招いたとしたら、コロナに怯える国民として納得出来ることでは有りません。今、期待を集めているコロナワクチンや治療薬に関しても、両先生が、主張していたように日本だけでは無く、世界が協力した体制で一刻も早く許認可を進めるべきです。
近年、日本は防衛費の予算を拡大してきましたが、真の防衛は国民の命を守ることだと思います。医療技術の充実の為に、中長期に渡った、国としての取り組みが求められていると思いますね。