週刊柏﨑 第274回_弱者と強者

寒い、とっても寒い・・・。京都の冬は冷え込みます。目立った雪はまだ降っていないものの、朝、犬の散歩に出ると、畑や屋根は毎日ほんのり白くなっています。我が家からよく見える比叡山は、白く雪化粧しています。気付いた事なのですが、白くなった比叡山は通常よりもものすごく近く感じます。
今週からQVCのオンエアも入って忙しくなります。私の周りではインフルエンザになる人が増えていますが、クロワール茶を飲んでいる会社の人間はいたって元気です。その事実を見た友人は、皆クロワールを飲むようになっています。
「事実は一番の宣伝である」by柏﨑
皆様お元気でお過ごしでしょうか。私としては、クロワール茶でのうがいもおすすめします。
 
最近、わが子の点滴液に腐ったスポーツドリンクを入れて、実子を殺害しようとした母親が逮捕されましたが、あれは腐ったものだから問題があったので、「スポーツドリンクなんか点滴した」という報道はちょっとおかしいと思っている柏﨑でございます。スポーツドリンクはまさに点滴液ですので。
しかしながら、我が子を手にかけるという親の気持ちは全く理解できないことです。子供は親を選べないのです。
 
さて、今週の参院本会議で、総額2兆円の定額給付金を盛り込んだ2008年第二次補正予算と関連法案が連立与党の賛成多数で可決されました。与党の自民党からは離党をした渡部喜美議員と、松浪健太議員がこの法案決定に対し、退席による反対の意思表示をしました。しっかりとした意志を示したこの両議院を私は評価したいと思うし、特に今後の渡部喜美議員にはとても期待しています。自民、公明の連立与党は問題外ですが、民主党にもなんだかなぁという感じがある今、渡部さんのあの迫力はオバマさんのような「Change」という雰囲気があると思うのは少し買いかぶりでしょうか。
 
それと、いっこうに収まらない派遣問題でありますが、この頃こういった報道を観る度に、その番組自体が白々しく感じる事が多いのです。例えば、みのもんたであるとか、古館伊知郎とか、小倉知昭とか、いわゆる社会派ニュースキャスターが、派遣社員などの弱者よりの発言をする時、彼らはいったい、年間いくらの収入を得ているのだろうか・・・と考えると、何かちょっと白々しさを感じてしまいます。推測の域をでませんが、多分年間何億という出演料を受け取り、元派遣社員よりはるかに高い、恵まれた立場から、自らが日常お世話になっている資本主義という今のシステムを批判しているのです。それは好きな事を言っている評論家やテレビ局の社員にも同じことが言えるのではないでしょうか。
それにTV番組に出るゲストの絵などを売って、恵まれない国に学校を建てるというチャリティーにしても、このご時勢に芸能人の作品というだけで何百万円の値段が付いてしまうことに、私は何か空々しさを感じてしまうのです。彼らのギャラの1/100でもいいから、そういう恵まれない人の為の基金をしてもいいんじゃないか・・。学校を作ることは素晴らしいと思いますけれど、まず自国の恵まれない人々を救いましょう。と、こういった番組を観ながら考えている人も多いと思います。政治番組とか報道番組がこの頃、娯楽番組のようになっています。
 
しんどい立場の人達の苦しさを、有り余るお金持ちで恵まれた方々が、上から目線でどんな素晴らしい言葉を述べても、ただただ虚しく、心には響きません。

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