化粧品―1 週刊柏﨑 第183回
この頃、すごいペースでQVCに出演しています。4月はなんと12回のオンエアがあり、京都にいるよりも東京に常在するほうが多いという日々を送っています。
今年に関して言えば、京都のサクラは、まだまだ見ごろですが、花見をする暇もないという具合です。1回の放送時間は30分間なのですが、1日に早朝と夜という2回出演ということもザラで、さすがの柏崎も少々疲労気味であります。今の私にとってクロワールゴールドは、絶対に手放せないものとなっていしまいました。
皆様、お変わりございませんでしょうか?
先週に統一地方選挙の大半が終わりましたが、滋賀県は大したものです。本当の民主主義というのは、まさにこうあるべきという姿を見せてくれました。金持ちが政治をすれば、自分達の財産を失うような政策はとらないというのは常識で、日本が経済大国になったのは、戦争に負けて一から出直せたから、アメリカが世界一の大国になったのは、歴史が浅いからと、既得権を白紙の状態でスタート出来たことが一番の要因です。
日本全体に滋賀県のような波が押し寄せることを期待している柏崎でございます。
さて、今、エーエルジャパンでは、一つ考えているプロジェクトがあります。
私は昔から化粧品というカテゴリーについては、ほとんどの商品について全く評価していませんでした。
なぜなら、化粧品というものは、イメージが先行していて、商品として私達の肌に与える効果・効能が、逆に肌を劣化させていくからです。
私達は以前から化粧品には、なぜ消費期限がないのだろうかという疑問を持っていました。私達の口に入れるもの、即ち、食品に関してはほとんどのものに賞味期限というものがあります。肌や髪につける化粧品はおそらく、全ての商品が、「肌の中に浸透します」とのセールスポイントを持っています。口から入れるものは、賞味期限があって、肌から吸収するものはそれが無いというのは、おかしいと思いませんか?
化粧品には、なんらかの形で防腐剤が入っています。パラペンやフェノキシエタノールはその代表的なものです。さらに肌というものは、排出器官なので、化粧品メーカーが言っているような成分が肌に浸透するということはありません。それでもいいのでしょうか?
「「化粧品なんてみんな嘘言って売っているだろう」
というのが、私が化粧品を製造しない理由でした。
「でも、待てよ、ア●メルツやバンテ●ンみたいな塗り薬というのは、肌から本当に成分を吸収するから薬なんだから、本当は分子が小さいものは、なんぼか肌に吸収するんだろう。」
ということも言えるわけです。
でも水やアルコールみたいな成分は吸収しても、コラーゲンやヒアルロン酸みたいな分子量が大きいものは、肌には入らない、と考えると、化粧品がうたっている美容成分は肌には吸収しないで、防腐剤の目的で入れているエタノールみたいなもののほうが肌に吸収する、だから化粧品被害というものがなくならないんだと妙に納得してしまうのです。
化粧品の業界では、化粧品は原価の安い商品を大量に生産し、高価な、見てくれの良い容器に入れて、莫大な広告費を使って販売すると言われているそうです。
そんなものを作るなんて、と思っていましたが、うちの女性社員や嫁は、それでも化粧品は使ってますし、ちゃんとした化粧品を作りたいという意見が寄せられてきて、自分として納得がいく商品を安価で販売するそういう化粧品シリーズを作るという計画を立てました。
確かに私はリップクリームを夏場でも使うのですが、使えば使うほど唇が乾くし、今は唇の下の部分が黒ずんできてしまっていました。
次週はその具体的な内容について述べたいと思います。