週刊柏﨑 第592回_マイナンバー制度について

先週末から日曜にかけて全国的に「うそ」と言う程暖かく、もう完全に春という陽気であったのですが、今週に入り再び冬に逆戻りしたように冷え込んでいます。京都市北部では月、火と雪が舞い散り、気温も5度以下と身体的には堪りませんな、、、体調を崩す人が多いようであります。それに追い打ちをかけるように、京都では風が強いものだから、体感温度は更に低く感じて、外に出るのが本当に億劫になります。

京都市は、南北に長い形をしていて、南と北では温度がかなり違います。伏見から京都駅位を基準にしてみると、京都御所の北側、今出川通り近辺で大体マイナス2度、更にそこからエーエルジャパンがある北山と更にマイナス2度、そして北山から我が家のある国際会館岩倉でマイナス2度と言われています。実際にはそんなに大きな違いは無いと思いますが、まあ、北部は寒いですね。昨日、南部で桜が咲いたようですが、北山近辺は多分今週末位になりそうです。桜が咲くと、北山植物園は一年で一番の人出になります。

 

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

週末、このコラムでも以前触れました大塚家具のお家騒動の決着がとりあえずつきました。父と娘が、大塚家具の運営する経営方針をめぐって対立して、お互いの罷免を求めていた訳であります。娘さんが、過半数以上の株主の信認を取り付け、この争いは娘さんに軍配が上がりました。大塚家具にとってこの争いは、娘さんが勝とうと、父親が勝とうと、ただイメージダウンに繋がっただけであると思います。消費者が果たして何を求めているのか、お互いに冷静に考えてみることが必要ですな。

とりあえずと書いたのは、多分これでこの争いが終わった訳でないことです。お父さん側は今でも、大塚家具の大株主でありますので、当然これからも、何かにつけて経営に口出ししてくるだろし、また来季も株主提案をしてくるでしょう。その時、娘さん側が、結果を出せなかったら(要は、儲けが出せなかったら)今度は父側が大塚家具の経営を握るかもしれません。まあ、どちらにしろ会社が存続していく為にはお客様からの支持が必要な訳でありますので、娘さんには、現社員さんや取引企業の為にも頑張って欲しいですね。

 

来週は4月、もう4月であります。とうとうこの10月で還暦でありますが、変わらず頑張る永遠の厄年、柏崎であります。

4月2日はNアセチルグルコサミンプラスのホットピック、朝7時と昼12時の2回のオンエアーがあります。とってもとってもお得なプライスでのご紹介になります。ハッキリ言って本当に辛い、でもそれだけ素晴らしい原料を使っていますので、是非ともお試し下さい。私としては、日本一のグルコサミンサプリであると思っていますから。多分、このNグルコサミンプラスを飲んで、体感が無ければ他のどんなグルコサミンを飲んでも効かないと思っています。その位、成分的にはこれ以上のものは有りません。

 

ホットピック明けの来週末からは、QVCさんのバースデイイベントであります。エーエルジャパンとしては、特別なブースは予算上出せませんでしたが、入り口で私がご来場の皆さんにサンプルをお配りします。見かけましたらお気軽に声をかけて下さいね。皆さんにお会いするのを楽しみにしています。

 

さて、テレビCMで上戸彩さんが、にこやかに告げている「マイナンバー制度」がこの10月から始まります。これって以前から議論されてはプライバシー侵害だと国民の反対で消える国民背番号制と、どこが違うのって話なんですが、まあ、殆ど同じものであります。

今から半年後の10月に、日本に住む全ての人と日本に登録されている全ての法人に1枚のカードが送られてきます。そこには、皆さんの名前と共に12ケタの番号が記されていまして、皆さんは、10月以降は国のコンピューターにこの番号として登録され、以後、日常生活の様々な場面でこのカードに記された12ケタの番号が必要になります。

 

例えば銀行に新規に口座を開設する場合、マイナイバーを口座開設用紙に書かなくてはならなくなり、皆さんの口座は、幾ら振込みがあったとか、幾らクレジットカードの引き落としがあったとか鏡張りになってしまいます。今迄、持っていた口座も数年後には、強制的にマイナンバー登録をさせられてしまうでしょうな。このことによって将来どうなるかというと、預金口座や証券口座、不動産、などの私達の資産が全て国によって丸裸になってしまいます。私みたいな社長といっても名前だけで所得は全然少ない人にとっては、脱税しようにも金がない訳ありましてマイナンバー制になっても全く関係ないのですけども、資産家やお金持ちは、何せお金の流れを全て補足されるので、そりゃ税務署から相当いかれるでしょうね。

 

生活保護に関しても、生活保護費を振り込む口座や他の口座が明確に補足出来れば、不正取得はかなり減らせると思いますし、公共料金の不払いも口座残高が把握されるのですから、迅速に回収されるでしょう。年金や社会保険などの不払に対しても大きな効果を及ぼすと考えています。

今現在、正直に税金や社会保険料を払っている人がいる反面、所得があるのに税金を払わないのは勿論、生活保護まで貰っている人がいることが大きな問題になっています。このマイナンバー制、確かにプライバシー侵害であると思いますし、問題は無いとはいいません。しかしながら、ちゃんと正直に生きている人よりも、人や国を欺く方が得をするというシステムがあってはいけないと思います。ですから、ある程度の条件はつきますが、全ての人が平等に扱われるこのような制度は仕方ないと考えています。それでも、本来申告制であるべき税金が、税務署からいきなり「あなたは、これだけ税金は納めなさい」と言ってくるのは嫌ですね。

 

但し、法人に対してマイナンバー制を導入するのは、基本的に大賛成であります。現在、法人は、従業員の払う社会保険料に対し、半分を負担しなければなりません。要は、会社として従業員に対して、支払っているものは、給料だけでは無く、保険料の半分を払っています。実はこの負担金がとっても大きいのですね。国としてはこの社会保険料の支払いを私達企業側に義務付けていますが、無い袖は振れないということで、保険料を払っていない企業がかなりあるのです。特に、零細企業にはその比率が多く、従業員が払っているつもりでも、企業が払っていなかったというケースもあり、トラブルも多いのですね。

その中で、儲けているのに保険料を払っていない企業もあり、エーエルのように大変なのに、なんとか保険料を納めている企業側から見ると不公平この上ない、現行では払わなくても罰則は無いに等しいのだから、そりゃ払っている方がバカをみるというこの制度はホントなんとかして欲しいです。国の財政赤字が叫ばれて久しいですが、闇雲に増税したり、社会保険料を上げたりするのは、こういう不公平なところをしっかり是正してからにして欲しいです。正直者がバカをみる、そんな制度が許されていいはずがありません。まあ、スマートフォンのGPS機能で個人の行動が全て補足されている時代なのですから、プライバシー侵害と言ったところで、プライバシーがあると思っているのは、自分達だけなんでしょうね。

 

柏崎

 

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