週刊柏﨑 第467回_外国旅行の際の入国審査について
すっかり、言って寒くなってきました。気がついてみたら、布団が夏用のものから一気に冬用に変わりました。
前にも書きましたが、私の部屋は家の中で一番北側に位置していて、夏でもひんやりするぐらいでありますので、冬は寒さもひとしおであります。しかも、家がある左京区の国際会議場は京都市の北部にあり、常に気温が街中に比べ2~3度低いのです。紅葉にはまだ少し早いですが、山の木々は多少は色づいてきているようです。テレビのニュースでは、早くもスケートリンクの開業の話題になってたりと、本当に一年が過ぎるのは、あっという間でありますな。
先日、週刊誌を眺めていたら、興味深い記事が、でておりました。歯周病に罹っている方は、40歳以上で約80パーセント、実に5千万人を超えるといわれています。この歯周病の原因と言われているのが歯垢の付着であります。その歯垢沈着でなんと、女性13.1歳、男性8.6歳の寿命が短くなっているということです。まさに「人類皆、歯が命」であるということです。クロワール歯磨きジェルで徹底的に歯垢を除去しましょうね。
皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
株式取引が世界的に減少しているということです。
なんでも、今は7年ぶりの低水準というのです。まあ、世界中どこでも、景気の先行きが不透明であることは間違いないことであるし、特に日本に関しては、経済だけではなく、原発問題や地震などの自然災害のリスク、中国、韓国と領土問題と、投資家が強気になれる材料がほとんど無いといってもいいほどであります。
私も以前は証券界におりましたので、株の世界に関しては、詳しい方であると多少自負もあるわけですが、現在、全く相場は触っていませんが、それでも昔の値段からみれば、「エッ」と驚く位になった銘柄があるのも事実です。株価に惚れて業績を考えず株を買うことは賢明とはいえないかもしれませんが、それでも証券業界にはこういう諺があります。
「人のゆく道に裏あり花の山」 要するに相場は人と逆のことをすることが、一番儲かるよということであります。私がお薦めするのは、PBRが一倍を大きく割っている有名企業です。PBRというのは企業が持っている全ての資産を発行株数で割ったもの、即ちPBR1.0でチャラ、もし0.5とかなったら株価は実体の半分の評価しかされていないということです。それと、株式は一年に一回会社が儲かっていれば配当を株主に出します。その配当金の株価に対する利回りが4~6パーセントと、預金利回りからみればとんでもない高利息の株式も妙味があるでしょう。こんな銘柄が現在ごろごろしているのも事実であって、私個人としては、今はとっても良い時期であると考えています。ただし、相場に絶対ということはありませんので。
さて、海外に行って、一番「ああ、ここは外国なんだ。」と緊張する場所が入国検査であります。この透明なついたての中にいる係官、男女を問わず、まず全くといっていいほど、愛想がありません。パスポートと入国審査カードをこの係官に渡すとニコリともせず、下からパスポートの写真と私達の顔を見比べます。その時、思わずニコッと微笑んでしまうのですけれど、毎回その後ちょっと卑屈になってしまった感じがするのです。最後はパスポートにガンガンとスタンプを押して、返してくれて入国検査所を通り抜けることが出来るのですが、あれには慣れはありませんな、毎回緊張します。それに、この入国審査はどんなに混んでいようと全然お構いなしで、スピードをアップするようなこともありません。これは世界各国共通であって何処に行こうと入国審査ではイライラさせられることが多いと思います。
まあ、聞くところによると、入国審査の係官はわざと怖い顔をして、相手を睨んでいるということです。やましい事があると、人間態度にでるのは、万国共通らしく、そういう水際でも違法入国を未然に防いでいるのです。それでも、もう少し愛想よく出来ないものでしょうかね?
去年、インドに行った時もケニアに行った時も、着いたのが夜中であったのにも関わらず、入国審査では、数時間待たされ、係官には思いっきり睨まれ、両国共良い印象はありません。その点、日本に帰国した際の入国審査はとてもスムーズであるし、係官はどの国よりフレンドリーであると感じるのですが、思い過ごしでしょうか。やはり、日本というのは島国でありますので、陸続きで簡単に海外に行ける他国に比べて、海外に出かけるというのは、とても大きなイベントであるとおもいます。ですから、皆さんこの入国審査が緊張するらしいですよ。
あと、言葉が通じないというのも大きな障害であるでしょう、怖い顔をして係官が質問してくるのが日本語では無いわけでありますから、当然何を言っているか解らないし、それに外国語で答えなければならないのですから、そりゃ、身構えるのも理解できます。
ですから、日本はツアー旅行が主流になるのでしょうな。
昔ホンコンに駐在していた頃、よく行っていたマカオでは、野菜などの買い物に中国に行っていて、みんなが買い物かごを片手に国境である小さな門を往来していました。今は知りませんが、古き良き時代でありました。
日本という国は、基本的に中学、高校、大学と10年近く英語を学ぶわけであります。それは私が子供のころから、この教育システムは変わっていません。海外にでると多分皆痛感すると思うのですが、こと英会話ということに関しては、このシステムは全く役だっていないのではないかと思います。英語が母国語でないインドやケニアは本当に英語を堪能に話す人が多いのです。うちの娘も息子も英語という学問の力はまあまああるかな?と思います。しかしながら、それと英語を話す、聞くというのは別であります。
日本の企業でも社内での公用語が英語なんていう会社もあるくらいです。あれはあれで問題はあると思いますが、英語はとにかく使うことです。多分今流行りのCDを聞く上達法では英会話習得は難しいでしょう。間違いを恐れずに、外人と話すことしか上達はありえません。英語が達者になれば、入国審査もびびらずパスできるようになれるかもしれませんし、一人や少人数で行く海外は多分今まで経験したツアー旅行とは全く違う海外を見る事ができると思います。