週刊柏﨑 第420回_幸福度の高いブータン
もの凄く寒くなってきました。今週始め、宝が池競技場から国際会議場に向かう際に通る狐坂に設置されている温度計で初めて10度を切ったと思っていたら、この週末の朝は車のフロントガラスが凍りつく位、寒さが増しています。私の部屋は家の北側にあって、家で一番厳しい環境下であります。なんせ夏場でもヒヤッとするぐらいですので、真冬になると部屋の中が外より寒くて、布団無しで寝てしまったら、凍死するのではないかと思える程です。当然、このところの寒さで暖房が必要だと感じるのですが、やはり節電、部屋では毛布をかぶって寒さを凌いでいます。
今年はマイコプラズマ肺炎が大流行しているようです。なんでも、過去10年間を通して一番の感染率なのだそうです。なんせ、天皇陛下や愛子様までがかかったというのです。マイコプラズマというのは、ウィルスでも細菌でもなく、微生物であります。微熱や咳が長期間に渡って続きます。潜伏期は2~3週間と長いのが特徴であり、放っておいて悪化するとかなり怖い病気です。
それでも、マクロライド系やテトラライクリン系の抗生物質の投与で結構簡単に治療出来たのです。それがなぜここまで問題化しているのかというと、ここのところのマイコプラズマは抗生物質が効かない、いわゆる耐性を持ったものだからであります。今のマイコプラズマ肺炎の86パーセントには従来の抗生物質が全く効かないのです。それでもマイコプラズマに感染しても肺炎まで悪化しないケースの方が多いのです。マイコプラズマ肺炎は、0歳~14歳の感染率が約80パーセントという子供の病気であり、特に小学校低、中学年の発症が多かったのですが、今年はお年寄りの発症も増えている模様です。血液検査によって感染はすぐに解りますので、早めの対処が必要です。それとマイコプラズマは気管や喉といった気道に付着することによって感染しますので、クロワール茶を飲んだり、うがいをすることを特にお薦めします。クロワール茶に豊富に含まれるエピガロカテキンガレートは強い吸着力を持っているので、喉をお茶が通過する際、マイコプラズマだけではなく、風邪のウィルスも取り去ってくれます。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
ブータン国王が奥様と訪日し、その爽やかな風貌と気品に満ちた立ち振る舞いを私達国民がテレビ等で目にすることによって、日本にブータンブームを巻き起こしています。なんでも、このところ旅行会社に寄せられるブータンの問い合わせが300%アップになっているそうであります。ブータンという国はインドの北部山岳部に位置する、人口約70万人という小さな国であります。
この国は世界で唯一GNH国民総幸福度という基準を設けていて、なんと国民の97パーセントが幸福感をもっているのだそうです。現在の混迷を極める世界情勢の中、世俗ではなく、清貧に慎ましく生きるブータンに私達日本国民はある意味あこがれのような感覚を持ったのだと思います。このクロワールアイネオのリピート率と同レベルの高い幸福度、興味を覚えて調べてみると、ブータンはブータンでそれなりの問題点を抱えているのです。ブータンというのはインドに依存して成り立っている国家なのですが、インド同様多民族であり、歴史的に長きに渡ってチベットと争ってきたことから、チベット系のブータン人は今なお迫害を受けているのです。
ですから、この97%という幸福度という数字もチベット系の国民もあわせると相当違ったものになると思います。あの日本でも有名なダライラマ師とワンチェク国王は多分、犬猿の仲であるのです。
それにブータンという国は農業国家なのですが、農業に適した農地が少なく、収入も低いので今の若い世代は農業を放棄する傾向にあるそうです。かといって農業以外にこれといった産業もないのが現状で、若者の失業率は日本同様深刻な問題であります。そこでブータンが注目したのが観光であります。実際ブータンの自然溢れる風景や歴史的建造物見学を目的とした海外からの観光客は増えています。しかしながら観光客を受け入れるための、建設ラッシュのホテルによってブータンの農地や古い建築物が失われているのです。
これらインドや華僑の資本が清貧を本分とするブータンに入ることにより、ブータン国民が世俗にまみれていくというのが皮肉であります。
ちなみに、ブータンに旅行する場合、今のところ気楽な自由旅行は出来ません。常に大手旅行会社を通して国からビザを発行して貰わなければなりません。そしてガイド、ホテル、乗り物等、観光に必要なものは事前に全て申し込まないとなりません。費用は一日US200ドルからということなので、かなりの費用が必要でしょう。世界では珍しい禁煙国家ということなのですが、ネットで観る限りは路地でたむろする若者達が平気でタバコをふかしています。やはりイメージと本当の世界とは別であるのです。
私もそうであるのですが、日本人はお金や物質に依らない幸せというものに憧れに近いものを持っています。それは山奥で晴耕雨読の生活をしたいとかいう出来もしない希望と同じようなものなのです。いくら国民幸福度が高いといっても、ブータンは未だ近代化とは程遠い暮らしをしています。その彼らが様々な文明の便利さを知って、それを手に入れるためにお金が必要だと感じた時、国家はその流れを止められないというのが、今までの歴史であるのです。ワンチェク国王は京都にいらっしゃったのですが、残念ながら大雨が降っていました。暇であった私はご尊顔を拝見に行こうと思ったのですが、くじけてしまいました。国王はオックスフォード大卒のエリートでありますから、国会でのスピーチ等、英語が堪能だと思っていたのですが、ブータンはほとんどの人が英語を使うのだそうです。ケニアといい、インドやブータンと比べると日本は語学では完全に後進国でありますな。
国王が帰国の際、トランジットのシンガポール空港まで、日本のテレビ局が追っかけていったそうでありますが、国王も王女も多分
ドン引きであったと思います。
それにしても、日本には頻繁に色々な国の国王とか王子が来ているのですが、なぜブータン国王がこれ程注目せれたのかはっきり言って謎であります。
今年はマイコプラズマ肺炎が大流行しているようです。なんでも、過去10年間を通して一番の感染率なのだそうです。なんせ、天皇陛下や愛子様までがかかったというのです。マイコプラズマというのは、ウィルスでも細菌でもなく、微生物であります。微熱や咳が長期間に渡って続きます。潜伏期は2~3週間と長いのが特徴であり、放っておいて悪化するとかなり怖い病気です。
それでも、マクロライド系やテトラライクリン系の抗生物質の投与で結構簡単に治療出来たのです。それがなぜここまで問題化しているのかというと、ここのところのマイコプラズマは抗生物質が効かない、いわゆる耐性を持ったものだからであります。今のマイコプラズマ肺炎の86パーセントには従来の抗生物質が全く効かないのです。それでもマイコプラズマに感染しても肺炎まで悪化しないケースの方が多いのです。マイコプラズマ肺炎は、0歳~14歳の感染率が約80パーセントという子供の病気であり、特に小学校低、中学年の発症が多かったのですが、今年はお年寄りの発症も増えている模様です。血液検査によって感染はすぐに解りますので、早めの対処が必要です。それとマイコプラズマは気管や喉といった気道に付着することによって感染しますので、クロワール茶を飲んだり、うがいをすることを特にお薦めします。クロワール茶に豊富に含まれるエピガロカテキンガレートは強い吸着力を持っているので、喉をお茶が通過する際、マイコプラズマだけではなく、風邪のウィルスも取り去ってくれます。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
ブータン国王が奥様と訪日し、その爽やかな風貌と気品に満ちた立ち振る舞いを私達国民がテレビ等で目にすることによって、日本にブータンブームを巻き起こしています。なんでも、このところ旅行会社に寄せられるブータンの問い合わせが300%アップになっているそうであります。ブータンという国はインドの北部山岳部に位置する、人口約70万人という小さな国であります。
この国は世界で唯一GNH国民総幸福度という基準を設けていて、なんと国民の97パーセントが幸福感をもっているのだそうです。現在の混迷を極める世界情勢の中、世俗ではなく、清貧に慎ましく生きるブータンに私達日本国民はある意味あこがれのような感覚を持ったのだと思います。このクロワールアイネオのリピート率と同レベルの高い幸福度、興味を覚えて調べてみると、ブータンはブータンでそれなりの問題点を抱えているのです。ブータンというのはインドに依存して成り立っている国家なのですが、インド同様多民族であり、歴史的に長きに渡ってチベットと争ってきたことから、チベット系のブータン人は今なお迫害を受けているのです。
ですから、この97%という幸福度という数字もチベット系の国民もあわせると相当違ったものになると思います。あの日本でも有名なダライラマ師とワンチェク国王は多分、犬猿の仲であるのです。
それにブータンという国は農業国家なのですが、農業に適した農地が少なく、収入も低いので今の若い世代は農業を放棄する傾向にあるそうです。かといって農業以外にこれといった産業もないのが現状で、若者の失業率は日本同様深刻な問題であります。そこでブータンが注目したのが観光であります。実際ブータンの自然溢れる風景や歴史的建造物見学を目的とした海外からの観光客は増えています。しかしながら観光客を受け入れるための、建設ラッシュのホテルによってブータンの農地や古い建築物が失われているのです。
これらインドや華僑の資本が清貧を本分とするブータンに入ることにより、ブータン国民が世俗にまみれていくというのが皮肉であります。
ちなみに、ブータンに旅行する場合、今のところ気楽な自由旅行は出来ません。常に大手旅行会社を通して国からビザを発行して貰わなければなりません。そしてガイド、ホテル、乗り物等、観光に必要なものは事前に全て申し込まないとなりません。費用は一日US200ドルからということなので、かなりの費用が必要でしょう。世界では珍しい禁煙国家ということなのですが、ネットで観る限りは路地でたむろする若者達が平気でタバコをふかしています。やはりイメージと本当の世界とは別であるのです。
私もそうであるのですが、日本人はお金や物質に依らない幸せというものに憧れに近いものを持っています。それは山奥で晴耕雨読の生活をしたいとかいう出来もしない希望と同じようなものなのです。いくら国民幸福度が高いといっても、ブータンは未だ近代化とは程遠い暮らしをしています。その彼らが様々な文明の便利さを知って、それを手に入れるためにお金が必要だと感じた時、国家はその流れを止められないというのが、今までの歴史であるのです。ワンチェク国王は京都にいらっしゃったのですが、残念ながら大雨が降っていました。暇であった私はご尊顔を拝見に行こうと思ったのですが、くじけてしまいました。国王はオックスフォード大卒のエリートでありますから、国会でのスピーチ等、英語が堪能だと思っていたのですが、ブータンはほとんどの人が英語を使うのだそうです。ケニアといい、インドやブータンと比べると日本は語学では完全に後進国でありますな。
国王が帰国の際、トランジットのシンガポール空港まで、日本のテレビ局が追っかけていったそうでありますが、国王も王女も多分
ドン引きであったと思います。
それにしても、日本には頻繁に色々な国の国王とか王子が来ているのですが、なぜブータン国王がこれ程注目せれたのかはっきり言って謎であります。