週刊柏﨑 第421回_大阪ダブル選挙
今日から12月、師走に突入であります。本当に色々なことがあった2011年も後1カ月で終わります。今週に入って、先週の寒さが嘘のような温かさであります。京都の秋の観光シーズンの目玉、紅葉、今年は余り綺麗ではないのですが、観光客はかなり京都に
おいで頂いていて、観光名所は大変な人出であります。今の陽気が続けば、あと半月位は充分京都観光は大丈夫だと思いますので、
是非お越しくださるようお待ちしております。
12月はクロワールアイネオがスーパーとなってデビューいたします。瞳のサプリとしては、多分、究極の物であると思います。
お試し頂けたら、違いはわかっていただけると思います。よろしくお願いします。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。私はとても元気であります。
先週にも触れました大阪市長、知事のダブル選挙ですが、やはり予想どおり、市長には橋下徹氏が、知事には松井一郎氏が大差で当選しました。報道では大阪都構想が支持され、地方分権がなんだかんだと解説していましたが、多分大阪の人間はそんな難しいことは考えていないと思います。ようは今の既存政党に対する失望感の裏返し、大阪の人々は口先だけではない、本当の改革を望んだのであり
ます。橋下氏はこれからが、本当の意味で正念場です。期待感が大きいだけに確実な成果を求められるのです。先の選挙で同じ理念で圧勝した名古屋の河村たかし氏と同様です。今回の橋下氏に対する攻撃でも解るように、既得権益側の勢力は改革という変化を嫌い、なんでもありという追い落としをしてきます。古くは長野知事であった田中康夫氏、最近であれば阿久根町長の竹原信一氏が既得権益に挑み、いずれもその厚い壁に跳ね返されているのです。個人的には余り好きではないのですが、橋下氏そして河村氏、頑張って欲しいと正直思っています。特に橋下市長、公務員を首に出来る法律がない以上、公務員改革を余り声だかに叫ぶと泥沼に陥る恐れがあります。あくまで財政再建を御旗に掲げ、その延長で公務員の改革を考えることが必要です。大阪での人気は抜群ですので、常に世論を味方につけた行動を彼は採ると思います。まあ、ある意味、大阪らしい選挙であったというのが正直な感想です。
先日インドに行く際の飛行機の中で「プリンセスミス豊臣」という映画を観て、「こんなことあり得ない」と思ったのですが、この映画で語られる大阪人気質はまさに、橋下氏を圧勝させた力そのものであるのです。吉本興業が北海道の有名菓子の「白い恋人」をパクッて「面白い恋人」という菓子をだして、「白い恋人」のメーカーの石屋製菓から訴えられたそうです。この事件に対し、大阪の人の大半は、石屋製菓をシャレが解らない会社と言っていて、吉本の肩を持つほうが多いのだそうです。私からみれば、「白い恋人」だってグルノーブル冬季オリンピックの映画からパクッた名前なのですからどっちもどっちです。
しかしながら、この良く言えば、おおらかさ、悪く言えば、おおざっぱさが、あの橋下氏のスキャンダルを逆に追い風に変えたのです。橋下氏が北海道で選挙をしていたら、もしかしてこのような結果では無かったかもしれません。ちなみに、QVCさんに出演のためいつも泊っているホテルのおみやげ屋には「千葉の恋人」というお菓子が売っています。
さて、通販生活という雑誌を出している通販大手、カタログハウスという会社があります。元々、地球に優しいとか、自然と共生するなどというこだわりの製品をとり扱っていて、主義主張をしながら商品を販売するといった規模は全く違うものの弊社とかなり同じ考えを持った会社であります。弊社の場合は情報発信といえば、この週一回のコラムと会報誌の中の私のコーナーぐらいであって、このコラムをご覧の心優しい皆さんに、私の考えをほぼ一方的にお伝えしているだけでありますが、その数少ない読者の方からであっても、内容次第で時にお叱り言葉を受けることもあります。 通販生活ともなると、その発行部数といい、読者の数といい桁違いであり、その情報が社会に与える大きさはかなりのものであります。
通販生活は以前より脱原発を唱え、弊社同様、独自に放射線量を測定してより安全な商品を提供することを消費者にアピールしていました。その姿勢は大いに評価できるものであり、私も共感していました。ただこのところの紙面が少々通販という形態から逸脱して、イデオロギーを発信する機関誌的になっていたことに心配しておりました。そして、その最新号でとうとう「脱原発の是非を国民投票で」ということを言い出したのです。こうなると一企業、特に通販会社の発信するテーマでありません。現に通販生活の宣伝を断ってきたメディアが出てきています。こんなリスクを冒してまで脱原発を訴えることには敬意を表しますが、国や関係各省がとてもナーバスになっている今、それらの神経を逆なでするような記事をメーンにすることを私は心配するのです。
橋下氏も当選直後、関西電力の脱原発を訴えていましたが、反対をいうのは誰でも出来る訳でしっかりとした原子力からの代替エネルギーを見据えたプランが必要であります。特に橋下氏のように実際に政策を作成する責任者である立場であれば尚更であるでしょう。原発事故に伴う放射線問題の危険性はとても高いということは、もう常識でありますが、それを企業として過激にアピールしすぎることは決して得策とは言えないと思います。しかしながら、私個人としては通販生活のスタンスは「たいしたものだ」と考えています。弊社がいくら過激な脱原発論を振りかざしても、誰も気づきせんからね。
12月5日、夜中の1時半から、クロワール茶のオンエアーです。ナビは渡辺公海さん、熱烈なクロワールファンですので一緒に頑張ります。
おいで頂いていて、観光名所は大変な人出であります。今の陽気が続けば、あと半月位は充分京都観光は大丈夫だと思いますので、
是非お越しくださるようお待ちしております。
12月はクロワールアイネオがスーパーとなってデビューいたします。瞳のサプリとしては、多分、究極の物であると思います。
お試し頂けたら、違いはわかっていただけると思います。よろしくお願いします。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。私はとても元気であります。
先週にも触れました大阪市長、知事のダブル選挙ですが、やはり予想どおり、市長には橋下徹氏が、知事には松井一郎氏が大差で当選しました。報道では大阪都構想が支持され、地方分権がなんだかんだと解説していましたが、多分大阪の人間はそんな難しいことは考えていないと思います。ようは今の既存政党に対する失望感の裏返し、大阪の人々は口先だけではない、本当の改革を望んだのであり
ます。橋下氏はこれからが、本当の意味で正念場です。期待感が大きいだけに確実な成果を求められるのです。先の選挙で同じ理念で圧勝した名古屋の河村たかし氏と同様です。今回の橋下氏に対する攻撃でも解るように、既得権益側の勢力は改革という変化を嫌い、なんでもありという追い落としをしてきます。古くは長野知事であった田中康夫氏、最近であれば阿久根町長の竹原信一氏が既得権益に挑み、いずれもその厚い壁に跳ね返されているのです。個人的には余り好きではないのですが、橋下氏そして河村氏、頑張って欲しいと正直思っています。特に橋下市長、公務員を首に出来る法律がない以上、公務員改革を余り声だかに叫ぶと泥沼に陥る恐れがあります。あくまで財政再建を御旗に掲げ、その延長で公務員の改革を考えることが必要です。大阪での人気は抜群ですので、常に世論を味方につけた行動を彼は採ると思います。まあ、ある意味、大阪らしい選挙であったというのが正直な感想です。
先日インドに行く際の飛行機の中で「プリンセスミス豊臣」という映画を観て、「こんなことあり得ない」と思ったのですが、この映画で語られる大阪人気質はまさに、橋下氏を圧勝させた力そのものであるのです。吉本興業が北海道の有名菓子の「白い恋人」をパクッて「面白い恋人」という菓子をだして、「白い恋人」のメーカーの石屋製菓から訴えられたそうです。この事件に対し、大阪の人の大半は、石屋製菓をシャレが解らない会社と言っていて、吉本の肩を持つほうが多いのだそうです。私からみれば、「白い恋人」だってグルノーブル冬季オリンピックの映画からパクッた名前なのですからどっちもどっちです。
しかしながら、この良く言えば、おおらかさ、悪く言えば、おおざっぱさが、あの橋下氏のスキャンダルを逆に追い風に変えたのです。橋下氏が北海道で選挙をしていたら、もしかしてこのような結果では無かったかもしれません。ちなみに、QVCさんに出演のためいつも泊っているホテルのおみやげ屋には「千葉の恋人」というお菓子が売っています。
さて、通販生活という雑誌を出している通販大手、カタログハウスという会社があります。元々、地球に優しいとか、自然と共生するなどというこだわりの製品をとり扱っていて、主義主張をしながら商品を販売するといった規模は全く違うものの弊社とかなり同じ考えを持った会社であります。弊社の場合は情報発信といえば、この週一回のコラムと会報誌の中の私のコーナーぐらいであって、このコラムをご覧の心優しい皆さんに、私の考えをほぼ一方的にお伝えしているだけでありますが、その数少ない読者の方からであっても、内容次第で時にお叱り言葉を受けることもあります。 通販生活ともなると、その発行部数といい、読者の数といい桁違いであり、その情報が社会に与える大きさはかなりのものであります。
通販生活は以前より脱原発を唱え、弊社同様、独自に放射線量を測定してより安全な商品を提供することを消費者にアピールしていました。その姿勢は大いに評価できるものであり、私も共感していました。ただこのところの紙面が少々通販という形態から逸脱して、イデオロギーを発信する機関誌的になっていたことに心配しておりました。そして、その最新号でとうとう「脱原発の是非を国民投票で」ということを言い出したのです。こうなると一企業、特に通販会社の発信するテーマでありません。現に通販生活の宣伝を断ってきたメディアが出てきています。こんなリスクを冒してまで脱原発を訴えることには敬意を表しますが、国や関係各省がとてもナーバスになっている今、それらの神経を逆なでするような記事をメーンにすることを私は心配するのです。
橋下氏も当選直後、関西電力の脱原発を訴えていましたが、反対をいうのは誰でも出来る訳でしっかりとした原子力からの代替エネルギーを見据えたプランが必要であります。特に橋下氏のように実際に政策を作成する責任者である立場であれば尚更であるでしょう。原発事故に伴う放射線問題の危険性はとても高いということは、もう常識でありますが、それを企業として過激にアピールしすぎることは決して得策とは言えないと思います。しかしながら、私個人としては通販生活のスタンスは「たいしたものだ」と考えています。弊社がいくら過激な脱原発論を振りかざしても、誰も気づきせんからね。
12月5日、夜中の1時半から、クロワール茶のオンエアーです。ナビは渡辺公海さん、熱烈なクロワールファンですので一緒に頑張ります。